5ステップビジネス潜在意識トレーニングを2週目を始めていきます。
3つの勘違いが引き寄せる思考が現実化しない理由と、現実化させるための正しい活用方法をお話ししていきます 。
前回のステップ1には、本当にたくさんの方にご参加いただきました。
今回はステップ2をやっていきます。
1.潜在意識の勘違い?それは事実か?思い込みか?
前回は自分自身の夢や願望を実現する、悩みを解決するにはまず「マイナスの信念に気付くこと」というお話をしました。
復習ですが、ここでいう信念の定義はある思考が行動を支配した状態です。
例えば「私は結婚できない」という女性がうちのセミナーに来たことがあります。
「なぜですか?」と聞くと、子どものころ白い着物を着ていたら、お母さんに「あんた白豚みたいね」と何気なく言われたらしいんです。
そして自分は結婚できないと思い、すでに40歳近くになったそうです。
いつも友だちに「私は結婚できないかもしれない」と言っていた彼女。
まわりの親友に「そんなこと言ってたら本当に結構できなくなっちゃうよ」と言われ、5ステップビジネス潜在意識トレーニングに参加されたそうです。
そんな彼女に、こう聞いてみました。
「あなたが結婚できないのは子どものころ、お母さんに白豚みたいと言われたからだといいます。
それは事実ですか?思い込みですか?」
彼女は心の中で事実だと思っています。
そこで、セミナーで彼女のまわりにいた30人に、
「彼女は結婚できないと親に言われたそうですが、それは事実だと思いますか?」
と聞いてみました。
皆さん、どうですか?事実だと思いますか?
親が何気なく言った悪気ない一言に、本人はすごく傷つきました。
それは事実だと思いますか? それで結婚できないというのは、思い込みだと思いますか?
答えは、100%思い込みです。
自分は結婚できないという思いが行動を支配しており、結婚できない行動をとっています。
結婚できるチャンスや出会いがあっても出かけていかない…
出会いの機会があっても、いかないんですね。
無意識は、潜在意識と同義語です。
無意識に行動しないことです。
本人が気付けばいいのですが、無意識に本人は気付いていないのです。
最大の問題は自分自身で、行動しないことではないのです。
「自分が結婚できないと思い込んでる」ことに、気付いていないことなんです。
2.自分の思考を現実化する方法
5ステップビジネス潜在意識トレーニングのステップ2は、「自分の意思を宣言すること」です。
あなたの意思を宣言して欲しいです。
だからといって「私は結婚できる!」とやっても意味がありません。
すぐに「やっぱり無理」とひっくり返してしまう一時的な思い込みは、すぐにひっくり返ります。
その理由をお話します。
では、どうしたら自分の意思を確実に宣言して実現できるでしょう?
今から2500年前、ある人がこういいました。
「物事は心にもとづき つくりだされる」
誰が言ったかというと、お釈迦様です。
言葉を話したり、会話をしたり、文字を書いたり、私たちの文明は始まって、まだ約3000年と言われています。
ところが、2500年前にはお釈迦様が「物事は心にもとづき つくりだされる」と言われたのです。
つまり、『あなたが感じていることによって、つくりだされる』ということです。
さらに2000年前、イエス・キリストは、こんなことを言ってます。
「求めよ、さらば与えられん 門を叩け、さらば開かれん」
意味は、『あなたが本気で求めたら、それは与えられる。本気で門を叩けば、開かれる。』ということです。
信じる必要は、ありません。
ただ、お釈迦様も、イエス・キリストも、似たようなことを言ってるような気がしませんか?
