今日は『お金のメンタルブロックを外して、豊かになっていく方法』です。
お金のメンタルブロックを外して豊かになるには、セルフイメージを上げることです。
坂田朋子さん、よろしくお願いします。
朋子さんは、普段どのようなことをやっているのですか?
朋子さん:私は25年半ぐらいスピリチュアルカウンセラーとして活動してきました。
ハワイ島でイルカと泳ぐスピリチュアルツアーを16年間行ってきました。
スピリチュアル系の通訳も国内外で行ってきましたが、今はコロナのこともありスピリチュアルライフコーチとしての活動をメインにしています。
『Zoom集客®の学校』に入って、オンラインで売上も上がったのですか?
朋子さん:ありがたいことに30万円弱の商品を3名の方にご成約いただきました。
久家:この短い期間だけで素晴らしいですね。
朋子さん:1人ではなかなか動けなかったので、本当に『Zoom集客®の学校』のおかげです。
何が一番良かったのですか?
朋子さん:一番良かったのは、行動サポートコーチです。
やることはわかっているのに、なかなか勇気が出なくて行動を起こせませんでした。
「いつまでにやりますか?明日やってください」
といった感じで、背中を押していただきました。
その結果、あっという間に翌日から数日の間に2名の方に成約いただきました。
以前は、20万円ぐらいの商品を用意していたのですが、
「20万円って大丈夫かな」
と自信がありませんでした。
しかし『Zoom集客®の学校』で商品パッケージの作り方を学んで、特典を盛りだくさんにして内容をより充実させることで、「30万円でも大丈夫」という自信が生まれました。
それが、良かったと思います。
また、個別相談のトークの仕方もみっちり教えていただき、大変勉強になりました。
それがなかったら、きっとうまくいかなかったと感じます。
久家:おめでとうございます。
一つは行動サポートコーチに期限を言われて、パンと行動したらすぐに2件の売上が上がったということですね。
もう一つはお金のメンタルブロックがあったのですね。
商品が高いと思ったけれど、商品パッケージの作り方で、2倍、3倍の価値があるような商品を作ったら、すんなり伝えられたという感じですか?
朋子さん:本当に自信を持って作りました。
ある方は成約しなかったのですが、「40万円でも安い」と言ってくださいました。
このようなことをよく知っている方だったので、嬉しかったです。
スチュアートゴールドスミスの『マイダス・システム』
久家:朋子さんはセルフイメージを上げるために、スチュアートゴールドスミスの『マイダス・システム』を英語で読まれているのですか?
朋子さん:私はアメリカに住んだことがあり、現地の大学を卒業していますので、通訳もできるぐらい普通に英語が話せます。
実は英語の本はPDFで無料でダウンロードできるものが多いので、ほとんど無料でダウンロードしているのです。
久家:私にとってこの『マイダス・システム』は思い出の本です。
日本でセルフイメージを上げたい人に、この本のやり方を教えていたことがあります。
中に出てくるワークの内容が非常に充実しているのです。
セルフイメージを二つに分けていて、日本語では
- 自尊心レベル
- 能力レベル
と訳されています。
この本は今日本では30万円で売られているのです。
アメリカでは、無料で読めるのですね。
朋子さん:とてもラッキーで、感謝ですね。
久家:この本を人に伝え始めたときに、私の受講生に有名なセミナー講師が多くいました。
そのセミナー講師に教えると、次に彼らが自分の受講生に教えました。
すると、この本は5万円とか、6万円になったのです。
今日見ると30万円になっているので、普通の日本の人はおそらく買えないでしょう。
内容は、非常にわかりやすいセルフイメージを上げる本です。
自己イメージ、つまり自分で自分をどう思っているか、自信をつけていく本です。
→ 「マイダス・システム―奇跡の成功法則 」スチュアート・ ゴールドスミス著 自己イメージを上げるには
朋子さんのお父さんは、どのようなことをやられていたのですか?
