潜在意識を活用すると、子育ての悩みが解消できるのです。
これから子育てをされる方や、子育て真最中の悩んでいる方に、ぜひ潜在意識を活用していただきたいです。
今回は、潜在意識を活用している私の子育て実践エピソード・息子編です。
母親にとって「男の子」は未知の生きものです!?「どうしてこんなことをするの?」「何を考えているの?」と、思われる方も多いのではないでしょうか。
でも、大丈夫です!!
潜在意識を活用すれば、「男の子」を理解し、もっともっと愛しくなることでしょう。
潜在意識を子育てに活用 我が子をイメージする
朝、起きたらまず我が子を思い、今日1日をどうすごして欲しいかを強く具体的にイメージします。
皆さんが想像されるよりずっとずっと、ものすごく小さい事ばかりだとは思いますが…
- 私に起こされなくても、時間になったら目覚まし時計を自分で止めてご機嫌よく起きてくる
- 夏休みの宿題を少しずつ計画的に行う様子
- 部活の大会に備えて元気に練習している様子
たったそれだけです。
実際には、目覚ましの音にも気づかず爆睡している息子を、「おはよう!」と大声で起こしています。 夜更かししていて、朝起きるのが辛くて私に八つ当たりする時もあります。
人間ですからね。
夏休みの宿題は山のように残っていたりします。
ですが、母親の私が息子を信じて決して動じず、彼のゴールイメージを、潜在意識を活用して具体的に映像で考えていると、その映像にピタリとハマる日の方がどんどん増えてきます。
ちょっとした未来がわかる預言者になった気分を味わえますよ。子育てが楽しくなります。
子供からは「お母さん怒らなくなったね」と喜ばれます。
→ジョセフ・マーフィー「世界一かんたんな自己実現法」内容・感想・驚異のイメージング
潜在意識を子育てに活用する事が出来るのがわかったけれど、潜在意識って何?
潜在意識という言葉をどなたも一度は耳にしたことはありませんか?怪しい宗教トーク??などと思われた方もいるかもしれません。
実は潜在意識は誰にでも備わっているものなのです。
潜在意識と無意識は同じものと考えてください。
私たちに潜在意識がなければ、すべての行動を意識して生活しなければなりません。
心臓の動きや呼吸はもちろん、普段考えずに行っている信号が赤だったら止まるという行動、日々の思考や感情の変化、とっさの発言も潜在意識が作用して私たちを動かしているのです。
潜在意識を子育てにも活用できるかもしれないと気づき、実際に活用して効果が出始めたのは、だいぶ時間が経ってからです。
やはり、無意識に自然と頭の中で子供を信じるまでに時間がかかりました。
行きつ戻りつ…母心はユラユラ揺れておりました。
潜在意識を活用実践した子育て方法お伝えします!潜在意識は裏切りません
潜在意識を子育てに活用したい方にも、活用しないでよいと考えている方にも、お伝えしたいことがあります。
『子育てで、何よりも大事なことは、お母さんである私やあなたが、まず子供を信じることに尽きます。』
全ての人間は、実は潜在意識が現実を作っています。
何を言っているのかと驚かれるかもしれませんが、本当のことです。
まずは、自分を信じて、そして育てている子供さんのことを本気で信じてみませんか?
どうして潜在意識が子育てに活用できると気づいたのか
私は、自分が他人に褒められる主婦であり母になりたかったのです。子育ての成功者になりたかったのです。
他人、周りの人、世間に…
今はそんなもの欠片も思いませんが…
ですが、当時は他人と自分を比べてできないことにフォーカスをしてしまい、とても苦しんでいました。
その時期がとても長い期間でしたので、自分が完璧ではないのにも関わらず、我が子にも健康で、完璧であることを期待してしまっていたのかもしれません。
潜在意識を知り、自分で自分の自動成功スイッチを押すようにしたら、言葉が変わってきました。
毎日が楽しくて、キラキラしていて。
子供がいること、主婦であること、夫の妻であることが、とても幸せだと毎日、再確認ができるようになったのです。
そうなると、もはや無意識に、幸せへの階段を駆け上っているようになっています。
潜在意識を子育てに活用するためにまず言葉を変えてみました
息子に「宿題やりなさい!」「お風呂入りなさい」など、命令のような発言をやめました
替わりに
「ありがとう!さすがだわ」と高い位置にある物を取ってきてくれた時など、恥ずかしがらずに感謝を表すようになりました。
宿題をやらないことなどには気持ちを集中せず、出来たことや褒められる点ばかりを探したのです。
とにかく、声に出しました。 「ありがとう!」「すごいね!」「助かる」などです。
潜在意識を子育てに活用するためにまず言葉を変えてみたのです。
潜在意識が作用して子育てが難しくなっていた…恐ろしいお話
ここから先は、私の息子のことではなく、ママ友の相談事例をご紹介していきたいと思います。
皆さまの周りでも、『異性の息子は未知の子育てだ』について、話題に上がるのではないでしょうか?
