世界一かんたんな自己実現法
作者:ジョセフ・マーフィー(著)
富永佐知子(訳)
出版社:きこ書房
今では数ある、潜在意識について書かれている本ですが、その元祖!となるのは、ジョセフ・マーフィーの本ではないでしょうか。
「潜在意識を制覇するものは、全てを制する」その前に、最初に自分を制することから始まるのですが、その手法について、様々な状況に合わせた言葉…自己実現法を紹介しています。
潜在意識を味方につけるためのイメージング
潜在意識を味方につけると、奇跡とも思われることが起きるのですが、それが魔術的に思われたり、スピリチュアルと胡散臭がられたりすることが多いのですが、この本に書かれた数々の事例を読んでいくにつれて、それが魔術的でもスピリチュアルとかでもなく、既に自分たちに備わっている能力のひとつであることが理解できるかと思います。
イメージが自分の世界を作るのですが、そのイメージを作るのに必要なのが、心の中にあるものを書き換えていくこと。
その書き換えを行うために変えるものが「言葉」なのです。
人生で活用できる「言葉」ファメーションとは?
人間関係・恋愛・結婚・仕事・健康・願望実現・・・
あらゆる人生のシーンに合う「言葉」アファメーションを紹介しています。
過去の事例自体は、古いものだと1960年代のものもあるのですが、それでも、21世紀…2018年に入った現在も同じようなことで悩んでいることに気付かされます。
そんなに古いものが参考になるのか?と思うのですが、読んでいくと人の心に宿る願望は変わらないとわかります。
ジョセフ・マーフィー自身が牧師であったことから、聖書からの引用も多いため、宗教的な考えに抵抗がある場合は、少し理解が厳しくなるかもしれませんが、考え方そのものは、どんな立場にあろうと同じかと思います。
そのため、宗教とか海外とかの枠を取っ払って「自己実現法」として読む。自分が今悩んでいる問題に沿った章からまず読んでみる。それが、本書のおすすめの読み方です。
心から望むことを「声に出す」ことで自分を説得する
1960年代と2010年代…どんなに技術革新していても、人間そのものの感情などは変化していない。だから、今でも参考になるし、こんなにも長い間読み継がれている、不朽の名作となったのでしょう。
心から望むことを「声に出す」言葉にして自分を説得する。
「こんな願いは叶うはずがない…」と思う必要はないのです。
あなたは、幸せになるために生まれてきたのです。欲しいものを遠慮することはないのです。
まとめ
潜在意識を引き出す言葉に変えて、少しずつ自分にあった言葉に変えていく。
そのうち、「潜在意識」の力を信じる力が増え、更に幸せになっている自分自身に気付くでしょう。
ついつい、自分に「できない」「ダメだ」と思い込み、その思いを引き寄せてしまい、迷路から抜け出せなくなっている人におすすめの本です。
ジョセフ・マーフィー「世界一かんたんな自己実現法」、是非読んでみてはいかがでしょうか。
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