朋子さん:父は私が生まれたときはすでに脱サラして、親戚と不動産会社を経営していました。
優しい面と厳しい面、どちらもありました。
とても楽しくて優しかったのですが、中学生のときに流行っていたツッパリのドラマを見ていたら、怒鳴られて外に引きずり出されたこともありました。
父は人の話を聞いてくれないような怖い面もあります。
一時すごく怒鳴られたことがあったので、私はかなり父が苦手で、今でも避けています。
父が怖くて、私は少し鬱っぽくなってしまったのです。
久家:それはつらかったですね。
お母さんはどのようなことやっていたのですか?
朋子さん:母は一緒に不動産会社で仕事をしていました。
母はとても優しくて、無条件の愛の人です。
私がどのような状態でも何も言わずに見守ってくれて、誰に対しても親切で優しく思いやりがある人です。
私は母に似ているところもありますが、頑固と言われるので父に似ているところもあるかもしれません。
母のようになりたいという面が多く、反対に父のようにはなりたくありません。
父の尊敬している部分はもちろんありますが、かなりワンマンです。
今日お聞きになりたいことは、どのようなことでしょうか?
朋子さん:久家先生は、仕事も非常に活躍されていて、時間とお金の自由があります。
私は、本当の自分らしい人生を生きることが、とても大切です。
自分では、世の中に提供できるものが多くあると思うのですが、不完全燃焼しています。
世の中に出て、人ときちんと接していくことに対するブロックがあるのかもしれません。
気がついたら孤立していることがあるのです。
私は本気で人生を変えたいと思っています。
現在のスピリチュアルコーチは天職だと思っているので、これを通してお客様と良い人間関係を作りたいです。
そしてもっと多くの人と繋がって、その人が力をつけていけるような存在になりたいなと思っています。
私は人間関係と仕事とお金のブロックがあったので、それを開放して、もっと自由になりたいと思います。
あとは、人生を楽しみたいです。
ブロックを解放する
久家:よく「ブロックを解放する」と言いますが、私たちが恐れているものを取り除いて消せるようになったらいいと思っています。
私はビジネスで最短で結果を出す方法やスキルを、Zoom集客®でお伝えしているのですが、やはりマインドや考え方は大切だと思っているのです。
スピリチュアルみたいな精神性も、大切だと思っています。
私は世の中には、3通りの人がいると思っています。
- 思考止めてしまう人
- 思考を広げられて伸ばせる人
- 思考を消せる人
今回は、『思考を消せる人』について、話をしていきたいと思います。
自分の内からマイナスのブロックや不安をいつでもクリアリングみたいに消せて浄化もできるようになったら、仕事もお金も時間も自由も人間関係もすべてうまくいくのです。
実は、精神性が一番大切だと思っているのです。
だから、スピリチュアルが大好きなのです。
- 引き寄せの法則
- 想いが原因人生は結果
みたいなことが好きなのですが、それだけだと少し危険だなと思っています。
いいことを思っていたらいいことが起こるかというと、悪いことが起こることがあると思います。
いいことを思っていても、お金がなくなってしまうとか、人から非難されることがあります。
一番いい例は、今起こっている戦争です。
まさか本気で攻めてこないかもしれないと曖昧にしていたら、ロシアが攻めてきて何万人も亡くなっている。
普通ではあり得ません。
私たちが、もしウクライナ人なら非常に怖いし、逃げているかもしれません。
それが悪いとかではなく、命を守るためだからです。
しかし、私たちはまだ日本にいるから非当事者意識で、少し遠くに置いてものを見られます。
非当事者で見ると、怖さが10分の1とかに少なくなります。
しかし当事者にとっては、死ぬほど怖いのです。
私たちは過去に起こったことでも、1回怖い思いをすると、
「また起こるのではないか」
と恐怖症になってしまうのです。
だから同じようなシチュエーションになると、過剰反応して恐怖症が出ます。
たとえば、子どもの頃に机の上から落ちて骨を折って、ものすごく痛かったら、高いところが怖くなるのです。
跳び箱を跳んだときに転がって足の骨を折り、痛くてしょうがなかったら、高いマンションで歩くときも、手すりから離れて壁に沿って歩くような人になるでしょう。