ある男の子のお話です。
見た目は大きくしっかりしてきた小学4年生の頃からの話です。
“ダラダラとゲームばかりしていて、やるべき事をしないし、いう事はきかないくせに一人では何もできないし、忘れ物も多いしダメな奴だ”
とずっと思いつつ、接していたそうです。
つい手を貸しすぎて、忘れ物をしても『どうせ届けてもらえるから困らない」という認識が、彼にできてしまっていたようです。
持ち物は雑に扱うので、壊す、なくす、お友達にあげちゃう…
とにかく育児本などに書いてあるような手のかかる小学生の男の子に、ママ友はとても悩まされていたようです。
思えば、ママ友は、生まれた時からずっと「男の子はこうだ」と決めつけていた事がたくさんあったのそうです。
小学生男子像を勝手に作り上げていたのだと容易に想像できます。
潜在意識をマイナスのイメージで満たし、無意識に作り上げていた小学生男子に、彼は育っていたのですね。
小学5年生になってからは、担任の先生や、校長先生にまで呼び出しをされるほどの問題児となってしまった。
後から振り返れば「もっと僕を見てほしい」という合図だったのだと思ったそうです。
ですが、当時はそこまでママ友に余裕がなかった。
そこまで気づけなかったのです。
お友達と喧嘩をして怪我をしてきたり、させたり…
父親も「どうして自分の息子なのにこんな悪い事をするのだろう」と理解ができず、日々夫婦で話し合いをしていたそうです。
それにより、じわじわと、「このままでは、将来、彼はニートや暴力をふるったりする粗暴な大人になってしまうのではないか」という恐怖がイメージされていたようです。
その頃のママ友は、ストレスで胃薬が手放せない様子でした。
そんなこんなで彼は育てにくい子として順調に育ち、小学6年生になりました。
中学受験のための勉強がとても忙しくなってきました。
彼の将来の夢や、どんな学校へ行きたいかを聞いているうちに、その話が彼自身の話ではなくて、母親が彼に話したり、伝えてきたことだという事実に気づいたそうです。
衝撃を受け、とても恐ろしい!!と感じたそうです。
何が、衝撃だったからわかりますか?
