こんにちは!
この記事をご覧になっているあなたは、潜在意識や顕在意識についてもっと知りたい!
と思い、検索した結果ここにたどり着いたかと思います。
では、どんなことを知りたいとお思いでしょうか?
潜在意識とは何か?
顕在意識とは何か?
どんな時に役に立つのか?
そういったことをお知りになりたいでしょうか?
どんなことを知りたいのかを、明確にしてから、この記事をお読みくださいね。
同じ「意識」という言葉が付くのに、どう違うのか?お分かりいただけるかと思います。
潜在意識と顕在意識とはどういったものでしょうか?
潜在意識とは?
潜在意識とは、無意識と同義語です。
あなたが毎日生活している中で、潜在意識(無意識)が影響しているものは数多くあります。
例えば、あなたは呼吸する時に意識して、吸ったり吐いたりしていますか?
深呼吸をする時などは意識をするかも知れませんが、いつも意識しているわけではありません。
もし、意識しないと呼吸できないのであれば、寝れなくなってしまいますね。
他に、潜在意識、無意識が関わっているのは、このようなものです。
- 生命維持(呼吸や心臓を動かす等)
- 条件反射(ボールが飛んで来たら避ける、目を閉じる等)
- 口ぐせ
- 習慣(靴を履くときに右足から履く等)
他にも、思考パターンや感情のコントロールにも関わってくるものが、潜在意識です。
「顕在意識」の読み方は?
「潜在意識」については何となくご理解いただけたでしょうか?
ではこの記事の題になっておりますが、「顕在意識」についてはいかがでしょうか?
そもそも「顕在意識」の読み方はどう読むのでしょうか?
あまり見たことのない漢字かも知れないですね。
「顕在意識」は「ケンザイイシキ」と読みます。
「顕在」というのは、
『(はっきりと認められるように)かたちに現れて、あること。』
という意味です。
つまり、顕在意識というのは、
『ハッキリと形になって、自覚されている意識』
ということです。
顕在意識とは?
顕在意識とは、表面に出ている意識、あなたが意識できる、言葉に出来る意識のことです。
これでは意味が分かりにくいですね。
言葉に出来るというのは、論理的な思考、判断などのことです。
例えば、「今日は6時に起きるぞ!」と思い、その時間に起きるなどです。
他にも、習慣を変える際も、最初は顕在意識を使い、意識的に行動を変えます。
今までは「無意識に右手で持っていたものを左手で持つ」という習慣に変えようと思ったら、まずは「左手で持つぞ!」と顕在意識を使う必要があります。
「左手で持つ」という意識を持たなければ、あなたは右手で持ってしまうでしょう。
ですが、毎日繰り返し「左手で持つ」を行うことで、潜在意識に新しい習慣として刷り込まれます。
潜在意識に刷り込まれることで、無意識のうちに行動できるようになるのです。
一説では、顕在意識と潜在意識の力関係は1対80000と言われています。
つまり、顕在意識に比べて潜在意識の力の方が圧倒的に強いのです。
そのため、どんなに意思を強く持っても、顕在意識の強さでは潜在意識の力に敵いません。
習慣を潜在意識にまで浸透させないと、すぐに元の習慣に戻ってしまうのです。
→潜在意識に心から望む願望を刷り込み続けていても叶わないのは、タイムラグがあるからです!