2回骨を折った経験があるような人は、高いところイコール痛みなのです。
脳科学では、連想体系でニューロンが繋がっているという言い方をします。
だから、意識で大丈夫だと思っても、心が反応してしまうのです。
女性で多いパターンは、小さいときに男性に
「お前ふざけるな」
と怒鳴られて、男性恐怖症になる人がいます。
その女性はまったく悪くありません。
怒鳴り方に感情が入ってきたとき、人間は潜在意識に感情が入ると、怖いから恐怖症になるのです。
- 怖かった
- 寂しい思いをした
- 悲しかった
- 不安と恐れを感じた
そのようなときは、繰り返し同じようなシチュエーションになると、感情のスイッチが発動して体が反応してしまうということです。
マイナス言葉とプラス言葉
私自身が不安気質で、筑波大学名誉教授の方から気質を分析する授業を受けました。
なぜ気質分析をしようと思ったかというと、私は自殺を考えている人や薬を飲んでいる人のセッションを25年前ぐらいからやっていたからです。
最初は、そのような人たちを対象にしていたわけではありません。
ホテルマンから独立したあと、私はカウンセリングを無料でやっていました。
- 自分の商品もない
- 学歴もない
- 人脈もない
私には何もなかったから、人の悩みを聞いてまず相手が求めていることを知ろうと思ったのです。
何もなかったから、人の話を素直に聞けました。
何もなかったのが、今思えばよかったのです。
「どのようなことで、悩んでいるのですか?」
と聞くと、1か月に無料でセッションをやる50人ぐらいのうち、5人ぐらいは自殺を考えていたり、薬を飲んでいたりするような人たちだったのです。
私は医者ではないので
「症状が良くなるよ」
とは一切言わないのですが、話を聞いてあげるセッションをやっていました。
もちろん誰も死んだとは、聞いていません。
自殺を考えている人の言葉はプラスかマイナスかというと、必ずマイナスなのです。
- 「自分は駄目だ」
- 「無理だ」
とか、恐れが強いのです。
会社をクビになって、家に帰ると包丁が1本テーブルに置いてあり、
「妻がすべて荷物を持って逃げていた、これは僕に死ねということです。」
「私は今日死にます」
みたいな人がいます。
そのような人は、セッションで話している分には普通なのです。
しかし、一歩間違えて変なことをしてはいけません。
同じ頃、私がいた会社では本を出版する仕事もしていて、出版する人の講演会もやっていました。
たとえば一代で会社を創業して上場し、持ち株の価値で何千億の資産を築いた人です。
だから1日に5人セッションをやるとしたら、4人は悩みの解決で、1人はそのような上場企業のオーナーみたいな人でした。
すると、あるとき気づくのです。
たとえばマイナス言葉の定義は、自分とか周りの人がその言葉を聞いて力を奪う言葉なのです。
プラス言葉の定義は、自分とか周りの人がその言葉を聞いて力を与えられる言葉だとしたときに、自殺を考えている人の言葉はほとんどマイナスばかりなのです。
上場をして、どんどん富も幸せも健康も得ているような人がいます。
そのような人たちの言葉は、プラス言葉しかありません。
マイナス言葉が嫌いで、プラス言葉が大好きなのです。
感情が人生を支配している
富も幸せも健康も得ているような人たちと一緒に仕事をしたり、会いに行ったりしました。
たとえば個人で納税額日本一になった斉藤一人さんという方は、2003年くらいまでに170億円ぐらい納税しています。
利益で340億円ぐらい入って、その後毎年10億円納税していると言っていました。
彼は自分で言っていますが、中学しか出ていません。
当時、私は不安が強く、何か言われるとすぐビクビクしていました。
しかも、営業本部長で忙しく、365日ほとんど休みがありませんでした。
斉藤一人さんや、日本一の個人投資家の竹田和平さんなど、上場企業のオーナーと話していると、その人たちはいつも余裕があるのです。
お金も持っていて、時間の余裕もあるのです。
夏になると
「久家君かき氷食べに行こう」
と車を運転して、虎屋に連れて行ってくれたり、80歳でベンツを運転して寿司屋に連れて行ってくれました。
なぜ、この人たちはニコニコして余裕があるのだろう?