私は似ているような気がしました。
3.成功者の原則「思考は現実化する」
有史以来、あらゆる宗教家、哲学者、そして実業界で成功している人たちは、同じ原則、同じ心理について語っています。
例えば、牧師のマーフィー博士は、もっと一般の人が使えるように、こういう言葉を言いました。
「あなたの人生はあなたが心に思い描いた通りになる」
日本の上場企業の創業者100人にアンケートをとったら、9割以上がマーフィー博士の成功法則を愛用していました。
さらに、20世紀最大の心理学者ウィリアム・ジェームズは、
「人間は心構えを変えたら、人生を変えることができる」
と言いました。
同じようなことが、2500年前から繰り返し繰り返し、言われているのです。
そして今から約100年前、自動車王のヘンリー・フォード、石油王のロックフェラー、発明家トーマス・エジソンなど、そういう人たちは、無名時代からどうやって成功していたのでしょう?
どういうときに成功し、どういうときに失敗するのか?
そんなことを調べていたナポレオン・ヒル博士は、「頭を使って豊かになれ(Think and Grow Rich)」を出版しました。
それを日本に広めたオーナーが、その本につけたタイトルが「思考は現実化する」です。
私は彼とずっと一緒に、日本全国講演活動をしていたので、よく分かります。
東北、鹿児島など車で、行きました。
飛行機に乗るのが嫌なんですね。
そんな彼がタイトルをつけました。
彼は一時期、全然お金なかったことがあります。
ところが、この本を日本に広めることで成功しました。
これは、心理学者の描いた絵です。赤が意識している部分、緑の部分が無意識です。
赤が顕在意識、緑の部分が無意識、つまり意識下、無意識ということです。
無意識で行動しているのが93%、意識している行動が3%です。。
潜在意識の活用は、今すごく流行っていると思います。
潜在意識を教えている先生が、すごく増えました。
あなたに聞きたいのですが、今まで自分の夢や願望、目標、そういった望みが10のうち何個叶っていますか?
直感でいいです。 9割以上叶っている人はいますか?
不思議なんですが 、あなたが思い描いた人生が描いた通りになって、成功した偉大な人は同じようなことを繰り返しているんです。
これが原則です。
あなたの思いが原因で人生は結果をつくっている。
不思議なのは、なぜ偉大な結果を残した人たちは思考は現実化するのに、多くの人は潜在意識の活用を学んでたり、知っていても結果が出ないのでしょう?
実際、そういう原則は知っていたほうが知らないよりいいと思います。
引き寄せの法則なども、含めてです。
私自身は学んで実践したことで、人生が大きく変わりました。
もともと20代のころ、焼き芋屋だったお話をさせていただいたと思うんですが、今は75,751人以上の人のセミナーや研修を担当して、皆さんに喜んでもらっています。
たった45日で、コンサルティング245名、新規でやっています。
その45日で32回セミナーをやっています。
1回で30人ほどです。
なぜ、そんなふうに集客も上手くいくのでしょうか?
間違いなくこういう原則に従っているからです。
4.思考が現実化した人はわずか4%
原則とは何かというと、例えばここにボールペンがあります。
このボールペンを私が上に上げて手を離すとどうなりますか? もちろん落ちますよね。 重力の法則です。
100年前、トーマス・エジソンがボールペンを落としたら、もちろん落ちます。
中国で習近平さんが落としても落ちます。
絶対に落ちるのです。 これは、いつの時代に誰がやっても、関係なく落ちます。
信じていようが、いまいが関係なく落ちるのです。
これが、原則。つまりパターンです。
原則は、いつの時代も同じように働いているのです。
それでは、なぜ、成功してる人、偉大な業績を残した人だけは、思考は現実化しているのでしょうか?
なぜ、思考は現実化できない人が、多くいるのでしょうか?
さまざまなセミナー経営者の会で、質問してみました。
9割以上願望が叶ったという人、どのくらいいると思いますか?
答えは4%くらいです。
96%は『望んだことは現実化しないよ』と言います。
ところがうまくいってる人は、まるきり違う原則に従っています。
5.潜在意識の活用は「3つの勘違い」に注意
では、なぜ一部の人だけがうまくいくのでしょう?
