『なぜ、あなたの思考は具現化しないのか?(久家邦彦:著)』本の感想【言葉がネガティブな人におすすめ】】

ネガティブで後ろ向き、自分に自信がないそんな子供だった

幼少期に祖母や年配の人に可愛がられて育てられた私は、クラスに一人はいるであろうおデブさんでした。

両親が不妊に悩んで諦めたころにできた子供でしたので、とても甘やかされて育った幼少期でした。

自分が世界の中心だと思っていたのです。なんて勘違い!

当然、学校ではおデブでわがままで生意気な口をきく女子は浮いてしまいます。

父親が興した会社が軌道にのってきた頃、バブル絶頂期だった事もあり、広い一軒家に引っ越しました。

習い事の送迎はベンツ。外食三昧。毎日そんな生活でした。

家の中にずっといたい。そんなわけにもいかず。一歩外にでると、もちろん同級生から先輩からいじめられました。

自分の価値がどれだけちっぽけなものか、家庭から一歩外にでると突きつけられる現実。その辺りから心の奥底には、自信のない自分というものが隠されています。

そして、ご存じの通りバブルははじけました。そうです。自分の居場所だった家庭の居心地も悪くなったのですね。

会社は倒産、家のローンは払えない。視力の悪くなった私にメガネを買うお金もないとメソメソとする母。

お金に対する執着みたいなものが生まれたのはこの頃です。

家庭に居場所のなくなって肩身の狭い父はギャンブル依存に。

何としてでも「お金を稼げるようになる」と決めたのは19歳の頃です。勉強を必死でし、奨学金で短大には入学したものの、そのお金は家族の生活費にいつの間にか使われていました。

短大を半年で辞めて手に職をと働き始めたのです。

長くなってしまいましたが、そんな青春時代でした。

 

なぜ、あなたの思考は具現化しないのか?」の著者の久家邦彦さんの焼き芋屋さん時代のエピソード、ギャンブルのお話、恋人が自分の元を去っていくお話、すうっと理解ができました、それと同時に不思議な親近感がわいてきました。

学歴もない、私の父と同じギャンブラー、情けない男がどうやって成功をしたというの?

そのまま何かが乗り移ったかのようにスルスルと読み進めていきました。

思考を変えようと決意する

読み進めていく内に「マイナスの信念」に左右されている自分を発見できました。

お金が減るのがとにかく怖いのです。大事な友人へのプレゼント、可愛いわが子の服でさえお財布からお札を取り出す時、とってもわかりやすく負の気持ちを抱いていました。

本来、お金はとても便利でありがたいものです。欲しい物を手に入れたり、毎日を楽しんだり、人や社会を豊かにする便利な道具、目的を達成しやすくするたもの有効な手段です。

本文に書いてあるこの一文で私は「はっ!!」としました。

そうですよね。お金は使うためのものであって貯める事が目的であってはいけないしお金に人生をコントロールされている現在って「人生を楽しめてない」そう気づきました。

そこから真剣に読んでは、手を止め頭の中でイメージをしてみました。

「お金を使う事は悪くない」

「例え減っても、すぐに同じだけ稼げるから大丈夫」…

根拠はない自信が湧いてきました。

気づいたら、新しい仕事の面接の日を迎えていました。

自分を信じて履歴書を記入すると、なぜだかスラスラと自分をアプローチできるのです。

それだけの価値がある人間だと思い込む事ができるようになりました。

いや、価値がある人間なのです。

太っていた自分が嫌いだったので、収入アップは絶対だと確信し、エステの「マイナス10㎏コース」に普通にサインをした自分。

もうここから痩せる確信も同時に湧いてきました。

嫌いだな、嫌だなーな自分を変えれば好きになれますね。自分の見た目の自信も復活しました。

“性格を変える事はできる”

たった20万円が私を変えてくれました。お金ってすごい。

買ってしまったら、あとは払うだけ。仕事をしたら、お金は稼げます。

ちょっと無理をしてでも、買う決意ができた自分をほめてほめまくりました。

今は鏡に向かって「今日も可愛いね!」と声を出して自分に言ってます。かなり効きます。

写真に写る自分が、自分でも悪くない!「ニコッ」としてしまいますもの。

「エディプス効果」は、「言葉」がプラス影響を及ぼす場合も、マイナス影響を及ぼす場合もあります。私たちは「イメージしてから、行動をする」生き物です。言い換えると、「イメージが先!行動があと!」ということ。

実験してみて、本当によかったです。家族にも大好評ですよ。自分がきれいでいる事で夫が飲みに行かず、早く帰宅してくれて子供と遊んでくれて、浮いたお金で一緒に乾杯してますからね!

現在、何度も読み返しながら「ありがとう」をたくさん声に出して言っています。

本当に良い言葉だなぁと書いてても口にしても思います。

自分が言ってもうれしくて、もちろん言われた相手もとてもうれしそう。

100日間しっかり続けていく内に、無意識に口から出ているようになると確信しています。皆さんもぜひ試してみてください。

「自動成功装置」が働き始めた!

「言葉」が変わる→「感情」が変わる→「思考」が変わる→「行動」が変わる→「結果」が変わる→「人生」が変わる

私の自動成功装置は、今、行動の面でとてもわかりやすく変化しています。

これから結果が変わり、人生が変わるともうすでにイメージが完成しています。

今はまだ時折現れるネガティブな自分、まだ私には足りないものがあるようです。

私の課題は「人を助け、人の喜びに集中する」というところ。

自分は完成に近づいたら、悩んでいる人、自分を見失っている人に教えてあげたい事がたくさん湧いてきました。

本の後半には「幸せを感じない成功は、成功じゃない」と書かれています。

私の周りには不幸のどん底で、生活保護を受けながら障がい児を育て介護をし、腰を痛めたりしている人がたくさんいるのです。

自分が変わると、その友人の「私の人生なんて…」「子供と一緒に死んでしまいたい」というちょっとした言葉を変化させていきたいと願うようになるのです。
だって、「言葉」が変わったら、ネガティブな「感情」は変わるのですものね。
私が出会ったすべての人たちに私と同じ、いやそれ以上の「幸せ」を手に入れてほしい。

お金も後からついてくる!とも、今なら言えます。

現在の生活がとてもつらくて、逃げ出したいと思っている人、つい口に出てしまう言葉がネガティブなものである人にこそ、この本をぜひとも読んでほしいと、強く、強く思います。

 

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