自分は、いつもビクビクして自信がないのに。
すると、あるとき気づくのです。
自分の感情が、人生を支配していることに。
なぜかというと、感情がぶれてしまうと、まともな思考ができなくなるし、いつも逃げて回ることになってしまうのです。
冷静に、見られなくなるのです。
私は集客やセールスの代行業と、他の会社の売上を上げるお手伝いをしています。
他の企業のオーナーさんとか、経営者から頼まれるのです。
だから私は普段は『Zoom集客®の学校』や、ビジネスメンタルの学校をやっていますが、他の人の集客やセールスをしていることも多いのです。
すると、そこには社員がいて、売上を落としてしまうとその人たちをクビにしなければいけません。
だから、数字のある人は真剣で、厳しさもあります。
優しくして、その人たちをクビにしなければいけないのであれば、厳しくしてでもその人たちが収益を上げられる人になってほしい。
だから厳しいことを言うのです。
でも、それで嫌われてしまう場合は、残念ですが仕方がないと思っています。
しかし、昔は悩みました。
「スタッフは一生懸命頑張っている、でもその人をリストラするときに悩みませんか?」
上場企業のオーナーに相談したのです。
人間なので、やはりリストラするのは嫌なのです。
自分がリストラされる方が、案外楽だったりします。
自分ならまた稼げばいいと思います。
上場企業のオーナーに相談すると、
「久家さん悩んでは駄目だよ。」
「久家さんがリストラするときに悪いなと悩んだら、その悩みから連鎖して出てくるアイディアは必ず悩むアイディアしか出てこない。」
と言われました。
「人間の思考は、そのように連想が続いていくんだよ。」
「怖いと連想する人は、怖いことが起こる方向に持っていってしまうのだから。」
私はそのようなものかな、と思い
「どうしたらいいのですか?」
と聞きました。
その人は
「寝なさい。マイナスや不安の思考を消しなさい。」
でも、私は自信がないから不安が強く消せないのです。
ある会社の集客代行をやっているときに、その競合会社の経営者から、
「うちの集客代行もやってください」
と言われました。
しかし、同じ業界の代行をやると、そちらの売上が上がって1位になってしまうので断ったのです。
すると、
「久家さん、うちの集客代行をやってくれなかったら、不本意な手段を取らせていただきます。」
と脅し、恫喝のような電話がかかってきました。
不安気質なので、恥ずかしい話ですが、ご飯を食べても美味しくないぐらい、びびっていました。
桜の花を見ると、黒く見えるのです。
もう、そこから逃げたいぐらい怖かったのです。
人に何か言われたぐらいで、すぐに不安になって、まともに冷静にものが見えていない。
自分は悪いことをしていないのに、そうなるのです。
そのとき気がつきました。
これでは駄目だ。
感情にコントロールされていたら、いずれ感情に自分の人生を支配されて、人生がすべて駄目になってしまう。
今まで営業や集客をやったり、マインドも潜在意識も学んできたけれど、結局自分の人生は感情がコントロールしているのだと、気づいてしまったのです。
だからそのときに、自分の感情をコントロールしようと決めました。
感情の本質を理解して感情の影響を理解したら、活用できるようになるのではないかと。
感情をコントロールする
自殺を考えている人がセッションに来たときに、その感情のコントロールをはじめました。
彼らは普通の人なので、私とセッションをやっているときに、いきなり死んだりはしません。
皆さんそうなのです。
しかし
「FXでレバレッジをかけて損をした。何億も失った、もう駄目です。」
そのような人です。
私と離れているときに、変なことをしてはいけないので、何かあったら電話をもらっていました。
無料でセッションをやると、ありがたいことにお客様が増えました。
セッションをやっている間は、電話に出られません。
だから、セッションをやっている間に変なことをやらないように、輪ゴムを手につけました。
マイナスの感情になったら、パチンと自分で輪ゴムを打って感情をフラットにするのです。
そして
- 大丈夫、大丈夫
- ついている、ついている
など、何かプラスの言葉を言うのです。
自己暗示、アファメーションで
「プラスの言葉を言う習慣をつけましょう」