このたった1つの質問を23年間してました。
そして7万5千人以上の個別セッションやセミナー研修を担当しています。
今はもっと加速して人数が増えています。
なぜなら、私はズームのセミナー集客法をやっているので、自宅にいながら1日8人、10人とセミナーをやって、お客さんの数はめちゃめちゃ増えています。
そんな中、気付いたことはお客さんの悩みを聞いて、それを解決しています。
役に立つことをやって気付けたんですが、潜在意識を活用するとき、皆さん3つの勘違いをしていることがあります。
つまり、3つの罠に気付いていない人が、98%と言われています。
この勘違いを、1つ気付いている人もいます。
でも、3つに気付いている人は、2%もいないのです。
6.潜在意識勘違い1「意志逆転の法則」
3つの勘違いの1つ目は、「意志逆転の法則」です。
例えば、私自身は前職で、ある社会人教育教材の販売会社におり、営業やマーケティングの役員をしていました。
そこで16年間、1000人以上の社員を面接しました。
私はもともとその会社の代理店だったんで、フルコミッションで営業やっていました。
たまたま運よく売り上げが上がったので、そういう役職を得ました。
すると、面接して入社した営業の社員が、毎月「1000万売ります!」と目標を言うんです。
ところが月末、初心者の人はほとんど50、100万しか売り上げがいかないのです。
中には0の人もいる! おかしくないですか?
だって、お釈迦様は「物事を心によってつくりだされる」と言っています。
「1000万売ります!」と思って口に出したなら、いくはずじゃないですか。
それが50万、100万なんです。
あなたはそういう経験ありませんか?
100万円収入が欲しいといったけど、20万。年収1000万を欲しいのに、300万…
言ってることと、やってること違うとか言いますけど、原則とは違う結果になってませんか?
もちろん、行動しなければ結果は出ません。
前回の話を聞いている人は、ご存知だと思いますが、本来、人間は営業でも、経営者でも、学生さんも、主婦の方も、行動力がない人は、一人もいません。
自信がない人もいないのです。。
たった2つだけのことをすると、行動することです。
人生で価値があるものが明確になって、それを手に入れる方法に気付いた人は、自然に行動します。
問題があっても、問題を問題と思わない。やり遂げてしまうというのが、第一話の話でした。
それでは、意志逆転の法則とは、何が起こっているのか、お伝えしましょう。
頭の中で「今月1000万、売り上げを上げたい!」と思った人がいたとします。
でも頭の中では「やっぱり見込み客いないし、断られたらどうしよう。 忙しくて時間がない。商品がまだ完璧じゃないから売ることはできない。 集客は今何をどうしていいか分からない」と思っています。
心の中ではやりたいことと、逆のことを考えてブレーキを踏んでいます。
多くの人は「意志逆転の法則」に気付いていません。
だから、いつまでたっても変わらないのです。
「月収で1000万上げたい。 でも自分にはどうせ無理だ。 お金もないし、時間もないから何も出きない。」 最大の問題に気付いていません。 人間が意識していることは3%、無意識が97%です。
例えば、あなたが馬にのっています。
あなたがどんなに馬に「右にいけ」といっても、左に馬がいったら左にいきます。
だって馬に乗っているから。命令しても馬に乗っている限り、左にいってしまいます。
多くの人は、自分の潜在意識のパターンに気付いていません。
上手な人は、こちらに引いたら馬はこちらにいくと分かっています。
馬のクセを分かっているから、上手に操れるのです。
この5ステップビジネス潜在意識トレーニングを終えれば、それができるようになります。
あなたが夢や願望を叶えるために、本当に楽しく馬をのりこなせたら…。
つまり、自分の潜在意識に気づき、自動的に成功できるようになったら、嬉しいですよね。
7.潜在意識の勘違い2「代償の法則」
3つの勘違いの2つ目は、「代償の法則」です。
世界の大富豪である鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーという人がいます。
15兆円の資産を築いたといわれていますが、今から100年前ナポレオン・ヒルの成功哲学のもとになった方です。
カーネギーは、自分で築いたカーネギースチールという会社を、15兆円で売却しました。
カーネギーを有名にしたのは財産ではありません。
カーネギーは「カーネギーホール」など、1000カ所以上の寄付をしました。
自分の資産を9割以上を社会に還元して、有名になったんです。
カーネギーは莫大な資産を築きました。
実際に成功した秘訣について、「1つの原則に従った」といってます。
それが「代償の法則」なんです。
多くの潜在意識活用教えている人、潜在意識を活用してる人が、なぜ夢や願望を実現しないかというと、答えは2つ目の「代償の法則」を活用してないからです。
この世の原則です。 例えば、あなたがお風呂に入って、お風呂の水をこちらに引き寄せたら、全部出ていきますよね。
逆に水を向こうに押しやると戻ってきます。
多くの潜在意識の活用法や引き寄せの法則が教えてないのは「代償の法則」です。
この世の中は与えたものが得るものです。
因果応報ですね。
良いことをすれば、良いことが起こる。 悪いことをすれば、悪いことが起きます。
当たり前ですよね。
自分自身に対しても、嫌なことばかりする人と、付き合いたいとあなたは思いますか?
