こんにちは!まる現®の久家邦彦(くげくにひこ)です!
今日は、ユニクロを運営されている持ち株会社、ファーストリテイリングの代表取締役社長、柳井正さんの『顧客の創造』から学ぶ!ビジネス潜在意識トレーニングにについてお話します。
私はユニクロの製品の「フリース」や「ヒートテック」とか大好きです。
いつも使っていて、本当に感謝しています
なぜこんなに優れ、使いやすい商品が安く手に入るのでしょうか。
柳井正社長の想い!ユニクロを経営するの目的とは
ユニクロ・ファーストリテイリングの代表取締役社長、柳井正社長は企業の目的について「ピータードラッカー」という経営学者から学ばれているそうです。
ピータードラッカーをご存知の方も多いと思いますが、マネジメント・経営の父といわれる世界的な学者です。
ピータードラッカーはいつの時代も変わらない本質を教えてくださり、著作本もたくさんあります。
さて、あなたにとってビジネスの目的や、会社を経営してる人であれば企業の目的は何でしょうか?
色々な目的がありますよね。
ピータードラッカーは企業の目的をこういってます。
『企業の目的は顧客の創造である』
これを「ピータードラッカー」から学んだ柳井正社長は、どのように解釈しているのでしょうか?
- 自分の商品やサービス・仕事を認めてくれる人
- 自分の仕事に喜んでお金を払ってくれる顧客を増やすこと
と解釈したそうです。
この想いが根本となり、ユニクロの経営に結果として現れてきます。
新しい価値を創造することで顧客を獲得する
1990年、今から29年前にユニクロの知名度をあげた商品はなんだったと思いますか?
その商品は「フリース」です。
「フリース」は本当に軽いです。
軽くて暖かくて、柔らかくて、洗濯もしやすいです。
海外出張に行くときに必ずユニクロの「フリース」と「ヒートテック」を持っていきます。
必需品にしています。
飛行機の機内は寒いので、「フリース」があると本当に安心できます。
飛行機内で足にかけたり、「ヒートテック」をアウターとして着ています。
生地は薄く、暖かくて、機内が本当に快適になります。
では、なぜ「フリース」は1990年にヒットして、『ユニクロ』の名を世界に広げられたのでしょうか?
その答えは、ユニクロの「フリース」が、それまでにない、新しい価値を創造することで、顧客を獲得したからです。
1990年ユニクロ柳井正社長は、軽くて暖かくて本当に手入れが簡単な「フリース」をお客様に安く提供しました。
それを可能にしたのは製造から小売りまで一貫して行う製造小売業だったからです。
- 東レ(株)から原料を仕入れて
- インドネシアで糸を紡いで
- 中国で編んだ
コストが安い海外に工場をつくって、インターネットを使い技術の進化でやり取りができるようになりました。
そうやって今までにない、全く新しい価値を提供しているのです。
これって、凄いことですよね。
30年前の当時、他社にも軽くて暖かくてお手入れが簡単なフリースはありました。
しかし、ユニクロは他社の「フリース」より半分ぐらいの安価で提供できたわけです。
つまり、日本だけじゃなく世界に目を向けることで、人件費が抑えられところで商品をつくり、しかも圧倒的に質が高く全く新しい商品を提供したのです。
それによって何が残ったかというと「顧客」です。
それまで私自身、ユニクロのことを知りませんでしたが、30年前に「ユニクロのフリース」触ってみて「この値段なら安いなぁ」として思った記憶があります。
しかも、口コミがたくさんあるのです。
「ユニクロのヒートテックやフリースはいいよ!」と、家族に言われて、買ってしまうわけです。
こうやってお客さんがどんどん増えたのです。
『企業の目的は顧客の創造である』ということは、顧客の潜在意識の中で、需要があるが商品化されていないものを提供することです。
商品開発では『顧客が何を求めているか』を考えることが大切なのです。
「顧客創造」の本質は隠れたニーズを持つ潜在顧客を幸せにすること
あなたはユニクロの「ヒートテック」を着たことはありますか?
どんなイメージがありますか。
私の子どもの頃は、「モモヒキ」とか「ババシャツ(肌着)」といわれた下着がありました。
「モモヒキ」「ババシャツ(肌着)」は下着で、外で着るものではなかったのです。
東京の下町とかで着ている人はいたけれど、普通は外で着ている人はあまりいませんでした。
でも、この「ヒートテック」は、おしゃれになっているんです。
薄くて暖かくて、履き心地が良いだけではなくデザインが豊富で、カラーも赤とかグリーンなどたくさんあります。
「下着」の感覚ではなくて、家で着ていても、服から見えても恥ずかしくありません。
「ヒートテック」の出現により、「下着」の概念は劇的に変わりました。
なんといっても、ネーミングが素晴らしいですよね。
「ババシャツ」とは比べものにならないくらい洗練されたイメージがあります。
ですから、今から10年前の2009年、発売された1年間で5000万枚を売ったのです!