ということです。
私はこの感情のコントロールを、23年間で7万人以上にやりました。
その中で自殺した人は、一人もいません。
もちろん習慣、パターン認識なので1日では変わりません。
自分の感情は直接コントロールできないのです。
感情はいきなり込み上がってくるので、怖いことなど昔と同じようなことを言われると
「もう駄目だ。」
となるのは普通です。
経験が怖いという思いをさせているだけで、その人は決して悪くありません。
そのようなマイナスパターンを認識して、プラスパターンを認識する必要があるのです。
まず怖い場合はマイナスパターンを認識して、破壊します。
- 怖いな
- 嫌だな
と思ったら、
「大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫」
と4回自分に言う。
この認識と破壊を、自殺を考えている人と一緒にやり始めたのです。
私も脅されてビクビクしていたから、言葉をプラスに変えていったのです。
さらに、それを1回ではなく100日続けました。
プラスのパターンを構築する。
どんなに遅い人でも、100日たつとプラスになっていきます。
たとえば靴を右から履く人は、無意識に右から履きます。
その人がパターンを変えて、左から履くにはどうしたらいいか。
無意識を意識化するわけです。
これは、すべて潜在意識の自己イメージを上げるトレーニングなのです。
たとえば、いつも無意識で右の靴から履いていた場合、左の靴にシールを付ける。
そうすると、無意識を意識化できて、左から履くようになります。
それを何日続けると、左から履けるようになるか、早い人は21日です。
ただ自殺を考えている人の感情をコントロールするトレーニングでは、早い人に合わせては駄目です。
習慣が変わる一番遅い人に、合わせないといけません。
だから100日なのです。
100日あると、人間の習慣はほとんど変わっていきます。
「それを人に教えてごらん」
と、ずっと伝えてきたのです。
感情コントロールの3ステップ
まとめると、ステップ1でまず自分の感情をコントロールすると決めることです。
私は感情が自分の人生を支配していることに気づきました。
人間はパターンを無意識でやっているので、感情を認識しなければやがてその感情に人生を支配されます。
感情の本質と影響を理解すれば活用できるのです。
パターン認識は力という言葉があると思うのですが、簡単に言うと習慣のことです。
100のうち95は習慣ですから、無意識でやっています。
自分がマイナスな言葉を言うときは、マイナスの感情になっているのです。
そのようなとき、私は
「大丈夫、大丈夫、大丈夫。」
と言います。
指を鳴らしてそれをパターンにします。
マイナスパターンを認識して、プラスのパターンに転換する言葉を言うのです。
すると3番目で、プラスのパターンができて、マイナスパターンが破壊できます。
- 1番目はやると決める
- 2番目は言葉でマイナスパターンを認識する
次にパターンを変えるわけです。
パターンをプラスのパターンに変えて、それを100日続けてプラスのパターンを構築し、習慣にして最後は人に教えることで強化されるのです。
「こうやったら自分は良くなりました。」
そう教えることが、一番整理されます。
私は上場企業のオーナーや斉藤一人さん、竹田和平さんのような人に会いに行ったり、一緒に仕事をさせてもらいました。
すると、本当のことがわかるのです。
厳しいところも、もちろん見ます。
しかし一緒に仕事をやると、彼らがなぜ
- 富と幸せと健康と強運を手にして
- 自分よりも時間のゆとりがあって
- 好きなときに好きなことができるのか
気づいてしまうのです。
上辺で見ているのと一緒に仕事をやるのとは、まったく違います。
どのようなことに注意してやっているのか、わかってくるのです。
朋子さんは、お父さんのことが苦手だと仰っていました。
子どもの頃ツッパリのテレビを見ていたら、外に出されて、怖かったと。
そのとき感じた感情は
- 怒り
- 悲しさ
- 寂しさ
- 不安
この中でどの感情が一番強かったですか?
朋子さん:怒りですね。
久家:今までの人生で最悪の怒りを感じたときをマイナス100だとして、何%ぐらいの怒りを感じましたか?