たぶん多くの人は、離れていきます。
逆に本当に自分のことを考えて、質の高いサービスを積極的に提供してくれる人がいたら、そういう人は好きですか?嫌いですか?
多くの人は好きになりますね。 そんなの当たり前じゃんという話です。
アンドリュー・カーネギーとプラスアルファの代償の法則
アンドリュー・カーネギーは、
『自分が成功した最大の理由は、このプラスアルファの代償の法則を活用したからだ。 つまり、相手により質の高いサービスをより大量に、より積極的に無理なく無駄なく提供し続けたからだ。』
と言ってます。
どういうことでしょうか?
アンドリュー・カーネギーは1800年代後半、スコットランドで生まれました。
お父さんは手織物職人でしたが、時代が変わる時期だったので、お父さんの仕事は工業化でなくなってしまいました。
だから、アンドリュー・カーネギーのお父さんやお母さんは、子どもたちの将来を案じて、アメリカのピッツバーグに移住します。
仕事を失って寂しそうに帰っていく父親の光景を忘れられず、「貧乏をうちから必ず追い出して豊かになる」と、アンドリュー・カーネギーは心に誓いました。
アンドリュー・カーネギーは、お金がないので学校には行けず、電信配達の仕事をしました。
100年以上前なので、ツーツートントンの電信です。 それを翻訳したものを配達しました。
他の少年が配る同じ量の電報を、アンドリュー・カーネギーは3倍速く配りました。
なぜ、3倍速く配れたのでしょう?
彼が住む町や配る町の地図を頭に入れて、どんどん配るようにしました。
これがプラスアルファの「代償の法則」です。 同じ仕事を、同じ時にやっても、人よりもプラスアルファで、より質の高いサービスを積極的に提供する人は、認められていきます。
それは、100年前も今も変わりません。
でも、多くの人は他人に嫉妬されたらどうしようとか、足引っ張られたらどうしようと考えます。だから同じような給料なのです。
世の中で成功している人は、「代償の法則」に集中しています。 より質の高いサービスに大変積極的です。
それによって、アンドリュー・カーネギーは、電信配達会社のオーナーから認められていきます。
すると、ある事件が起きます。
先輩が意地悪をして、アンドリュー・カーネギーに、電信を訳してくれなくなったんです。
つまり、彼は配るものがなくなってしまいました。
あなたなら、ほかの人に嫉妬されたり、意地悪されたらどうしますか?
アンドリュー・カーネギーはどうしたでしょう?
