7つの習慣
著者:スティーブン・R・コヴィー
訳者:ジェームス・J・スキナー
川西 茂
キング・ベアー出版
こんにちは!久家邦彦です。
今日はビジネス本から学ぶ潜在意識トレーニングということでおすすめの本をご紹介いたします。
「7つの習慣」スティーブンコヴィー博士の本です。
「あなたが人生の中心におくもの」とは
7つの習慣の研修を、世界に広げたロイス・クルーガーさんと、ホテルニューオータニでお話をさせてもらったことがあります。
ロイス・クルーガーさんは、故スティーブンR.コヴィー博士とともに売上1,000億円企業であるフランクリン・コヴィー社を築いた
共同創業者であり、世界76カ国に広がる卓越した事業を築く原動力になった名経営者です。
ロイス・クルーガーさんはお話してみると、本当に優しくて、本当に大切なものを大切にされていました。
この写真を観てみると、ロイスクルーガーさんの暖かいお人柄が現れていますよね。
書籍『7つの習慣』には、スティーブン・コヴィー博士とジェームス・スキナーさんが一緒に掲載されています。
ジェームスさんとは、忘れもしない出来事があります、、、
じつは、、、2011年3月12日。
ジェームスさんのセミナーを主催していました。
前日までに、新宿のセミナーに400名を集客していましたが、、、
「・・・」
ところがその前日の2011年3月11日に東日本大震災が起きて、、、
電車がストップしてしまいました(汗
そこで、ジェームスさんとお話したところ、
「申し込んでくれた方がいるのだからセミナーを開催しましょう。」
ということになり、結局、大震災の翌日に80名もの方にご参加いただきました。
しかもその時の講演の内容は、「私たちが人生で遭遇する、まさかの出来事や危機についてどのように対応していくべきか、具体的な事例を交えたもの』になり、今では「伝説の講演会」としてDVDが飛ぶように売れて、売り切れになりました。
ある時、書籍「7つの習慣」で、Sコビー博士が一番伝えたかったことについてジェームスさんにお聞きしたことがあります。
〜〜 ここから 〜〜私:「スティーブン・コビー博士が、一番この本で、言いたいことは何ですか?」
ジェームスさん:それは「人生の中心におくもの」というお話です。
「あなたが人生の中心に置くものは何ですか?」
答えは 「原則」です。
〜〜 ここまで 〜〜
実は「7つの習慣」には副題があって!!
飛躍的な成果を出し続ける人の「7つの習慣」です。
それでは、ものすごく効果の高い生き方をしている人の7つの習慣とは、どんなものがあるのでしょうか?
1.主体的に生きること
第一の習慣は、「主体的に生きること」です。
・自分が影響できることに集中すること。
たとえば、今日の天気が曇だったとして、天気が曇っているからといって、自分の心も曇りになっているようではしょうがありません。
反対に、天気が曇っている時は、落ち着いて本を読むこともできます。
なぜなら、曇っている日は静かで、集中できるので、落ち着いた気持ちになり、普段、氣づいてないことに氣づいたりします。
これって、とても贅沢な時間ですよね。
2.目的をもって始める(ミッション・ステートメントを作る)
第二の習慣は、「目的をもって始めること」です。
・ッション・ステートメントを作って自分の目的を持つこと。
何のためにそれをやるかを明確にすることが大切なのです。
3.重要事項を優先すること
3番目の習慣は、「重要事項を優先すること」です。
効果的に生きている人は、大切で重要なことを大切にしています。
例えば
・「緊急じゃなくても、仕組みを作る」とか、
・「人間関係」や「信頼関係」を大切にするとか
・「健康やエネルギーを優先する」など
そう言った大切なことに集中しています。
じつは、私たちははじめのこの「3つの習慣」
・第1の習慣:主体的に生きる、習慣
・第2の習慣:目的をもって始める、習慣
・第3の習慣:重要事項をを優先する、習慣
を身に付けることで、はじめて自立することができるようになるのです。
じつは、この3つの習慣が身についてない人が、相乗効果をうむために、どんなに他の人と協力しても1+1が1以上の結果になること。
つまり相乗効果を産むことは難しいのです。
ですからこの3つの習慣を先に身につける必要があるのです。
4.理解してから理解される
4つ目の習慣は、「相手を理解してから、理解される」習慣です。
「理解してから、理解される。」
この順番が重要なのです。
私たちは、相手の気持ちや相手を深く理解することで、初めて相手から理解されるようになります。
大切なことなので、もう一度言いますが、、、
私たちは相手の気持ちや相手を深く理解することで、初めて相手から理解されるようになります。
つまり、この順番が大切なのです。
5.「Win Win」か「NoDeal」
そして、5つ目の習慣は。「Win Win」か「NoDeal」です。
お互いどちらも勝つか!
