今日のおすすめ本は『成功の5原則 ニトリ』です。
皆さんは「お値段以上、ニトリ」というCMを聞いたことがありますか?
この本は、ニトリホールディングスの似鳥社長の本です。
落ちこぼれの人間でもビジネスで成功できる⁉
なぜ、この『成功の5原則 ニトリ』本がおすすめなのでしょうか?
実は、似鳥社長は落ちこぼれだったのです。
似鳥社長は、実は高校受験にすべて失敗しています。
そこで、似鳥社長の親が、高校に米俵1俵を送り「何とか高校に入れてください」
とお願いして高校にいれてもらうことができました。
実は、彼の親は無許可で闇米として米を売っていたため、米はたくさん持っていたのです。
その後、似鳥社長は大学受験も失敗しましたが、最終的には、他の人に試験を受けてもらう替え玉受験によって、大学入学をすることができました。
そのことについては、実は本人が告白しているんです。
面白い人ですね。
この本では「落ちこぼれの人間でもビジネスで成功できるし、そういう人って、世の中に多くないですか?」
と書いてあります。
ニトリはどんなビジネスで成功してきたのでしょうか?
ニトリは、ご存じのように家具の会社です。
一体どんな会社で、どんなビジネスで成功してきたのでしょう。
皆さんは、ニトリの商品を買ったことがありますか?
私は、家のリビングのテーブルや椅子は、ニトリの商品です。
私は、ニトリさんの商品が大好きです。
なぜなら、使いやすいし、しかも安いからです。
この安い値段で家具が買える時代が来たことについては、本当にうれしいことです。
実際、ニトリはどんな経営をしているでしょう?
ニトリは2016年まで、29期連続で増収増益です。
29年間連続で、売り上げと利益も伸び続けているすごい企業なんです。
2016年の売り上げは4500億で、経常利益は750億です。
大企業ですね。
ここで、皆さんに質問です。
2016年、日本の上場企業は4000社ありました。
その中で、ビジネスにおいて29期連続で売り上げを伸ばし続けて、利益も29期連続で伸ばし続けた企業は何社あったでしょうか?
答えは、ニトリ1社のみです。
つまり上場企業4000社の中で、29期連続で増収増益はニトリさんだけなんです。
ニトリがビジネスで成功できた理由とは?
似鳥社長は「自分は落ちこぼれだった」と告白しているのに、なぜニトリがビジネスで成功できたんでしょう?
- 1つ目はロマンです。
- 2つ目はビジョンを持つことです。
- 3つ目は意欲です。
- 4つ目は執念です。
- 5つ目は好奇心です。
ビジョンとは何かというと、社会や周りの人たちに役に立とうと思うことです。
この本を読んで感動したのは、似鳥社長が事業をやり始めたときはお金がなくて、うまくいかなかったということです。
どういうことでしょうか?
1ヶ月に70万円以上の売り上げがないと、会社として利益が出せないのに、40万円の売り上げしかなかったため、赤字経営だったんですね。
でも、そこから利益を出していくわけです。
そのあと、2016年2月期までに4581億円の売り上げで利益は750億円の大企業になります。
1つ目.ロマン
1つ目はロマンなんですが、似鳥社長は、お金がなかったときにアメリカに視察にいったそうなんです。
アメリカの家具屋では、家具は日本の3分の1の値段なんです。
にもかかわらず、お値段以上の品質なんです。
ものすごく豪華な豊かな暮らしをしていたんですね。
「だから、日本もアメリカみたいに豊かな暮らしができる。そんな家具を提供する会社になろう。家具だけじゃなく、家具にまつわる暮らしを豊かにする企業になろう」
と似鳥社長は、思ったんです。
そのロマンで日本人の暮らしを豊かにし、さらに値段も下げていこうと考えたんです。
2つ目.ビジョン
2つ目のビジョンは、あなたの会社やビジネス、あなたの人生の20年後30年後になります。
すなわち、ビジネスにおいて長期ビジョンを明確に持つということです。
似鳥社長は20年後30年後に「こうなる」ということを毎回社員に伝え、年次総会や飲み会でも「うちの会社はこうなる」と言い続け、人の潜在意識、脊髄に浸透させていきました。
実際にビジョンを、社員全体の潜在意識に明確に浸透させたことが大きかったのです。
3つ目.意欲
3つ目の意欲は、何があってもそのビジョンをやり遂げようと思うということです。
どんなことがあってもやり遂げることです。
どんなことがあってもそれを乗り越えるという思いの強さです。
4つ目.執念
4つ目は執念です。
うまくいかなかったら、社長を辞めるぐらいの勢いで仕事をするんです。
5つ目.好奇心
5つ目は好奇心です。
新しいものを発見、発明していくことです。
ニトリは、新しいことをどんどん先にやろうという文化が浸透しています。
なぜ自分が成功したか?について、この本を読んでみると良く分かります。
具体的な手法、長期的ビジョンのつくり方などが書かれています。
さらにニトリの社長の講演を聞いたことがありますが、その中で「私たちは不景気がくることを準備して待っていた。不景気がきたらお客さんが来ると分かっていた。」
と社長が、言っていたことに驚きました。
不景気の時代が来る前から、準備して待っていたんですね。
すごいのは売ることよりも、売れる仕組みを作っていたという事です。
不景気がきたら、消費者が安い家具を買うと分かっていたから、準備して待っていたということです。
ものすごいことですよね。
ニトリの売れる仕組みやそのシステムは、どうできるのでしょうか?
システムというのは、習慣と同じで積み重ねであると、この本には書いてあります。
10年から20年の積み重ねで、システムはできてくるということです。
最終的にロマンとビジョンがあるから、いろんなことがあっても乗り越えられる事ができるんです。
アメリカとか欧米みたいに、安い値段でいい家具を広げたいという思いから、始まっているんです。
そしてお客様に豊かな生活を提供するだけじゃなく、一緒に働く社員に対しても財産を作ってあげたいという思いから、会社の株式も分けたりしているそうです。
思いやりがあるいい社長さんですね。
まとめ
今日は『成功の5原則 ニトリ』という似鳥社長の本を紹介しました。
この本がおすすめな人は、自分で今からビジネスを始めようとか、すでに事業をやってる方達になります。
ぜひ、手にとってみてください。
似鳥社長は「自分は落ちこぼれでも成功できた理由は学校の勉強とは、他のところにあってそれは5つあるんです。」
と伝えています。
- 1つ目はロマン、世の中の役に立とうという気持ちです。
- 2つ目はビジョン、20年後、30年後ここにいくんだという明確なビジョンです。
- 3つ目は、何があってもやり遂げる、どんなことも乗り越える思いの強さです。
- 4つ目は、執念を持って責任を持ってやり遂げていくことです。
- 5つ目は、好奇心です。
この本には、似鳥社長が学んだコンサルティングの内容も書いてあります。
ぜひ経営者の方、事業家の方、コンサルタントをやっている方は、是非手にとってみてください。
この話が役に立った方は、ぜひコメント欄でコメントいただけたらうれしく思います。
また、このまる現®テレビでは自分で学んで実践して良かった本やセミナーを、どんどんご紹介してまいります。
ありがとうございました!