娘は3歳までしか生きられないと、医師から宣言されました。
私と同じように、病の子供のこと、生まれてきたばかりの子供の事で悩まれている方、辛くて、悲しい方が、ご覧になられているのではないかと思います。
かくいう私も、インターネットの検索で情報を得たり、仲間を得たりしています。
子育ては未知の世界で、子供が病気なら、尚更迷うことや、悩むことが多々あります。
そんな状況だからこそ、潜在意識を活用して、お母さんの気持ちを良い方向へ整えていけたらと思います。
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てたらうれしいと願っています。
潜在意識の事など知らない頭の中がお花畑の妊婦でした…
娘は、きちんと臨月に入ってから誕生しました。妊婦検診の際のエコーなどでも太鼓判を推されるような、そんな順調な妊娠生活だったのを覚えています。
上に息子が一人おりますので、その子の行事に参加したりできるようにと、他のママ友がこぞって「誘発剤」を使い出産する例を見ていました。
そのため、私も「良い事」だと思い、誕生日を決めてその日に入院しました。
家族が立ち会えるし、私もその後の仕事復帰などの予定が立てやすいと思ったからです。
当時は赤ちゃんが無事に生まれてくるのが当たり前だと思っていたのですね。
点滴で薬を体内に入れ、陣痛を発生させていくのですが、聞いていた話とは全く違う、とてもつらいお産となりました。
誕生してきてから子供がおかしい?2人目の子育てってこんなに楽なの?
出産時の低酸素脳症でやはり予後は良くなく、とにかく泣かない赤ちゃんでした。
生命力が低いというか、欲求を全く表さないのです。
不思議ですが、無理やり起こして授乳をしたりしていました。
健康な赤ちゃんは3時間起きに授乳が必要なのに、放っておいたら8時間空いてしまうこともありました。
そのころからです。
子育てに不安を感じ始め、たどり着いた様々な病気や障害児の生活のホームページにくぎ付けになったのは…
知識がどんどん増え、娘が本格的に何かの病気なのではないかと気づいたのは3か月検診の頃でした。
今わかるのは「てんかん」発作はそのころからあったのです。
私は小児科の主治医に「いつまでも首が座らない、よく寝ていておかしい」と訴えました。
ですが、答えは「個人差があるから、そのうち首は座るでしょう。
2人目の育児で慣れたから赤ちゃんがよく眠れるのではないか」と一蹴されてしまいました。
ですが、母親の勘は医学よりもずっと正確でした。
マイナスの意識が病気を呼んでしまったのか?子育てにマイナスの意識を持つのは、こんなに怖いことです
6か月検診の日、育児日記の詳細に首が座らない事、お座りができない事、とにかく赤ちゃんらしい人間らしい感情が見当たらない事すべてを医師に話しました。
その際、最初の診断をした町の小児科医は「個人差、気のせい」で片づけようとしたのです。
もはや何を言っても解決しない、このまま帰るわけにはいかないと思った私は、なかば無理やり診断書を書いてもらい、大学病院への転院をしたのでした。
娘はその後、やはり何かが作用して「てんかんの発作」を起こしていること、栄養を吸収できなくて筋肉が育ちにくいことなどがわかりました。
筋肉の組織を遺伝子の最先端の検査で調べたり、MRIやエコー、血液検査等すべての検査をしてもらったのです。
なんと、一回目の検査で診断された結果は…
娘はこのままでは3歳まで生きる事が難しい病気なのではないかと言われたのです。
子育ては子供を育てることだけではなく親本人も育つとはいうけれど
それからは、人生で一番思い出すことすら憚られるような状態でした。
悲劇のヒロインで、世の中すべてが真っ黒に見えていました。
3歳までに死んでしまう娘を、どうやって笑顔で育てる事ができるでしょうか?
検査の結果がわかって、あと2年と少ししか時間が残されていません。
とにかく、病院に行く、薬を飲ませる、入院治療をする、転院を検討する。
できることはしつつ、インターネットで、とにかくたくさんたくさん同じ病気のお子さんで長生きをしている子のブログや、治療の方法などを手当たり次第に調べ実行しました。
何度も、病気の娘と一緒に、マンションのベランダから飛び降りようとしたことか。
日に日に、私は弱っていっていました。
娘は検査だらけの毎日で、採血の針の跡や、手術痕があり、痛々しいつらい毎日でした。
全然、状態は良くなっていないのに。医学なんて役に立たないと、苛立ちさえ覚えていました。
そんな時!潜在意識が子供を育てる上でとても大事な事だとわかった
改めて探してみましたが、もう出来ることを見つける事はできませんでした…
当時、「お母さんができるのは祈る事、医者でもないし看護師でもないのだから」という潜在意識を活用して育児をしようというようなホームページがありました。
藁にも縋る思いで、隅々まで読みました。
通院や入退院、訓練を通してとにかく3歳よりずっとずっと長生きをする!