取引しないか!
どちらかしか選択はないのです。
つまり、「Win Win」にならないなら「NoDeal」で取引しないことを選択することが大切になるのです。
6.相乗効果(シナジー)を作り出す!
6番目の習慣は、相乗効果を発揮する習慣です。
会社で仕事をしていて、「上司」と「部下」がそれぞれ意見を出したら、答えはどうなるでしょうか?
普通の会社では、1+1は1以下にしかならないのです。
「・・・」
それは、なぜでしょうか?
多くの会社は、上司の意見になるか、それとも部下の意見がそのまま通るか、どちらかしかないのです。
つまり意見を出したら、答えはどうなるでしょうか?
普通の会社では、1+1は1以下にしかならないのです。
「・・・」
ところが、、、
本当にこの自立した人たちがビジネスをやると、、、
1+1が5にも、10にも、100にもなるようになります。
日本でも昔から
「3人寄れば文殊の知恵」という言葉があります。
相乗効果をうむアイデアが生まれるのです。
世界でもっとも多くの成功者を生み出したと言われるナポレオンヒルはこの「原則」をマスターマインドと定義づけました。
これも、1+1が5にも、10にも、100にもなり、相乗効が生まれるための具体的な原則の一つです。
つまり、同じ目的をもって完全な信頼と調和を持って前進する人たちの同盟には、一人では考えつかなかったようなアイデアや機会が
降りてきます。
7.ノコギリの刃を研ぐ習慣
7つ目の習慣は、のこぎりの刃を研ぐ習慣です。
もしも、切れないノコギリで一生懸命、木を切っている木こりさんがいたとしたら、、、どうなるでしょうか?
→ 効率がものすごく悪いので、すぐに疲れちゃいます。(涙
反対に、ノコギリの刃をよく研いで、切れるノコギリで木を切ったら、、、、
はい。その通りです!
簡単に木を切ることができますし、ものすごく効果的になります!!
ここであらためて、あなたにもう一度、最初の質問をさせてください。
「あなたは、人生の中心に、何をおきますか?」
答えは 「原則」です。
これは、私たち、日本現実化戦略研究所がご提供しているビジネス潜在意識トレーニングでも、一番大切にしていることのひとつです。
たとえば、多くの人は人生の中心に「家族」を置いて人生を送っています。
もちろん家族はとても大切な存在です。
ところが、「家族」を人生の中心においている人が一番苦しむのは、その「家族」を失ったときです。
なかには、「家族」との関係が悪化した時に一番苦しむ人もいます。
「・・・」
家族といえども、私たちは、人を変えることはできません。
もしかしたら、、
・相手は、変わるかもしれないし、、
反対に
・変わらないかもしれない。
のです。
残念なことですが、、、
変わるかもしれないものを人生の中心に置くことは、つねに難しい問題を自ら生み出すことになります。
「・・・」
では何を人生の中心に置けば良いのでしょう?
「宗教?」それとも「お金?」
もちろんそれも、人それぞれです。
「・・・」
ただし、このことを忘れないでください。
私たちが、「人生の中心に置いたもの」を失った時、、、、
私たちは、一番、悲しい思いをして、多くの場合は痛手を被るのです。
スティーブン・コヴィー博士は
「あなたは、人生の中心に、何をおきますか?」
という質問に対して、、、
答えは 「原則です」と言います。
原則とは、言い方を変えると『法則」のことです。
たとえば、
「私たちが、ペンもちあげて、上で、手で離すとそのペンはどうなりますか?」
→「落ちます。」
はい。その通りです
これは「引力の法則」です。
これは誰がやっても、どこの国でやっても、落ちる重力の法則です。
・アメリカのニューヨークでやっても落ちるし、
・中国の上海でやっても落ちる。
・シドニーでやっても、ロンドンでやっても、ケニアでも落ちるのです。
つまり、法則というのは、私たちが信じようが、反対に、信じまいが関係ありません。
必ず、そうなる原則のことです。
ですからこういったいつの時代も変わらない、普遍的な原則(法則)を人生の中心に置いていると、判断や行動がブレにくくなり、人生が、より豊かで効果的になるのです。
スティーブン・コヴィー博士の書籍『7つの習慣』は、普遍的な「原則」を中心に置く生き方を具体的な7つのステップで教えてくれる!いい本です。
ぜひ手に取ってみてください。
まとめ
「価値のある変化はすべて、私たちの中からはじまり、外に広がります。」
ぜひ、この書籍『7つの習慣』の原則を中心におく生き方!
飛躍的に効果を上げる生き方を学んでみてくださいね。!
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