すごいですよね!
「ヒートテック」は、おしゃれで、しかも値段が安いのです。
◆ユニクロで買い物してみた
今日、銀座のユニクロで実際に買ってきました。
「ヒートテック」のコーナーは1290円のプライスカードでしたが、バーゲンをやっていたのか、レシートは990円でした。
勝負パンツの赤いパンツは1枚495円。
靴下3枚で790円。
お買い上げが合計税込3,525円。
これだけ買って3,525円!
めちゃくちゃ安いです!
とってもお得ですよね。
思わずまとめ買いしてしまいました。(笑い)
◆飛行機の中でも「ヒートテック」を愛用
最近、仕事で海外に月2回ぐらい行きます。
この前も成田から台湾に行ってきました。
飛行機の中は寒いです。
でも、この「ヒートテック」があったら全く問題ないです。
すごく快適な旅になりました。
ぜひ、皆さんも「ヒートテック」手にとっていただくと良いと思います。
最近では東京駅、大崎駅など、いろいろな駅の中にもユニクロがあるので、覗いてみるといいと思います。
つまり、「ヒートテック」は、暖かく、安いだけじゃなくて、カラーやデザインを考えてつくられたということなのです。
顧客の潜在意識の中で、隠れたニーズを商品化したのです。
「顧客創造」の本質は、隠れたニーズを持つ潜在顧客を幸せにすることなのですね。
企業の目的は顧客を創造すること
ファーストリテイリングの柳井正社長は、たまにユニクロのお店をこっそり覗きに行くらしいです。
やっぱり、「自分のお店で従業員の人がどういうサービスをしているのか」気になりますよね。
すると、「ヒートテック」を買ってるお客さんが、その場で携帯を取り出して電話をかけ始めました。
「今ユニクロにいてヒートテック買ったんだけど、安いし色もいいから、お母さんの分も買っておくよ。何色が良い?」
と、家族に電話したそうなんです。
これは、すごいことなのです。
それを見て、柳井正社長はちゃんと顧客を創造していることに気付くわけです。
お店に来た人だけではなく、その家族の分まで買う…
つまり、家族に電話して「ヒートテック」を買って帰ろうか?と、店に来た人が言ってしまうわけです。
店に来た顧客だけではなく、家族までが使えるような価値を創造したわけです。
だから、ユニクロはこれだけ世界的に発展したのです。
つまり、「企業の目的は顧客を創造すること」というえ方が根本にあるから、素晴らしい製品ができるのです。
2009年、「ヒートテック」が1年間で5000万枚売れたのは、実は「家族」という新しい顧客を創造していたのですね。
『顧客の創造』は企業から個人へ
もう一つ私がすごいなぁと思ったのは、インターネットの進化です。
先日、台湾へ仕事で行ったとき、もちろん向こうは中国語です。
一緒に案内してくれた方は、中国でビジネスをやっている工作機械メーカーの社長なのですが、彼は中国、インド、アメリカ、カナダそしてヨーロッパはイタリア、ドイツなどを回って、自分のビジネスをしている人です。
ものすごく優秀で、シンガポールのグリーンカード永住権を持っています。
彼といろいろな話をしていて「日本は大チャンスだな」と感じました。
特に日本で40代、50代まで仕事をしてきた方には、大チャンスです。
今までの知識と経験を日本の人たちに伝えることもできますが、世界に目を向けることです。
日本人の今の人口は2015年、国税調査で分かっていることは、1億2700万人です。
一方、世界の人口はwikipediaを調べると2011年のデータで70億人といわれています。
日本の56倍もいます。
もう1回言いますよ!