朋子さん:中学生の頃なのであまり覚えていないのですが、多分80%ぐらい感じたのではないでしょうか。
- 「なぜ、外に引っ張り出されなければいけないのか。」
- 「おもしろいから、見ているだけなのに」
と思いました。
久家:本当はお父さんにどのようにして欲しかったのですか?
朋子さん:本当は、
- 「面白そうだね。」
と一緒に楽しんでもらいたかったのです。
父は私がツッパリになることを、心配していたと思います。
- 「こんなテレビを見ているけれど、ツッパリにならないようにね」
そのような感じで言ってくれればいいのに、引っ張り出さなくてもいいのにと思いました。
父が心配していたことは、母から聞きました。
いとこがひどい不良になっていたので、あのようなテレビを見たら、私もツッパリになるのではないかと心配していたみたいです。
久家:なるほど、お父さんは心配だったのですね。
朋子さんは、本当はお父さんとの関係をどうしたかったのですか?
朋子さん:お互いの話をちゃんと聞いて、理解し合える関係だと良かったです。
当事者意識と非当事者意識
久家:私たちは無意識に二つのものの見方をしています。
一つが、当事者意識です。
当事者として人に怒られたり、外に引っ張り出されたりしたら怖いですよね。
先ほどのウクライナの話と同じです。
しかし少し遠くの出来事であれば、もう一つの非当事者意識で客観的に冷静に見られるのです。
客観的に出来事を見ていく例として、朋子さんと私が映画を見るとします。
スクリーンに女性が出てきました。
まったく知らない人です。
天真爛漫で愛があって優しくて、優秀な女性です。
しかし、中学生の頃ツッパリのテレビを見ていたら、いきなりお父さんが外に引っ張り出して怒っています。
その女性は、なぜお父さんが怒るのかわかりません。
本当は一緒に見て、
「楽しそうだね」
と言ってくれればよかったのに、と思うのです。
あとでお母さんから、
「いとこが不良だったので、あなたにはツッパリになってほしくなかった」
と聞きました。
女性はそのとき怖かったので、お父さんは怖いのだという関係になっているのです。
客観的に映画のスクリーンで観た朋子さんから、その女性はどう見えますか?
朋子さん:客観的に見ると、父親が娘のことを気にしなければ、放っておくと思います。
でも、やはり娘のことを思ってああいう行動に出てしまった。
その父親は、娘との接し方を知らなかったと思います。
だから、力を使って、娘をねじ伏せようとしてしまったのでしょう。
関わり方やコミュニケーションの方法がわかっていないけれど、愛があったのかなと思います。
久家:そうですね。
おっしゃっている通り、女の子に何の罪もないわけです。
たまたま相手が恐れていることに、触れただけです。
父親は愛する自分の娘に期待していたから、幸せになってほしいから恐れていたのです。
このように期待しているから、逆に腹が立つことがあります。
私は元々調理師のホテルマンで、料理を作るのが好きです。
アボカドが好きで、みじん切りにして、ドレッシングなどをかけて食べたりします。
あるとき八百屋へ行くと、アボカドを売っていました。
普通1個100円か200円ぐらいなのですが、3個で100円でした。
アボカドを買おうと、
「おじさんこれちょうだい」
と言って、たまたま1万円札しかなかったので1万円出したのです。
すると、
「兄ちゃん駄目だよ」
「お釣りないよ」
と怒られたのです。
私は怒らなくていいのではないか、と思いました。
そのことを会社に帰って後輩に話すと、
「久家さんが悪いです」
と言うのです。
私は
「俺は悪くない。お客だよ。1万円を出してなぜ怒られるの?」
と言いました。
すると驚いたのは、後輩は
「八百屋の親父に、礼儀正しい接客してもらうなんて、期待していません」
期待しているから、腹が立つのだと言うのです。
期待は、一次感情です。
自分の尊敬する先生とか親には、こういう人間であってほしい、と期待してしまいます。
でもその期待を裏切られることがあります。
ギャップがあると、怒りが出てきたり、寂しさとか悲しさや不安が出てくるのです。
