「言葉」があなたの人生を決める
出版社: フォレスト出版
苫米地英人著 マーク・シューベルト監修
こんにちは!今回は、名著『アファメーション』ルー・タイス著を優しく解説した、あなたの潜在意識を自分が思うように使えるようになるアファメーションの実践入門書である、アファメーション初心者におすすめの本、『「言葉」があなたの人生を決める』苫米地英人著を紹介させていただきます。
潜在意識を自動成功装置にするアファメーションを手軽に学びたい!そう考えている人におすすめの本です!
ルー・タイス著『アファメーション』は、全世界3300万人の人生を変えたアファメーションについて書かれた名著ですが、厚みがあり、また内容も濃いため、読み終えるまでに時間と情熱と気力が必要です。
そのため、もっと手軽に読める入門書を求められ、日本語版の『アファメーション』の監修を行った苫米地英人さんが優しく解説をしている本が『「言葉」があなたの人生を決める』です。
自分の潜在意識に正しく望む未来を刷り込み、自動成功装置にするための言葉がアファメーションです。
この本をおすすめする理由は、日本語版『アファメーション』の監修に携わった苫米地英人さんが、やさしく解説したアファメーションの入門書であること。
日本人的な感覚にアレンジして紹介しているので、他の翻訳本より読みやすく、感覚的になじみがいいこと。
アファメーションの作り方や、アファメーションを活用して成功した例も紹介させていること。
この本は、『アファメーション』を読むのに挫折した人や、もっと手軽にアファメーションについて学びたいと考えている人におすすめの本です。
『「言葉」があなたの人生を決める』苫米地英人著との出会い
潜在意識や成功哲学などの自己啓発に興味を持ち、学び始めた頃に講師からおすすめされた本のひとつが、ルー・タイス著の『アファメーション』でした。
ところが、いざ本屋へ赴き『アファメーション』を手に取ったものの…まだ自己啓発書に慣れていない私には、ちょっとボリュームがありすぎて、読むのを挫折してしまいました。
そんなときに、『アファメーション』の解説書があると知り、手に取ったのが苫米地英人博士著の『「言葉」があなたの人生を決める』でした。
現在では、文庫版も発売されているので、外出先へも持ち歩くのにちょうどいいのではないでしょうか。
潜在意識のことを学ぶ際に出てくる用語や基本的な知識についても、ひとつひとつ説明されているので、最初に予習として『「言葉」があなたの人生を決める』を熟読してから、『アファメーション』を読むとさらに学びが深くなるかと思います。
「しなければならない」を「しよう」に変えるには、あなたの潜在意識にある思い込みを破壊することが必要です!
この本で紹介されている事例で、一番心に残った話は、ケニア出身の長距離ランナーの話です。
彼は、オリンピック出場を目指していたのですが、レースの最終400メートルでいつも激痛に悩んでいたため、その苦しみの克服のために、『アファメーション』の著者ルー・タイスに相談していました。
彼の痛みの原因は「しなければならない」を基準に考えているからだと気付き、400メートルに差し掛かって、走らなければならないとわかったら、そこで走るのをやめるようにと言ったところ、長距離ランナーは怒り出しました。
そして、何故走らなければならないかを説明しだしました。
・オリンピックで勝てれば牛がもらえること
・牛がもらえれば、お金持ちになれること
・家族が自分をアメリカの大学に送るために、自分たちの生活を犠牲にしてきたこと
・家族のためにも国のためにも金メダルを獲りたいこと
それを聞いたルー・タイスは、走ることは君が選んだことなのだから、黙って走ればいいと。無理に走る必要はないし、レースを走り切る必要もない、いつだって止まることができると言います。
そして、この言葉を引き出します。
「ぼくは、走って勝ちたいんだ」
その言葉を引き出したルー・タイスは「じゃあ、そのことに気持ちを集中しろ。
『したい』『選ぶ』『好む』を忘れずに集中しなさい」と伝えます。
その結果、ケニア初の金メダルを獲ることができたのです。
「しなければならない」という考えは「私は自分の意思に反して、強制的にこれをやらされている」ということです。
敗者のほとんどが、このような考え方になっているというのです。
そのため、「しなければならない」という思い込みを破壊して、「したい」に変えることが重要だと書かれています。
学校の夏休みの宿題も「しなければならない」の思考になっていたため、夏休みギリギリまでやる気が出なく、しぶしぶ残り一週間くらいでやっつけで片づけていたことを思い出します。大好きな科目の課題なら、どんどんやっつけてしまうのに。
夏休みの最初に、計画を立てて早めに終わらせるぞと決めるのに、いつの間にか「しなければならない」に変わってきたからだったのか、と気が付きました。
具体的にどのように「したい」に変えていくのかは、この本に書かれているので、是非読んでみてください。
また、他にも「こういうのあるよね」と自分と照らし合わせて、納得できるような事例がいくつもありますので、潜在意識を活用して、自分の行動を変えたいと考えているのであれば、おすすめします。
→潜在意識に刷り込まれている言葉を変えたら、人生が思い通りに変化していきました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?自分の「しなければならない」の思考を「したい」に変えることが重要だということがわかったかと思います。
そして「しなければならない」を「したい」に変える、あなたの脳、潜在意識にプログラミングする手法がアファメーションです。
この本でアファメーションをどのようにすればいいかを理解できても、実際に実践しないことには、結果は変わりません。
この本をおすすめする人はこのような人です。
・ルー・タイス著の『アファメーション』を読むのを挫折してしまった人
・『アファメーション』は読んだけれども、もっと理解を深めたい人
・アファメーション初心者の人
・自分の思考を「したい」に変えたい人
・本当に自分が望む人生を生きたいと思っている人
この本をおすすめしない人はこのような人です。
・アファメーションで自分の人生が変わると思っていない人
・潜在意識や自己啓発に否定的な人
・学んでも行動しない人
・「自分にはできるわけがない」という思考の人
・頼まれたから嫌々やっているんだと、他人任せの思考の人
なぜなら、この本にも書かれていますが、自分の意思に反して強制的にやらされているという思考のままだと、自分の人生の主導権が自分にない状態だからです。
その状態だと、自分が思う通りの人生を生きられないからです。
今まで、思う通りの人生を生きられなかった、欲しい結果を得ることができなかったということであれば、実際にうまくいっている人から学び、素直に実践することが成功への近道です。
まずは、この本を「読まなければならない」ではなく「読みたい」という思考で手に取り、ひとつひとつ実践してみてはいかがでしょうか?
これからも、潜在意識を活用し、あなたが自分が思う通りの人生を生きられるようになるためにおすすめの本を紹介させていただきます。次回もお楽しみに!