多くの人は、批判されるのが怖いから、より質の高いサービスを諦めてしまいます。
でも、それでは人に喜んでもらうことはできません。
つまり、あなたが豊かになっていくのは、難しいですね。
アンドリュー・カーネギーはどうしたかというと、自分でお金を払って、電信の翻訳を学びにいきました。
自分で、電信を訳せるようになったんです。
当時、彼のまわりの電信配達人で、電信を訳せる人は誰もいませんでした。
今回、あなたも貴重な時間を割いて、5ステップビジネス潜在意識トレーニングを学んでいます。
時間をとってお金を払って学び、代償を払っています。
代償を払っている人にしか、得られないものがあるんです。
アンドリュー・カーネギーは、代償を払うことによって電信を訳せ、3倍速く配れる人になりました。
その地域で電信を訳せる10人のうちの1人となったのです。
それを見ていたペンシルバニア鉄道のスコット局長は、「この子はすごい!」「自分で訳して自分で配っている」「君は優秀だからうちにこい!」と引き抜かれました。
アンドリュー・カーネギーは当時まだ10代でしたが、電信配達で認められて普通の成人よりもお金を稼いでいました。
なぜでしょうか?
それは、プラスアルファの「代償の法則」を使っていたからです。
収入的には、このままでも一生豊かに暮らせると思っでいましたが、引き抜きに応じます。
なぜでしょう?
当時、鉄道がどんどん伸びていました。
今の地位にとどまっていたら、このままで終わってしまうと、思ったからです。
成長がとまってしまうのが怖いと思ったアンドリュー・カーネギーは、スコット局長の補佐を勤めます。
すると、ある時、その鉄道会社で大事故が起きます。
汽車が全部ストップしてしまい、立ち往生してしまったのです。
その時、指示を出せるスコット局長は、その場にいませんでした。
アンドリュー・カーネギーは、スコット局長が汽車を動かすのを見ていたので、その事故を解決して、汽車を全て車庫に戻しました。
翌朝、アンドリュー・カーネギーは、スコット局長に辞表を書きます。
自分の権限を越えて、汽車を動かしてしまったからです。
アンドリュー・カーネギーは「私はルール違反をしたので辞めさせていただきます」と言いました。
すると局長はこう言いました。
「君を辞めさせるわけには、いかない」
なぜでしょうか?
「この世で役に立たない人間は2つ。1つは言ったことができない人間。 もう1つは言ったことしかできない人間。 君は普段、仕事をちゃんとやってるだけではなく、それ以上のことを事故が起こった時にみんなを助けた。 だから、プラスアルファの君を辞めさせるわけにいかない」
ということで、彼は逆に昇進したんです。
そのシルバニア鉄道で、アンドリュー・カーネギーは、当時最年少で責任者になりました。
責任者になると、会社でもそうですが、その人の地位によって付き合う人や、入ってくる情報が違います。
その人がいる地位、立場で全く違う情報が、入ってくるようになります。
課長より部長のほうが、部長より役員のほうが、重要な情報が入ります。
もちろん、社長より会社のオーナーの方が、価値ある情報が入ってくる場合が多いです。
なぜかというと、私はその業界で売り上げを上げていた会社の役員をやっていたので、よく分かります。
全然違う人と、付き合うようになります。
アンドリュー・カーネギーに、そこで何が起きたのでしょうか?
なぜ、15兆円もの資産を築くことができたのでしょうか?
なぜだと思いますか?
情報が変わったからです。
付き合う人の波動が変わったからです。
どう変わったかというと、アンドリュー・カーネギーはスコット局長や周りの経営陣と、付き合い始めました。
当時、木造が主流だった時代だったので、橋も木造でした。
それが火事で焼け落ちてしまったのです。
だから鉄を使おうとしていた時代です。
スコット局長から、これから鉄が伸ばしていく上で、鉄橋会社、寝台列車会社がいいぞと聞いたので、彼はそういった会社の株に投資をしました。
今ならインサイダーという法律があるかもしれませんが、当時はそれができたんですね。
アンドリュー・カーネギーはお金がなかったので、自分の家を担保にして、投資をしました。
それで、収益を上げました。
鉄道会社から独立する時には、すでにカーネルスチールという会社で、すでにお客さんがいました。
なぜでしょうか?