もちろん、神様みたいに完璧にできる人であればいいのですが、私も含めて人間は未完成で欠けているところがいっぱいあると思います。
朋子さんのお父さんを、援護するわけではありません。
イメージが怖くさせている
私は怖い人がいたときに、イメージが自分を怖くさせているのだと、気がついたのです。
たとえば、夜中に墓地を通ると怖いですね。
私の知人は、帰るときに大きな墓地の真ん中を通ると10分ぐらいで家に着きますが、墓地の周りを通ると40分ぐらいかかるそうです。
始めは怖くて通れないから40分かかって帰っていましたが、最近真ん中を通れるようになったと言うのです。
彼は
「軍艦マーチを歌って通ると、怖くないんだよ」
と言いました。
彼は自分を変えたのです。
墓は変わっていません。
同じ暗闇ですが、自分が変わると怖くなくなるというのです 。
その人は、会社員だったとき、上司にいつも怒られていて、その上司の部屋をノックするのが怖かったそうです。
でも、彼はドアを叩けるようになりました。
上司のイメージが大きいと怖いので、イメージを小さくしたのです。
たとえばトランプ大統領やプーチン、習近平とかを手乗りの大きさにしてしまいます。
そして、声を鬼太郎の親父の声にするのです。
すると
「お前クビだよ」
と言われても、怖くありません。
こうやってイメージを1か所変えると、怖いものでも怖くなくなります。
簡単なのです。
私たちが恐れているのは、現実ではありません。
その人の1回だけ怒ったイメージが怖い、そのイメージを変えるのに一番簡単なのは言葉なのです。
なぜかというと言葉は、イメージなのです。
言葉でイメージを変える
たとえばこれから冬になると、北海道は真っ白な雪が積もります。
「真っ赤な顔をしている猿が、温泉で気持ち良さそうに浸かっているところをイメージしないでください。」
と言われても、言葉で言われたらイメージしませんか?
しますよね。
脳科学と言葉は、すべてイメージなのです。
繰り返し繰り返しそれを言われていると、そのような行動をしたくなるのです。
そして、それが信念になると、行動し始めてしまうのです。
たとえば、今日お昼ご飯は何を食べたいですか?
朋子さん:いつも食べているものがあって、オムレツをご飯にのせてカレーのようにして食べます。
久家:たとえば今日そう思ったら、そのようにイメージしてから作って食べるとか、買ってきて食べるわけです。
私たちが町を歩いていても、蕎麦屋があるから入ります。
イメージが先で、行動は後なのです。
イメージしていないと思っても、
「今日焼肉に行くか?」
と言われたら焼肉をイメージしてしまうのです。
繰り返し繰り返し言われていると、嘘でも本当になってしまいます。
この習慣の力というのは、過去の恐怖をすべて消せるのです。
私は脅されて怖かったのですが、それをどうやって消してきたかというと、言葉から消してきたのです。
マイナスパターンを破壊する習慣を作る
ですから、朋子さんがここまで話を聞いて、私ならこうやるというのがあればそれを100日続けてみてほしいのです。
マイナスパターンを破壊する習慣を作ってみてください。
今日の質問は、
- 仕事
- お金
- 時間
- 自由
- 人間関係
そのようなものが、どうしたらすべて手に入るのかという話です。
私の答えは
「自分の心の中のマイナスをすべて消せたら、富も幸せも健康も強運もすべて入ってくる」
ということです。
『切に思うことは、必ずとぐるなり』
という言葉があります。
私は宗教をやっていないのですが、これは本当だと思っているのです。
曹洞宗の開祖道元禅師という方の言葉で、私の座右の銘です。
『切に思うことは必ずとぐるなり。切に思う心深かれば、必ず方便もいでくる様あるべし』
人間が本当にこうなりたい、と思ったら富も幸せも健康も強運も手に入れられます。
朋子さんは絶対できます。
しかし、頭の上でどんなに言っても、腹の底の方で自己イメージが低いと信じられません。
- 「自分にはやはり無理」とか、
- 「あのとき怒られて怖かったから、やはり自分は駄目な人間なのだ」とか、
思ってしまうわけです。
私にも、そのようなことがありました。
しかし、それは簡単に習慣で変えられるのです。
