こんにちは!この記事をご覧になっているあなたは、恐らく会社の上司との人間関係でストレスを溜めている状態ではないでしょうか?
今回は、上司との関係でストレスを抱えていた人が、潜在意識トレーニングでうまく潜在意識を活用できるようになったら、心身ともに元気を取り戻した実例を紹介させていただきます。
今回の実例に登場するのは、40歳前半・男性の会社員です。彼は、以前の職場でパワハラに遭い、現在の職場に転職しました。現在の職場は、仕事内容や人間関係も良好なのですが、彼はこんな悩みを抱えていました。
特に何かされたわけでもないのに、上司にビクビクオドオドしてしまいます…
彼はある時、上司に仕事について「このやり方は間違っているよ。調べ直してみて」と指摘を受けました。
そのあと、彼はショックを受けひどく落ちこみ…食欲もなくなってしまいました。
様子がおかしい彼に話を聞いたところ、過去にあったパワハラの影響で、今でも上司になにか指摘をされると、2~3日落ちこみ食欲をなくしてしまうとのことでした。
その上司は、誤っている個所を指摘しただけなのです。至極真っ当な対応だったにも関わらず、彼は「嫌われてしまった…」と心にダメージを受けてしまったのです。その上司と休憩中には、楽しく会話を交わしており、上司と部下という人間関係には問題がなかったのに。
それなのに、なぜ彼はそこまで落ち込んでしまったのでしょうか?
それは、彼の潜在意識に「上司=自分にパワハラをする」という思い込みが刷り込まれているからです。
過去に潜在意識に刷り込まれたものが、別の職場・別の上司に対しても同じ思考・行動をとらせていたのです!
顕在意識では、今の上司はパワハラをしない人だとわかっているのですが、顕在意識と潜在意識の力関係は、1対80000と言われているくらい、潜在意識の力の方が圧倒的に上なのです。そのため、今でも落ち込んだり食欲をなくしたりと、出来事に対して過剰な反応を起こしているのです。
では、その悩みを解決するにはどうしたらいいのでしょうか?私は、彼に「感謝法」という、潜在意識を活用した改善方法を伝えました。
感謝法で潜在意識が変わる?実際にどうすればいいのでしょうか?
潜在意識にある、過去に刷り込まれた思い込みを書き換えるためには、言葉の習慣を変える必要があります。
言葉に限らず、習慣を変えるには早くても90日はかかります。時間はかかりますが、一度習慣を変えることができれば、前の状態には戻りません。具体的にどのようにすればいいかをご紹介いたします。
【心が軽くなる!感謝法】
「〇〇さん(上司等の名前)ありがとう、ありがとう…」と、「ありがとう」を毎日最低でも100回言う。※多ければ多いほどいいです。1000回でも3000回でも!
今現在、本当に「ありがとう」と思えていない状態でも大丈夫です。繰り返し「ありがとう」と言うことが重要です。一度に言わなくても大丈夫です。隙間時間に小分けにして、毎日続けること。
彼の場合は、最初は1日300回言うようにしていました。通勤途中やトイレ、お風呂の中で言うようにしていました。
「ありがとう」を毎日言うことを続けていると、あることに気付きます。
たとえば、
- 日々あらゆるものに感謝できていない自分に気が付いた
- 自分の潜在意識に刷り込まれた思い込みで、上司に対しておびえていることに気が付いた
- 自分の手柄だと思い、天狗になっている自分に気が付いた
彼の場合は、上司は自分を育てるために指摘していたのに、そのことに感謝できていないことに気が付いたそうです。
実際に、上司に「色々教えていただきありがとうございます。感謝しています」と伝える。
ここまでできるようになった頃には、潜在意識に刷り込まれていた過去の出来事などが「ありがとう」に書き換わっています。
その後、彼がどうなったかというと、ちょっとしたことでひどく落ち込んだり、食欲がなくなることがなくなり、小さなことにも「ありがとう」と言えるようになりました!
そして、上司に対してオドオドビクビクすることがなくなったといいます。
それから、彼は同じように会社の上司との人間関係に悩んでいた後輩にも、同じように「感謝法」を教えたそうです。それほど効果がある!と実感したのでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「ありがとう」という言葉には、過去に潜在意識に刷り込まれた思い込みを浄化す
る力があります。また、日々当たり前だと思っていたことは、実は当たり前ではないということに気付いたのではないでしょうか?
小さなことにも感謝できるようになると、自分を苦しめていた思い込みが消え、「ありがとう」に書き換わります。
日本一の個人投資家と言われた竹田和平さんも、毎日「ありがとう」を1日3000回、1年で100万回唱えていたそうです。ある日、人がぶつかってきたときも思わず「ありがとう」と言ってしまい、そのおかげで相手も「ありがとう」と言い喧嘩にならなかったそうです。
そんな話が信じられないと思っていても「ありがとう」と言われて、悪い気がする人はいないかと思います。「ありがとう」から生まれるものは「ありがとう」なのですから。
自分だけでなく、周りの人も幸せな気持ちになる「ありがとう」の言葉。そして「感謝」の気持ち。あなたの心も軽くなり、毎日笑顔でいられるようになることをお祈りしております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!