付き合う人が変わったからです。
そして、普通の人がやっていることに、ほんのちょっとプラスアルファをやったからです。
より質の高いサービスを積極的に提供するだけで、人間の人生は加速がついて、全然変わってきます。
これが、潜在意識の活用法です。
アメリカでは「give & give」で与え続けるという精神があります。
「give and give and give and share 」という言い方がありますが、与えて与えて与えて分かち合う。
実際に言われてみれば、当たり前のことです。
じゃあ、アンドリュー・カーネギーは、なぜ世界最大のお金持ちになったと思いますか?
理由は2つあります。
1つはプラスアルファに集中したからです。
アンドリュー・カーネギーは鉄鋼会社をやって、アメリカのシェアの50%を持っていました。
なぜ50%のシェアを持っていたのでしょうか? 理由があります。
当時は鋳造した鉄を売っている会社は多くありましたが、アンドリュー・カーネギーはより質の高い鋼鉄、丈夫な鉄を売ったから、彼の会社に注文が殺到しました。
だから、アメリカの半分以上のシェアは、カーネギースチールです。
プラスアルファ。 より質の高いサービスを大変積極的に提供したんです。
これを活用すると人生が変わります。
もう1つの理由は、アンドリュー・カーネギーは会社を15兆円で売却したあと、9割以上社会に還元しました。
2000カ所を超える図書館を寄付しましたが、ルールが厳しかったそうです。
「箱(建物)は寄付するけど、本は自分たちで買いなさい」と言いました。
なぜなら、公共団体に与えすぎると、ダメになるということを知っていたからです。
「代償の法則」を知っていたからです。
2つ目の理由は、お金をあげたあとに、使い道があったということです。
あなたはどうですか?
自分で収入が欲しいと、思っているかもしれません。
- そのために相手が何を求めていますか?
- より質の高いサービスを積極的に差し出していますか?
- そこに集中してやり続けていますか?
- そしてあなたが豊かになったら、何に使うか決めていますか?
世界一の大富豪に共通するのは、大金持ちになる前から、お金の使い道を決めていたということです。
多くの人は100m競走で、100mのゴールを目指します。
でも、タイムを出す人は100mではなく、120mを目指します。
その先を目指すから、タイムが出るのです。
何のためにやるかの方が、重要です。
キングジレットのプラスアルファで、より質の高いサービスを提供する仕組み
替え刃のT字カミソリを、使ったことありますか?
このカミソリを発明したのは、キングジレットです。
キングジレットは、まったく売れない発明家でした。
キングジレットは、このカミソリを発明しても売れずに、お金がありませんでした。
ところが、ある時カーネギーの哲学を学び、プラスアルファをやり始めました。
何をやったと思いますか?
今では、キングジレットは株式の価値の時価総額で、世界10位以内に入っています。
世界一の個人投資家、世界一の事業投資家といったほうがいいですね。
もともとは、貧乏な発明家です
何をやって世界で10位以内に入ったのでしょう?
しれは、プラスアルファです。
より質の高いサービスを、より積極的に提供しました。
具体的には、アメリカの軍隊に替え刃のカミソリを無料で、プレゼントしたんです。
このひげそり、買えなくなったら、どこで買いますか?
そうです。ジレットの商品は、ジレットでしか取り替えられません。
替え刃で収入を得ていたんですね。
これが稼ぐ仕組みでした。
稼ぐ仕組みのことを、ビジネスモデルといいます。
売れる仕組みのことを、マーケティングといいます。
キングジレットは、稼ぐ仕組みを作り、そして売れる仕組みを作りました。
キングジレットは、安全カミソリの発明家といわれていますが、実は彼が成功した理由は、プラスアルファです。
軍隊に無料で、安全カミソリを配り、刃が切れなくなったときに、ジレットの替え刃を使うようになります。
そして今、世界で10以内に入る会社になっています。
こういうカミソリを、見たことがありますよね。
ジレットの発明です。
同じようなビジネスモデル、つまり稼ぐ仕組みをやっている会社は、コピー機です。
ゼロックスやキャノン。 トナー代やインクが高いですよね。
例えば、あなたはネット通販などで、印刷機を買ったことがありますか?
