インド人がゾウを調教する際、子供のゾウを鎖に繋いで逃げられない経験をさせます。
インドの宝石の都にあるアンベール城で、インドゾウのタクシーに乗りました。
インドゾウが、どうして人間の言うことを聞くかという話です。
自分の中のメンタルブロック
すでに大人の像であれば、自分を縛るそんな細い木などものともせず、自由に動き回ることができるはずです。
でも、その像は決して繋がれた鎖の範囲から出ないといいます。
人間も同じように、自分で限界を決めてしまってそこから出ようとしないことがあります。
これを「エレファントシンドローム」と言います。
子供の頃、鎖から逃げれないとに調教されてしまったゾウでも。もちろん大人になれば、かなりの力があります。
動物の中で一番力があるのは、ゾウだと言われています。
子供ゾウの頃、逃げられない経験を1週間すると、大人ゾウになっても同じ足に釘を打ってしまうと、前に1歩も進めなくなります。
なぜ進めないかというと、自分の限界を自分で作っているわけですね。
エレファント・シンドロームといいます。
なぜゾウは逃げられないかという話ですが、「自分はもう逃げられない」との心理学用語でいう内制止、医学用語で言う「内で行動を静止する力」があります。
「メンタルブロック」という人もいます。
マイナスの信念が、行動を支配する
実際に、ゾウは5年後に逃げますか?
10年後に逃げますか?ということです。
5年後逃げると思いますか?
奴隷のままです。
10年後逃げないと思いますか。
10年後も奴隷のままです。
30年後も奴隷のままです。
では、このゾウの最大の問題は何だと思いますか?
一生、奴隷の人生嬉しいですか?
このゾウの最大の問題はなんだと思いますか?
逃げなくなったゾウ。
このままだと、生涯奴隷です。
例えば、営業やビジネスであれば、私はずっと10万円しか、30万円しか、年収300万円、400万円しか収入が得られないと思っていますと、一生その考えの奴隷です。
本人は気付いていないだけで、自分の思い込みです。
ある思考、マイナスの信念が、行動を支配してしまっています。
それで、毎月100万円、年収1000万円の収入が得られないというわけです。
自分のゴールをイメージし行動する
なぜ、奴隷になってしまっていますか?
ずっと、そのまま行きますか?
そこから抜け出したくは、ありませんか?
本当に自分のゴールをイメージして、そのプロセスを実現したいですか。
まずこのゾウが逃げなくなった、最大の原因は何でしょうか?
本当は力があるのに、逃げる力があるのに、自由に生きていける力があっても、「自分には出来ない」という、ゾウの場合は条件反射かもしれないですし、ゾウに意識やメンタルがあるのかないのかは、分からないですが、本当は逃げる力があるのに、逃げられる力があることに、気づいていないことが問題です。
なぜなら無意識、潜在意識だからです。
人間の場合に置き換えますと、年収300万円や、100万円、「私には収益が得られない、ゼロ」と思っている人は、心理学者が書いた絵によれば、緑の細い山の頂点の赤い部分が意識している部分、「顕在意識」緑の部分が「無意識・潜在意識」になります。
100の内95まで無意識で、行動しています。
意識しているのは5%以下です。
判断行動するのに、無意識が95%以上ということです。
気がつかないうちに、エレファント・シンドロームに陥っていないか、よく考えてみましょう。
この『95%の無意識』と、『5%の顕在意識』について、詳しく知りたいという方は、こちらの記事をご覧下さい。