ハイハイをして部屋を移動する!
とにかく具体的に頭の中でイメージを固めて、日々子育てをしていきました。
そうしたら、まず、主治医が変わりました。教授から、助教授に変更になり、診察の時間が長くとれることになったことで、相談をしやすい環境になりました。
細かいことから、新しい実験まで、それまで私が調べていた色々な知識などが、自由に試すことができるようになったのです。
また、病名が変わりました。もっとずっと長生きする病名にかわりました。
検査をしていくうちに、別のアプローチを試そうと提案してくださった先生との出会いには、今も感謝の気持ちでいっぱいです。
そのころとっくに3歳はすぎていました。
実は、夢中になって通院し、訓練をしている内に「3歳までしか生きられない」なんていう話を忘れてしまっていたくらいです。
もちろん健康な赤ちゃんよりは、ずっとずっとゆっくりだけど、着実に、成長を重ねているのです。
健康な子の1か月を、娘は1年かけてクリアしていく…そんな感じです。
首もしっかり座り、腰も安定してきてお座りをするようになりました。
食事も、代謝異常かと言われていたのが嘘のように、普通食を食べられるようになってきました。
→潜在意識を活用できるようになったら、人生が思いもよらぬ方向へ変わりました!
潜在意識で子供の成長のイメージを変える事ができてよかった!
今考えるとゾッとするのですが、あの時私の祈りがずっと「3歳までで娘がこの世から去る」「首も座らないで寝たきりのまま」というイメージのままだったら・・・
娘も、私も、今こうしてのんびりと毎日を楽しく子育てしながら、過ごしてはいなかったと思うのです。
もちろん祈るだけではなく、3歳までに死なないと理解したからこそ「治療」を続け、「訓練」に通い、食事に興味を持ってもらえるように一口しか食べられない物でもきちんと料理をし愛情をかけて作れたわけです。
これが、潜在意識を本当に活用したからこそ奇跡を引き寄せた、一つの成功例だと思うのです。
子育てに潜在意識を利用するために覚えてほしいこと
大きくわけて3つあります。
- とにかく未来は明るいものをイメージする
- 今ある現実ではなく、呼び寄せたい状況を強くイメージする
- 言葉に出して言ってみる「娘はハイハイをする!と私は訓練士さんに宣言しました
たった、これだけです。用意するものは何もありません。心の中の言葉と思考を変えるだけです。
潜在意識とはそもそも何でしょうか。
潜在意識とは活動はしているが、自覚されない意識のことをいいます。
今回は子供のために、子育てに活用してほしいのであえてこう言い換えたいと思います。
子供の、今現在の様子ではなく、良くなった未来のことを母親が素直に”信じる心”だと思います。
→『豊かに成功するホ・オポノポノ』感想。イハレアカラ・ヒューレン著・インタビュー河合政実
これからの未来を潜在意識を使って予想してみる!子育てはまだまだ続いています。
今、私は理学療法士さんが「9歳までに歩かなければ、以降歩く事は難しい」と言われている9歳神話に、新記録を立てたいと日々、娘を訓練しています。
母親の私には、潜在意識を活用して、娘がたとえ壁伝いであれ、杖を使っていたとしても「歩いている」というイメージが完成しています。
身長が伸び、体重も増え、母親の私をもうすぐ越えてしまうと思います。
3歳までにこの世を去るなんて”笑い話”になってしまっています。
まとめ
そんなこんなで、娘と死のうとまで考えていた母親の私は、新しい訓練法があると言われれば飛んでいき、説明会に参加したり、勉強したり、実践を繰り返したりしています。
何よりも、娘本人にできるだけ痛い思いをさせないで済むように、主治医であれ、私が検査が必要ないと思えば断ることすらできるようになりました。
それは、娘とのコミュニケーションが、日々の生活できちんと取れて、彼女の健康管理は、私がイメージした通りになっているからです。
ぜひ、母親の私たちの思考、信念を変化させることで子供の病気ですらコントロールしてしまうそんな体験を、潜在意識を活用することであなたも手に入れてください。
全ては思い通りになります。
諦めないで、子育てを笑顔で楽しみましょう。