日本の人口1億2700万に対して世界の人口70億人です。
なぜ日本人が大チャンスかというと、海外へ行くと分かるのは、日本の商品やサービスの素晴らしさです。
それから思いやりや優しさ、そういったものの商品やサービスのクオリティがとても高いのです。
特にアジアに行くと驚くのは、トイレにウォシュレットがついていないのです。
香港で一番良いホテルの「ペニンシュラホテル」のトイレにウォシュレットがついていなかったのは、本当にびっくりしました。
台湾では良いホテルにはついてましたが、普通のお店などにはついていません。
最近、羽田空港や成田空港へいくと、 TOTO さんの宣伝広告を良く目にします。
ウォシュレットを使い始めると、衛生面でも使わないのがあり得ないという方が多いようです。
2020年の東京オリンピック後、かなり売れるのではないかと思います。
日本には、ウォシュレット以外にも、まだまだ海外の方々に喜んでもらう製品や商品、サービスがたくさんあります。
今までは、それらを売ることが個人ではなかなか難しかったのです。
ユニクロの成功は、
- 企業だから資本もあった
- 海外とつながりがあった
- 法務とか税務がきっちりできる
からでしょ?と、思うかもしれません。
そうではないです。
それらも、もちろん重要な要素ですが、「言葉の壁」があったわけです。
要するに、中国でビジネスをやろうと思っても北京語が話せない。
日常の英語は話せたとしても、ビジネス英語までは話せない。
ビジネスでは通用しない、契約書がかわせない…
そういう言葉のレベルだったりするわけです。
でも今何が起きたかというと、このIT技術の進化ですよね。
つまりインターネット技術の進化です。
そしてこれからはAIです。
台湾で会った人など、Zoom(ズーム)で繋がることができます。
1回お会いして、「まずテストからやってみましょう!」ということで、Zoomを利用してビジネスを始めることができるのです。
本当にいい時代です。
Zoom(ズーム)を使えば、通信費が無料です。
そして、格安航空券を使えば1万円とか2万円でアジアにいけます。
ポケトークを使えば言葉の壁はないです。
ポケトークは羽田空港や成田空港の wifi を借りるところで1日800円で貸してくれます。
60カ国語、普通に話してることを瞬時に通訳してくれる、ものすごく精度が高いです。
ビジネスでも使えるレベルです。
また、先日、ガイドなしで仲間の経営者たちと台湾を歩き回ったときは、「GoogleローカルSEO」というMap Engine Optimization機能を使ってお店を調べました。
自分たちで探して行ったお店をあとで聞いてみると、
「ここはいちばん良い飲茶の店だよ!よく見つけたね!」
と、現地の方に言われました。
作られたステルスマーケティングみたいなマーケティングではなくて、本当に良い店を探せる時代になりました。
ステルスマーケティングというのは、検索すると上位表示されるレストランの1位2位3位というのは、広告費を払っているお店が表示されることです。
日本では今、若者はステルスマーケティングの検索順位を信じなくなってきてますよね。
年配の方はそうでもないかもしれませんが…
海外ではグーグルはローカルSEO が主流です。
ステルスマーケティングを全然抜いてます。
日本の検索概念が全部これでひっくり返りますよね。
もう、そういう時代がきています。
日本ではMEO といっている人もいますが、アメリカの本場ではローカルSEOといい、実際にものすごい時代が来ています。
なぜものすごいかというと、個人がIT技術とインターネットの進化を活用して、今までにない新しい価値を提供できる時代が来ているということです。
個人が最短で新しいお客さまに「本当に価値のある商品やサービスを提供することが創造できる時代」になりました。
- 今まで日本だけを商売の相手にしていた人は、世界中を相手にZoom(ズーム)が使う
- 言葉の壁にはポケトークが使う
- グーグルドライブのスプレッドシートなどを使う
ことで、日本人にチャンスがあるのです。
今までの日本の人口の50倍以上の人がBtoCとなり、顧客をつくるようなビジネスだったら、相手が50倍に増えるのです。
もしあなたが、同じ時に同じ話を聞いて「そんなことできないよ」と思うかもしれません。
「もしかしたらチャンスかもしれない」と思うかもしれません。
あなたの潜在意識にある考え方、捉え方で、受け止め方が違ってくるのです。
個人で、Zoom(ズーム)とかGoogle(グーグル)、ポケトークなどを学ぶことで、どんどん成功できる可能性があります。
今までの収入が50倍になる可能性があります。
去年の年収が300万円で50倍になったらすごいですよね。
実際に去年の年収が1000万あった人ならいくらになりますかね。
10倍で1億。50倍で5億になったら嬉しいですよね。
そういう時代がきているということを忘れないで下さい。
潜在意識を活用して新しい顧客を創造する
『企業の目的は顧客の創造である』というお話をしを聴いて
ユニクロの柳井正社長のように、
→「そうか、顧客を創造することが大切なんだ。
自分の商品やサービスに価値を感じてくれる人。
そしてお金を払ってくれる人を増やすことが大切だ」
と考えて
- 暖かくて軽くて洗濯しやすくて顧客に喜ばれる「フリース」をつくり、他社より2分の1から3分の1ぐらいの安い値段で提供すれば、日本でも世界でも顧客ができます。
- 「ヒートテック」のように家族の分まで買って帰りたいインナーをつくったから、ユニクロは世界に受け入れられて、顧客が増えているのです。
それが今、IT・インターネット技術の進化で、ユニクロと同じように個人として新しい顧客をつくれる時代がきています。
【思いが原因、人生は結果】です。
あなたの想い、考え方、そして潜在意識がその後の人生をつくっていきます。
今日のお話があなたのビジネスや実践に役に立てば幸いです