“ママ友の思い込みや発言や考え方が、息子さんという人間を作っていた”のです。
実は彼は成長がとてもゆっくりとしていて、話し出すのが、遅かった幼少期だったそうです。
幼稚園の年少さんの夏休み明け位までは、ほぼ誰とも会話をせず、
一方的に大人が
- 「次は、ご飯を食べよう、今日のメニューは〇〇です」
- 「これからお絵描きで遊んでね」
- 「トミカは3時までにしてきちんとお片付けをしてね」
- 「麦茶をこぼさないように飲んでね」
とすべて指示をしていたのだそうです。
彼の行動を、ほぼすべてママ友が決めていたのです。
大人のリズムで、母親のやりやすいように…
そのせいで、小学校へ入学してからも、無意識に彼をコントロールしていたので、指示待ちなしでは動けなかったのです。
「4年生になったからそろそろしっかりするだろう」と急に突き放された状況は、まさに補助輪を外された自転車を、練習なくいきなり漕がなくてはならなくなってしまったという状況に追いやられてしまったのです。
練習もしていないのに、皆さんも急に自転車に上手に乗れたわけではありませんよね。
しかも、指示待ちが当たり前だった彼は、クラスメイトと仲良くなろうとして「あいつのランドセルを投げろ」や「女子を追いかけてみろ」など指示を出されると、ついその通りに行動をしてしまうということでした。
お友達もグイグイと命令をするような、そんなタイプの子が多かったそうです。
忘れ物も考えてみたら当たり前です。自分で、何かをしたいと感情を表したり、身の回りを準備をした事がなかったのですから。
そこに気づいてから、とにかく息子さんに対して、興味と愛情をとてもわかりやすく言葉にして伝えたと言っていました。
あえて忘れ物をさせたり、少しずつ自分で考える力をつけるようにも、働きかけをしたと聞きました。
- 「生まれてきてくれてありがとう」
- 「テストでいつも100点を取ろうとがんばっていて偉いね」
- 「知識が増えてきて会話が楽しくなってきたね」「鉛筆がきちんと削れて偉いね」
- 「塾に休まず通うのが偉いね。お弁当には何が入っていたらうれしい?リクエストが欲しいな」
最初は全く響いていないような反応を返していましたが、ある日ポツリと一言。
彼は自分が「何を仕事にしていいかわからない」「何も夢が浮かばない」「本当に行きたい学校は、パパとママが言う所じゃない」と教えてくれたのだそうです。
彼は一人の人格をきちんと確立できたのです。
そして、両親が変わった事で今まで以上に、息子さんからの信頼を得られたのです。
そこからは二人三脚で、たくさんたくさん話し合いをしたり、学校に積極的に見学に行ったとの事です。
その時、気づいたのは、彼がいきなり変わったのではなく、順番としては間違いなく、母親の考え方が変わったから息子が変化してきたと感じたそうです。
言葉もどんどん変わった。何事も選択肢をたくさん与えたり、希望を聞いたりするように働きかけたのだそうです。
「どうせ…」や「やりなさい」などの命令やネガティブな事は一切言わないようにしたなど・・。
そのうち、何も言い出さなくても学校の明日の準備や、学校での生活の報告をしてくれるようになり、情緒が安定してくると、テストの順位や通知表に成果が現れてきたそうです。
潜在意識を子育てに活用できるとママ友にも教えました!!
その頃の私は潜在意識の活用法について、だいぶ慣れてきていたので、ママ友に『毎日毎日、息子さんが、楽しみながら中学生活を楽しんでいる様子を具体的に思い浮かべるようにして欲しい』とアドバイスしました。
実際は、まだ小学校の担任より、注意の電話がかかってきたりはしていたそうですが…
現実を信じず、ひたすら『息子が楽しみながら中学生活をおくる』それが現実だと思い込んでもらったのです。
ママ友は息子の行動が理解できていた後でしたので、『もはや先生方への謝罪なども何も怖くはない』と教えてもらった時に、一緒に手を取り合い、自分の事のように喜びました。
心の底から、息子を信頼しているそんな母親に、ママ友はなれたのです。
実際に、時間が経ってから担任の先生が別の児童からの嘘の聞き取りを一方的に信じて、被せられた濡れ衣を見抜けなかっただけだったとわかった時に、『息子を信じていてよかったと安堵した』と話してくれたのを覚えています。
ママ友とは今でもよく話す機会がありますが、彼女も息子さんもよく笑い、よく話し、よく食べ、いつもニコニコ笑っています。
部活や勉強充実した中学校生活を送っています。
ママ友が、ずっと潜在意識に具体的に思い浮かべた彼が今そこにいます。
まとめ
潜在意識を子育てに活用しようと考えている方は
- 潜在意識は、行動や思考をかえて、プラスにコントロールする必要がある
- 順番は、人を変える前に、自分をとにかく変える必要があるということ
- 思考がプラスになると行動が変わり、結果が変わるということ
- 一緒にいる時間の長い母親の思考や行動は、子供にとても素直に正直に確実に影響を及ぼすということ
- 子供は本来は素直で成長好きで、とてもイキイキとした生活がおくれるので、親はあくまでそのサポートができるうになるということ
- 母親が、まず潜在意識をコントロールして、幸せになる必要があるということ
子育てに悩む全てのお母さんに、潜在意識の活用を実践し、幸せになってほしいです。