書籍『心』稲盛和夫著 人生の全ては自分の心が打ち出す【潜在意識おすすめ本】

心

 

今回、ご紹介する書籍は、稲盛和夫会長の『』という書籍です。

この本は、89歳の稲盛和夫会長が80年余りの人生を振り返り、そして50年以上の経営者人生を振り返って、一番大切だったことは何か?

という問いに、「心がすべてを決める」と答えている本です。

京セラを創業して1兆円企業に、そしてJALの再建まで果たした稲森会長が心をどうやって使ったのでしょう?

人生の全ては自分の心が打ち出す

書籍『心』本の一番最初のページに、「人生の全ては自分の心が打ち出す」と書いてあります。

世の中は心で思ったことを引き寄せてる。それが大原則だと伝えています。

稲盛和夫会長は、KDDI、京セラ、1兆円企業を2社創業しました。

そのあとJALを再建して、去年まで「盛和塾」を開き、多くの経営者から信頼を寄せられた稲森会長は、なぜ心の力に気付いたのでしょうか?

そんな”心”のありようについて最初に気づくきっかけとなったのは、私がまだ小学生のころ。

肺結核の初期症状である肺浸潤にかかり、闘病生活を余儀なくされたことでした。

幼い私にとってそれは、暗くて深い死の淵をのぞいたような強烈な体験でした。

鹿児島にあった私の実家は、叔父二人、叔母一人が結核で亡くなるという、まるで結核に魅入られたような家でしたが、私は感染を恐れるあまり、当時、結核にかかった叔父が寝込んでいる離れの前を通り過ぎるときには、鼻をつまんで走り抜けていました。

私の父はといえば、肉親を世話するのは自分しかいないと覚悟を決めていたのでしょう。

感染することなどまったく恐れず、とても献身的に看病をしていました。

私の兄もまた、そんなにたやすくうつるものではないだろうと、まったく気にもとめていませんでした。

そんな父や兄は感染することなく、私だけが病魔に襲われてしまった。

ひたひたと迫りくる死の恐怖におののきながら、私は日々鬱々とした気持ちで病床に伏せるほかありませんでした。

そんな私を見かねたのか、当時隣に住んでいたおばさんが一冊の本を貸してくれました。

そこにはおよそ、次のようなことが書いてありました。

「いかなる災難もそれを引き寄せる心があるからこそ起こってくる。自分の心が呼ばないものは、何ひとつ近づいてくることはない」

ああ、たしかにそうだ、と私は思いました。

病気を恐れず懸命に看病していた父は感染せず、また病気など気にせず平然と生活していた兄もまた罹患しなかった。

病を恐れ、忌み嫌い、避けようとしていた私だけが、病気を呼び寄せてしまったのです。

引用:稲盛和夫著「心」

 

それから稲森少年は、結核から立ち直ったものの、挫折の連続だったそうです。

中学受験も、大学受験も失敗。

入社した会社も銀行管理、つまり借り入れをして、やっと生き残ってるような赤字会社でした。

同期入社の社員は1人辞め、2人辞め、みんな辞めてしまい、どうしようもなくなったときに、「やるしかない」と心を入れ替えて、仕事に没頭したそうです。

すると、少し研究結果が出てきて、人から認められるようになりました。

自信がついて認められるようになったことが、最初の一歩でした。

さらに研究に没頭していたら、ファインセラミックの合成に成功したそうです。

そこから独立して、京セラを興していきます。

無の境地になったとき道は開ける

ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』という有名な本がありますが、その中ではこう書かれています。

人間には清い心と汚れた心がある。清い心はゴールや目標を簡単に達成する。汚れた心は自分で何かやろうとしても恐怖心や猜疑心がある。

稲盛和夫会長は、仕事に没頭すると無の境地に達して、いろんなアイディアが降ってくる、といいます。

つまり全ての成功はアイディアで、仕事に没頭して無の境地になったときに、降ってきたということなんですね。

松下幸之助さんというパナソニックの創業者がいますが、経営者は人もお金も技術もノウハウもダムのようにためて経営するべきだ、という講演をしています。

「そうはいっても、うちにはお金がない。ダムのように、どうやってためればいいんですか?」

と経営者たちが聞くと、幸之助さんは

「やり方は分からない。なぜなら会社の規模や仕事の内容によって変わるからだ」

と答えました。

経営者たちが、

「答えになってない。やり方を教えてくれ」

と叫ぶ中、一番後ろの席に座っていた稲盛会長は、「やっぱりそうか!」とひざを叩きました。

なぜかというと、幸之助さんがこういったからです。

「まずは思いが原因。余裕を持って経営する、人材の豊かさを持つ、ノウハウやスキルをどんどん勉強して、研究開発する。そこから始める。思いが全てだ」

稲盛和夫会長著「成功への情熱PASSION」潜在意識おすすめ本の続きはこちらから!

最初のころの京セラは、町工場でお金もありません。

初めて受注したのが、松下電器の仕事でした。

松下電器の仕事は厳しいもので、納期が短いにも関わらず「もっと値段を下げてくれ」「品質は上げてくれ」といったもので、「下請けいじめじゃないか」と不満をこぼす人もいました。

でも、稲森会長は松下さんが仕事をくれるなら一生懸命コスト削減しようと思って、一生懸命やりました。

その後、アメリカの半導体の会社から仕事を受注しました。

選ばれた理由は、コストがかからず、質の高いものを納期通りにくれる会社が、他になかったからです。

どんどん受注が増え、京セラは大きくなりました。

そこで稲盛会長は思いました。

「松下さん、鍛えてくれてありがとう」と。

当時「下請けいじめだ」といっていた会社は、既になくなっています。

セラミックの包丁

もう1冊おすすめの本が『潜在意識の授業という山田浩典さんの本が、きこ書房から出ていますが、山田さんは稲盛会長の京セラ時代の部下で「セラミックの包丁」を作った人です。

包丁はすぐにさびて切れなくなりますが、セラミックの包丁はとがなくていいんですね。

その最初の試供品ができたとき、山田さんは包丁をお寿司屋さんに持っていきました。

そして使ってもらうと、先が折れてしまいました。

板前さんに、「こんな包丁、危なくて使えないよ」といわれ、稲盛社長(当時)に、「セラミックの包丁はすぐ折れて使えません」と報告すると…

「山田くん、君は本当にセラミックで包丁ができると心から思ってるのか?」

と、稲盛社長にいわれました。

山田さんが何もいえずにいると、稲盛社長は「君が全部悪い」といいました。

「包丁ができた状態を、色付きで毎日思い描きなさい」と社長はいいます。

  • 例えば主婦の方が「もう包丁を研がなくていいね」と喜んでいる。
  • 板前さんが「これ便利ですね、山田さん」と喜んでいる。

繰り返し繰り返し、イメージするのです。

それをやっていれば、街を歩いていて、セラミックの包丁を作れるアイディアに、気付けるようになるのです。

山田さんはずっと思い描いていました。

すると、セラミックの包丁ができたんですね。

山田さんはその後独立して、自分の会社の研修で、潜在意識について教えています。

100億円に近い会社をつくっている方です。

「世界一わかりやすい潜在意識の授業」 繰り返し、繰り返し、強く思え!の続きはこちらから!

すごいなあと思います。

稲森会長はJALの再建でもKDDIを創るときも「心が大切だ」という話をしています。

ぜひ、手に取って読んでみてください。

 

     
  

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