ザ・ワーク人生を変える4つの質問・感想「バイロン・ケイティ+スティーブン・ミッチェル」

ザ・ワーク 人生を変える4つの質問

著者 バイロン・ケイティ+スティーブン・ミッチェル

出版社 ダイヤモンド社

バイロン・ケイティさんの書籍ザ・ワーク人生を変える4つの質問の感想文を書きました。

ぜひ参考にしてみてください。

止まっていた思考がどんどん伸び始める状態を意図的に作り出す

私はアンソニーロビンスやマイケルボルダック氏から、潜在意識を学ぶ上で、リミティングビリーフ(信念)という概念を学びました。

バイロン・ケイティさんの本『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』も同様に、潜在意識の中に潜むリミティングビリーフ(信念)の書き換えについてわかりやすくすぐ実践できる形で書かれていると思います。

あなたを止めている考え方や定義、できない理由を見つけてリスト化し、その一つ一つに対して「どうしたらそのできないができるようになるのだろうか?」という質問にどんどん変えて答えを見つけていく方法です。

実行すれば、今までそこで止まっていた思考や行動が、方法に代わり動き出します。いわゆる、そこで止まっていた思考がどんどん伸び始める状態を意図的に作り出す方法です。

リミティングビリーフ(信念)から解き放たれるとても再現性のあるよい方法だと思います。

ビジネスや目標達成においてとても重宝するツールだと思いました。

そして、さらに、私はこのザ・ワークという本の中で次のようなことに気づきました。

信念が行動を止めてしまったり、生き辛さの原因になる

人生には、ビジネスのゴールや目標達成以外に、もっと根の深い問題があり、それは、相手のあることだったり、取り返しのつかないすでに起こってしまった現実だったり、それこそが、多くの人のリミティングビリーフ(信念)なのではないかと。

例えば、「親に認めてもらえないと感じる」とか。問いただそうとしてもすでに親がいない。あの時こうすればよかったという後悔とか。そして、それらの信念が行動を止めてしまったり生き辛さの原因になったりします。

そして、そのリミティングビリーフ(信念)に気が付いていないことこそが問題だと。

気づいていないがゆえに、その信念が、あなたの行動や感情を支配してしまうのです。

このバイロン・ケイティの本ザ・ワーク人生を変える4つの質問の中に、この状況の解決のヒントが書かれていました。

ザ・ワークを読んで一番良かったこと。それは、わたしのなかにさらに、もう一つ重要な質問が増えたということです。

「どうすればできるようになるんだろう」

に加えて

「それは本当ですか?」

という質問です。前提を疑え!です。

前提を疑うことで、まずパラダイムシフトが起こり、徐々に心が救われて行くんです。

ザ・ワークの4つの質問!実際に紙に書いてやってみてみましょう

この本は、1986年以来、世界で何百万人もの人々の心を救ったとてもシンプルな4つの質問の基本書です。

すでに、起こってしまった現実をどう受け入れるか!

実は、私たちの心をかき乱すのは現実に起きていることではなく、起きていることに対する考え(信念)かもしれません。

バイロンケイティさんのこの本の中に、気づいてないを気づく一つの方法がありました。

もしあなたが、何かに違和感があったり、マイナスのことを考えているとき、すかさずこう質問してください。

第一の質問「それは本当か?」(AはBである。その定義は真実か?)そして、何かを感じ取ってください。

次に、私は第4の質問を自分にします。

「もし、その考えがなければ、どうなる?」過去や未来に想像力を働かせて。

その世界はキラキラ輝いていますか?

実際に紙に書いてやってみてください。何かを感じ取ってみて下ください。

では、ザ・ワークの4つの質問をいきなり公開します。

1それは本当ですか?
2その考えが本当であると、絶対言い切れますか?
3そう考えるとき(あなたは)どのように反応しますか?
4その考えがなければ(あなたは)どうなりますか?

この作業は、苦しみの背後にある考えを突き止めることだというとピンと来る人もいるかもしれません。

一つ目の質問「それは本当ですか?」これに答えるだけでも、パラダイムシフトが起こるかもしれません。

この4つの質問さえ覚えればもうこの本を読まなくてもいい、あとはやってみるだけと思っている人がいるかもしれませんが、この本には豊富な事例があり、どのようにプライベートな問題に癒しを与えていったかのプロセスが見えるようになっています。

4つの質問の背景にあるもの

なぜ、このワークは多くの人に癒しをもたらしたのでしょう。

4つの質問の背景にあるもの、実際には次のようなプロセスをとっているようです。

1.自分の考えが現実と戦っていることに気づく

2.自分自身の領域にとどまる

3.自分の考えを理解する

4.自分のストーリーに気づく

5.苦しみの背後にある考えを突き止める

6.問いかけ(探求)

紙に書くか、セッションを受けて、探求しているんです。

これだけでもすごいんですが、実は、わたしがこの本から一番学んだことというのは、「言語化する」ことの大切さです。特にマイナスの考え方を。

マイナスの言葉を発するのはよくない、プラスの言葉だけを言いましょう!

多くの成功者は、もしマイナスの言葉を発する人がいたら、しずかにその場を立ち去ると言います。かかわらないようにすると言います。

ザ・ワークの中で、これが、なぜなのかを説明してくれています。人は、マイナスの言葉を出すと、出した瞬間に、もう次の思考に移っている。どんどん次の思考に移っていくので、探求という作用が働きにくいとのことです。まして、相手がいるとなおさらです。

探求という作用が働かないので、言霊としてマイナス言葉を発するとそれにまつわるものにフォーカスしてしまいより大きなエネルギーを引き寄せてしまいます。が、一見マイナスに見えることも書くことは全く別です。

マイナスのことを紙に書くとどうなるか、
その考えがそこにずっとそこに留まっているので、じっくりと探求することができるということです。紙に書かない場合でもセッションならOKです。

さあ、この書評を読んでこの本の続きを読んでみたくなりましたか?

 

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