潜在意識に刷り込まれているものを認識しないと、顕在意識にも影響が現れます。
潜在意識には、今までのたくさんの経験や、周りの環境等から受けた影響等が膨大な数の情報として保管されています。
この潜在意識はあなたの生活に多くの影響を及ぼします。
あなたの潜在意識に刷り込まれている情報が、あなたの行動や思考、考え方等に影響を及ぼします。
たとえば、気が強くて声が大きい人から過去にいじめられた経験があったとします。
その時に、あなたの潜在意識に「気が強くて声が大きい人=自分をいじめる人→苦手・怖い」という図式が刷り込まれてしまうことがあります。
「気が強くて声が大きい人=自分をいじめる人→苦手・怖い」という図式が潜在意識に刷り込まれている時に、目の前に現れた人が同じように「気が強くて声が大きい人」だった場合、その人があなたをいじめたわけでもないのに、苦手・怖いと思ってしまう…というものです。
もしかしたら、実際に話をすることで、苦手意識や怖いという感情が払拭されるかもしれません。
しかし、そのまま「苦手・怖い」という意識を持ったまま接した時、恐らくあなたの行動や言葉の中に、そのまま「苦手・怖い」という雰囲気が出てしまうでしょう。
それは、潜在意識では「苦手・怖い」と思っているため、顕在意識で「大丈夫」と思っていても、潜在意識にある「苦手・怖い」というものが勝ってしまうからです。
先ほどお伝えしたように、潜在意識の方が圧倒的に力が強いので、「苦手」が「大丈夫」よりも強くなるということです。
そして、あなたが「苦手・怖い」と思っている相手も同じように感じ、あなたに対して良い感情を抱かないかもしれません。
相手があなたに対して「苦手・怖い」という意識を持ってしまうことも考えられます。
このように、場合によっては人間関係がこじれる原因になることもあるのです。
かつて私は、気が強い、活発で目立つグループの人たちにいじめられた経験があります。
そのため私は、同じようなタイプの人が苦手で、ついつい相手に対して怯えていました。
当時、職場の先輩が同じようなタイプの人で、初対面の時に、つい怯えた表情をしてしまったようなのです。
その際「人の顔を見て怯えないでくれる?」と、少々きつい口調で言われ、更に恐怖感が募り、その先輩との関係がぎくしゃくしたことがありました。
結局、退職するまでその先輩との関係は、改善されることはありませんでした。
なぜ、私がそのような態度になってしまったのか、その原因が分かったのは、そこからかなりの月日が経った後のことでした。
その先輩と初めて会った時のように、意識しないで怯えた表情をしてしまったということが人間関係に影響を与えてしまったのです。
このことに気づいていれば、もっと違う人生を歩んでいたかもしれないですね。
これほど、あなたの無意識はあなたの行動に影響を与える可能性があるのです。
→あなたの潜在意識にあるものが変わる時に、人間関係も変わります
→ホオポノポノを使った潜在意識の書き換え期間中、最終段階で現れる好転反応を、不安に感じているあなたへ
潜在意識を変えるためには
あなたの顕在意識を思うように動かすためには、潜在意識から変える必要があります。
先ほどの事例から、あなたの思考や行動を変えるためには、あなたの顕在意識を使って、無理に変えるのではなく、潜在意識に刷り込まれている思考や行動の習慣から変える必要があります。
潜在意識に刷り込まれている思考や行動の習慣は、刷り込まれ続けた時間が長ければ長いほど、変えることは難しいです。
しかし、新しい習慣としてあなたの潜在意識にしっかり刷り込むことで、元に戻りにくくなります。
なぜなら、あなたの習慣のパターンを認識することで、あなた自身をうまくコントロールすることができるようになるからです。
新しい習慣を定着させる手順は以下の通りです。
- マイナスの習慣のパターンを認識する
- マイナスの習慣のパターンを破壊する
- プラスの習慣のパターンを構築する
- プラスの習慣のパターンを強化する
顕在意識のレベルで思考や行動の習慣だけ変えても、潜在意識にある習慣が変わっていない場合、元に戻ってしまいます。
そのため、潜在意識のレベルで習慣を変えていく必要があるのです。
では、どうやって変えるのかというと、
まずあなたの言葉の習慣を変えてみましょう。
恐らく、知らず知らずのうちにマイナスの言葉(自分から力を奪う言葉)を発しているはずです。
先ほどお伝えしたように、まずはパターンを認識するのが、ステップの1番目です。
そのため、まず自分がマイナスの言葉を発していないか確認してみましょう。
そして、マイナスの言葉を発していると気が付いたら、自分に合図を送ってください。
例)指を鳴らす、手首に輪ゴムをはめてパチンとする
マイナスの言葉を発していることを認識できたら、すぐその場でプラスの言葉(自分に力を与える言葉)に変換してください。
例)「大丈夫」「ありがとう」
繰り返し行うことで、次第にマイナスの言葉を発しなくなり、そのうちに思考も変わっていることに気が付きます。
そして、このパターンを強化するには、同じように悩んでいる人にこの方法を伝え、あなたも一緒に実践し続けることです。
なぜなら、学習定着率は人に教えることによって、より上がるからです。
そして、一番定着する方法は、人に教えながらあなたも実践し続けることなのです。
→感情をコントロールする方法【「言葉のパターン」で潜在意識に働きかける】
→単なるスピリチュアルじゃない!シンクロは、潜在意識にある願望・願いが叶う前兆です!