本体は7000円とか3000円なのに、インク代が高くないですか?
インクで収益を上げているんですね。
これが、ジレットのビジネスモデルです。
プラスアルファで、より質の高いサービスを提供していく。
そしてシェアする。分かち合うのです。
潜在意識の活用で多くの人が勘違いしているのは、ここに集中していないことです。
与えたものが得るものである。
言われてみたら、当たり前なんです。
プラスアルファの「代償の法則」は、3つのポイントがあります。
より質の高い商品やサービスを、より大量により積極的に、無理なく無駄なく、丁度良く提供し続けるのです。
もともと、アンドリュー・カーネギーから、学んだナポレオン・ヒルの時代は何と言っていたか?
1つ目はより質の高いサービスをより大量に、より積極的に提供するでした。
23年間私がやり続けて気付いたのは、「無理なく、無駄なく丁度良く」相手のことを考えて、提供したほうがいいことに気付きました。
重要なので、書いておいてください。
そのためには、相手を求めているものを理解して、それを相手が手に入れられる人になる、役に立つことです。
これがプラスアルファです。
すると、どうなるか? やってたらどうなると思いますか?
何十倍にもなって返ってきます。
そういうことなんです。 これは原則なんです。
いつの時代でも、その人が信じても信じなくても、必ず返ってくるというのが原則です。
何十倍にも何千倍にもなって返ってくるのです。
多くの人は、たぶんこれを信じられないから、やらない人がほとんどです。
損する気分になるんですね。
逆です。
うまくいってる人はこういった原則を中心に置いているのです。
実はプラスアルファの「代償の法則」に従っている人は、何倍にもなって戻ってきます。
これが潜在意識の活用法の2つ目の勘違いです。
多くの人は98%以上がやっていません。
ここであなたの番です。
自分のお客様や家族、大切な人たち、スタッフ。そういう人たちに提供するものは何ですか?
8.潜在意識3つの勘違い「3.波動の法則」
潜在意識の活用法の3つ目の勘違いは「波動の法則」です。
どんなに潜在意識の法則を学んで夢や願望、目標を実現するために一生懸命自分にすり込んでイメージをしても、例えばあなたが付き合ってる人、自分が出している波動がいつも愚痴や不平、不満を言ってたらどうでしょう?
愚痴や不平、不満を言ってる人は、同じように愚痴や不平、不満を言う人と、大体一緒にいる傾向にあります。
世の中で豊かで毎年多くの収入を得ているような人たちは、マイナスの言葉が大嫌いです。
だから、そういう人たちから離れていきます。
なぜでしょうか?
言葉の力を知っているからです。
私たちは言葉にしたものを、自然に脳でイメージします。
例えば、実験してみましょう。
これから、私がいうことをイメージしないでください。
黄色いレモンを、イメージしないでください。
イメージしてしまいませんか?
ピンクの象がサングラスをかけて、バタバタ耳をはばたかせているのを、イメージしないでください。
イメージしませんか?
私たちは、イメージして行動しています。
このあと、夜ご飯は何を食べたいですか?
もう食べてしまった人は、食べないとイメージしてください。
これから食べる人は、お味噌汁とホッケを食べる。 焼肉を食べる。お寿司を食べるなど、 イメージしてから行動します。
例えば、蕎麦屋に入る。 蕎麦屋と思った時点で、言葉はイメージなんです。
マイナスの言葉をいう人間は、自動的にそういう思考の波動になる。
そういう人たちと引き合うようになります。
水と油がありますね。
ここに1滴、水をたらします。 上から水をたらすとどうなるか? 同じ波動だから、くっつきます。
では、上から油をたらしたらどうなりますか? はじきます。 波動が違うからです。
では、油の上に油をたらしたらどうなりますか? そうです、くっつきます。 波動が同じだからです。
プラスアルファで人に質の高いサービスを提供していても、自分がマイナスだと、つまりマイナスという自分や周りの人から力を奪う波動を出し続けていると、その力は強いので落ちていってしまいます。
どんなに自分が夢を持ってそこに向かっていても、目標を達成するために、人にプラスアルファを提供していても、「でも貧乏」とか「いつも悩んでる」とか。どこかでマイナスの波動を、出していませんか?