1個だけ書いて欲しいことがあります。
『人間は意志の力よりイメージが圧倒的に強い』
意志の力よりイメージ、つまり想像力の方が圧倒的に強いのです。
想像するイメージというのは難しいかもしれませんが、目を通してイメージすると怖いイメージが湧き上がってしまう。
でも言葉から変えるのです。
私は宗教をやっていませんが、
『最初に言葉ありき。言葉は神と共にあった』
というのは本当です。
言葉から始めると人間の思考習慣は変えていけます。
朋子さんは誠実だし、明るいし、優秀な方です。
お父さんのことも、頭の中ではすべて理解しています。
ただ心の感情が少し引っかかり、パターンが出てきている可能性はあると思います。
そうであれば、言葉でそのパターンを、すべて消してみてほしいのです。
お父さんも本当は愛していて、期待しているから、そうなったのかもしれません。
お父さんと良い関係になってほしいとか、そのようなことを言うつもりはありません。
結局墓地を通るときのように、自分が変わると怖くなくなるのです。
それは習慣から変える。
習慣を変えるのは、言葉からなのです。
なぜかというと、言葉はすべてイメージなのです。
意志の力よりイメージが圧倒的に強いので、習慣化したときに恐怖が心の中から消える。
そうすると何が起こるかというと、今まで豊かにもっと自由に生きたいと思っていたアイディアに気づけるようになります。
プラスのアイディアに気付く
プラスのアイディアです。
今度は、そのアイディアを実行すれば、富も幸せも健康も時間もできるようになるのです。
二つ目。
すべての成功はアイディアから始まります。
ただそのアイディアが出てきたときの感情が一番重要で、マイナスの感情のときに出てきたアイディアは使っては駄目です。
ストップしてください。
プラスの感情のときの、
- 豊かだな
- 幸せだな
- 楽しいな
と思っているときのアイディアを、使ったらいいのです。
怖いなと思ったときのアイディアを使ってしまうと、幸せから離れていってしまいます。
人間はずっとその感情に支配されて、コントロールされるのです。
しかし自分の心をクリアリングして、本当の意味でプラス言葉を言って
- もっと時間を取って豊かに生きたいな
- 旅行に行ってリッツカールトンに泊まりたいな
など、このように出てきたアイディアは、本当にそうなってしまうのです。
本当にやっている人もいます。
朋子さんであれば、まったく問題ありません。
だから、心の底の底の方のブレーキをはずすのです。
それは、一瞬ではなく習慣です。
習慣が一番強い力だと、思っています。
ここまで聞いて、朋子さんがやろうと思ったことは何ですか?
朋子さん:以前リストバンドをつけて、ネガティブなことを言ったら右から左に付け替えることをやっていました。
それをまたやってみようと思います。
父を見るとどうしてもネガティブな感情がでるので、少し良い言葉を使うようにします。
「お父さんありがとう」
とか。
久家:どんどん良くなりますよ。
リストバンドを手につけてプラス言葉にする、という習慣を実行する自信は何%ありますか?
朋子さん:それはかなりあります。
99%ぐらいです。
久家:マイダス・システムの中に、
『自己イメージを上げるには、自分との約束を紙に書いてイメージして実践する』
と出てきます。
自分との約束の中の一つに、
『マイナスの言葉を言ったときはプラスに変える』
と入れておくといいかもしれませんね。
マイナスをすべてプラスに転換していると、10倍、100倍、1,000倍返しできるので、今まで辛かったことが10倍返し、100倍、1,000倍返しですべて降り注いできます。
お父さんのこともそうです。
すべて返ってきますから。
そして自分が良かったことは、もちろん受講生にも教えてあげたらいいと思います。
お金のメンタルブロックを外して、豊かになっていく方法を学べる「日本現実化戦略研究所」の久家邦彦の評判はこちらをご覧ください。
→ 日本現実化戦略研究所 久家邦彦さんの評判は?ネットの評判って実際どうなの?
オンラインビジネスで起業・副業をしたい方はこちらの記事もお勧めです。