→今度こそダイエットを成功させたいのですが、潜在意識を使えばできますか?
潜在意識にある感情を整理してみましょう。
もし、今もあなたがなぜ、今毎日しているような思考や行動をしてしまうのかがわからない場合は、以下の方法であなたの潜在意識にある感情を整理してみましょう。
あなたが何か、うまくいかないと思うようなことに、よくぶつかるということであれば、あなたの潜在意識の中に「どうせできない」「自分には無理」というものが入っているかもしれませんね。
【感情の整理法】
- 今、あなたが感じている課題や悩み、フラストレーションは何でしょうか?
- その感じている課題や悩み、フラストレーションについて感じる一番強い「感情」は次のうちどれでしょうか?
不安・怒り・寂しさ・悲しさ - その「感情」を数値化してみてください。マイナスの感情のレベルはいくつでしょうか?
「-100:最悪のレベル」「-50:強く感じる」「0:感じない」 - 本当はどうして欲しいでしょうか?どうあって欲しいでしょうか?
- あなた自身は、本当はどうしたいでしょうか?どうありたいでしょうか?
- 今、あなたと全く同じような状況にある人が、あなたの目の前にいるとイメージしてください。
- あなたの目の前にいる人は、あなたと同じような状況にあり、同じ悩みを抱えています。
- その姿を見て、あなたはどのように感じましたか?目の前にいる人にアドバイスしてみてください。
- あなたの課題や悩み、フラストレーションを解決するための、最初の一歩(ベビーステップ)は何ですか?
- その最初の一歩(ベビーステップ)を実行する自信は何%ありますか?
(もし、実行する自信が80%以下の場合は、更に最初の一歩(ベビーステップ)を細分化して、実行する自信を80%以上になるようにして、実行すると決めてください。 - 最初に挙げた、あなたの課題や悩み、フラストレーションに対して感じていたマイナスの感情は何%になりましたか?
- もし、「-30以下」にならない場合は、あなたの課題や悩み、フラストレーションを細分化して、他にも最初の一歩(ベビーステップ)を考えてください。
あなたの感情が整理され、潜在意識から変わっていくと、顕在意識に出る行動も変化していきます。
→『なぜ、あなたの思考は具現化しないのか?(久家邦彦:著)』本の感想【言葉がネガティブな人におすすめ】】
→スピリチュアル?イライラする人の原因は、潜在意識があるものでいっぱいだからです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
潜在意識と顕在意識の違いや、ふたつの意識の力関係、活用の仕方が分かったかと思います。
無理やり顕在意識で行動を変えようとしても、潜在意識に強く習慣として刷り込まれている場合、修正が難しいということがご理解いただけたかと思います。
問題は、あなたの外ではなく、あなたの中…つまり、潜在意識に刷り込まれた思考のパターンにあるのです。
この記事を最後までお読みになったあなたであれば、マイナスのパターンを認識し、破壊、そして新しいプラスのパターンを構築・強化することで、変えていくことができるでしょう!
かつては、気が強い・活発な人に怯えていた私ですが、今では、いつでもどこでもニコニコ接することができるようになりました。
それは、上記で紹介したワークを実践し、自分の潜在意識のパターンを変えていったからです。
自分の潜在意識をうまく活用し、マイナスのパターンから抜け出したいのであれば、是非実践してみてください。
あなたが、毎日笑顔で楽しい人生を生きられるようになることを、心から応援しております!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
→『世界が一瞬で変わる潜在意識の使い方』石山喜章著 感想 潜在意識の活用法