シャネルの香りをまとっても、肥溜めの中に落ちたらクソまみれなんです。
そういう人、多いです。 気付いてないです。
不平・不満ばかり言っている人の中に、いることに気付いてないのです。
そこから、離れなければなりません。
逆に、世の中で毎年1億円を稼いでいる人たちが、いるのはなぜなのでしょう?
それは価値ある人は、必ず代償を払って勉強会やセミナーにいくからです。
価値あるコミュニティに、絶対入ってます。
これが「波動の法則」です。
そこにいたら、逆にそういう思考ができます。
どういう意味でしょうか?
私の事例で説明しますね。
私は、ある会社の社会人教材を145万円くらい払って、勉強し始めました。
ホテルマンだったので、7年ローンを組みました。
その社会人教材を売ろうと、思っていました。
でも、1人では全然売れませんでした。
自分には知り合いもいないし、お金もないから、広告もできないのです。
できない、できない。 いつもマイナスでした。
月末になると、マンションのローンの支払いに、悩んでいたんです。
ところが、あるときその業界で、一番売り上げを上げている営業会社の朝礼に、どうやって売ってるのかを、興味を持って参加させてもらいました。
普通は正社員しか入れないのですが、見せてもらって驚きました。
私が売っていた教材は、109万円です。
1ヵ月1本売れるか、売れないかだったのに、そこにいる社員はみんな当たり前に、毎日上がっていたんです。
1ヵ月終わって見たら私は0。
営業社員は、2000万円、3000万円、4000万円と、同じ教材を売っていました。
そして、次の月も2000万をみんな上げます。
その次の月もです。
相手は自分より年下で、中には海外から来て言葉をしゃべれない人もいました。
驚愕です。
ところが、その会社の朝礼に毎日出ていたら、そこの会社の人が「勉強熱心だから、良ければうちに入社して一緒にやらない?」と言ってくれました。
一緒にやらせてもらったら、売れるようになりました。
その波動にいたら、売れる環境と売れる仕組みと売れるスキル、この3点同時攻略で、3年後にはその業界で世界最大の売り上げを上げた会社の対面セールスで日本一になりました。
つまり、その業界では、ダントツで売り上げを上げられるようになっていたんです。
元は0だったんですよ。
何が変わったかというと、付き合う人が変わりました。
「波動の法則」に気付かず、潜在意識を学んでいる方が多いのです。 非常にもったいないと思います。
9.まとめ
潜在意識、夢や願望、目標を叶えたい、 問題を解決したいのであれば、「3つの勘違い」に気付いてください。
そして、潜在意識を正しく活用し、思考を現実化させていきましょう。
1つ目「意思逆転の法則」
やろうやろう、1000万上げようと思っても50万しかできない。 そんなふうになってませんか?
好きな人がいるのに怖気ついて告白できない。 欲しいものがあるのにいつも諦めていませんか?
2つ目「代償の法則」
あなたは欲しいものばかり引き寄せようと思っていませんか? 引き寄せたら出ていきます。
だから逆です。
先により質の高いサービスを大量に積極的に無理なく無駄なく、丁度よく相手の求めているものを理解する。それを相手が手に入れられる人になるのです。
例えばコーチ、コンサル、カウンセラーみたいな分野、人をサポートするビジネスで、日本一超良質な質の高い情報やサービス、コンサルティング、代行業を提供する人になるのです。
それが、結局は豊かな代償を生むということを覚えていてください。
3つ目は「波動の法則」
どんなに潜在意識を勉強しても、あなたの周りの人、付き合ってる人、 そしてあなた自身が不平、不満を口に出している限り、変わらないのです。
「波動の法則」を変えることが必要なんです。