明治9年、華族に生まれながら、軍事探偵となり、満州へ、「人斬り天風」と恐れられる。
死病を治すために欧米からインドへ。
その間、コロンビア大学で医学を学び、日本人初のヨガ直伝者となる。
帰国後、東京実業貯蔵銀行頭取、大日本製粉重役となるも、突如一切の地位を投げうち、大道説法に転じる。
その波乱の半生から得た人生成功の哲学書籍『君に成功を贈る』中村天風著を読みました。
一部を引用してご紹介させていただきます。記事を読んでよければ是非、書籍を読んでみてください。
※書籍『君に成功を贈る』中村天風著はこちら!
君に成功を贈る/日本経営合理化協会出版局
¥1,890
■豊かさを創る質問■
・あなたは、つつましやかに感謝の念をもって生きていますか?
・あなたは、現在、恵まれている自分を感謝していますか?
・あなたは、側からは辛かろう、苦しかろうと思うようなことでも
「ああうれしい、ありがたい」と心の置き所を替えていますか?
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<卓越のレシピ>
人生は心一つの置きどころ
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◆とにかく何をする場合でも、現在恵まれている自分を感謝しなければいけませんよ。
病になっても、運命が悪くなっても感謝するんです。
こう言うとなかには
「何かもらったとかなんとかなら感謝もするが、患って感謝する馬鹿があるか」
という人もいるわね。
でもそういう風に考える人があったら、そう考える人こそ馬鹿ですよ。
◆私も初めてそれを言われたときわからなかった。
私がインドでひどい病を患っていた時です。
毎日、そりゃ形容もできない病の苦しさで辛い思いでいたとき。
ある朝、私が教えを受けていた先生が「お前って、世界一の幸せ者だね」と、こういうんです。
明日をも知れない重病で苦しんでいる時だけに、その言葉を聞いて私、腹が立ちましたよ。
「冷やかしも、いい加減にしてください」
と言ってやりたかったが、向こうは階級の違う先生だから、突っかかっていくわけにもいきません。
◆そうしたら、
「お前よく考えなさい。お前は自分が現在、患っていることを非常に恨みがましく思っているかもしれないけれど、死なずに生きている事をなぜ感謝しないんだ。よしんば、死んだからって喧嘩にもならないし、それにまだ
死なずに生きているじゃないか。
その上、その病があればこそ、このインドの山の中まで来て、人生というものを研究しようという真面目な気持ちもなれるのだ。
もし病がなかったら、何の役にも立たない他の所へ行ってしまうだろう。
それを考えてみれば、病にたいして何故、感謝しないんだ。」
と言われ、ああそうか、私は阿呆かいなあと思った。
◆私、世の中にはもっと恵まれて丈夫で幸せに生きている人もあるだろうに、自分は何も悪いことした覚えもないのに、こんな病を患うなんて、神も仏もあるもんかって考えていた。
ありがたい、嬉しい、なんて気持ちはちっともなく、見当はずれな恨みを持ち、愚痴をいっていたのです。
だから自分ながら愛想が尽きるほど汚い気持ちと、不平不満ばかりで、感謝しなければならないような場合でも感謝せず、何の権利もないくせに自分だけには幸せな運命が来るのが当然のものとし、それをなし能う資格があるように、その当時の私は考えていたわけなんです。
◆ですから、感謝の念のない人間は不幸ですよ。
本当に不幸ですよ。
モノのありがたみがわからないのですから。
なにを見ても聞いても腹が立って、コンプレックスを感じる人生が愉快ですか?
つつましやかに感謝の念を持って生きるようになったら、どれだけ人生のスケールが大きくなるかわからないでしょう。
結局、人生といっても、それを決定するものは、心なんです。
昔から言っているでしょう
「人生は心一つの置きどころ」と。
◆側からは辛かろう、苦しかろうと思うようなことでも、本人が
「ああうれしい、ありがたい」
と考えれば何でもないんだ。
何もかも心の置き所を替えることです。
それが本当の意味で『最初に最も大切なこと』なんです。
◆明治9年(1877年)生まれで波瀾万丈の人生を生き、日本の成功哲学の根本となった中村天風氏が教えてくれています。
『人生は心一つの置きどころ!』
- 松下幸之助はいいました。
『たとえ平凡で小さなことでも、それを自分なりに深く噛みしめ味わえば、大きな体験に匹敵します。』
『たとえ3日間の手伝い仕事であっても、その仕事に一生のような心構えで真剣に立ち向かうならば、そこから必ず大きなものを得ることができる。ということです。
そうしてこそあらゆる場合に直面しても動じない精神が身につくということでしょう。
私のこれまでの体験からいうと、現在与えられた今の仕事に打ち込めないような心構えではどこの職場に変わっても決していい仕事はできない。』
- 高橋歩 はいいました。
『必要なのは、勇気ではなく、覚悟!決めてしまえば、すべては動き始める』
◆ダグラス・マッカーサーはいいました。
『一つ片付いたが、まだ戦争の道筋を一歩進んだだけだ。
諸君らが勝つか負けるか、生きるか死ぬか。その違いはまつげ1本だ。死を恐れぬ者だけが生き残れる。』
- 東條英機はいいました。
『当然、戦争における全ての責任は私が背負う。言うことはない。覚悟はできている。』 - キング牧師はいいました。
『そのために死ねる何かを見つけていない男は生きるのにふさわしくないのではないか』
◆ゲーテはいいました。
『喜んで行い、そして行ったことを喜べる人は幸福である』
- F ルーズベルトはいいました。
『あなたのできることをしなさい。・・・あなたのいるところで』 - スティーヴン・ホーキングはいいました。
『自分が今もっている力をぜんぶ使え』 - 杜荀鶴(とじゅくかく)はいいました
『心頭滅却すれば火もまた涼し』 - 平田篤胤はいいました。
『なせば成る、なさねば成らぬ何ごとも、ならぬは人のなさぬなりけり』
◆『人生は心一つの置きどころ!』
自己責任100%の人生において深い言葉ですね!
『覚悟とは犠牲を払うことではない!
覚悟とは暗闇のなかに進むべき道を切り開くことだ』
少年ジャンプ ジョジョの奇妙な冒険より
より魂を成長させて、自分自身の『心』を、人とさらに豊かに幸福に健康に強運に生きるための『道具』として活用することが大切ですね。
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君に成功を贈る/日本経営合理化協会出版局
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<魔法のレシピ>
■つつましやかに感謝の念をもって生きるようになったら、どれだけ人生のスケールが大きくなるかわからない!
■何をする場合でも、現在、恵まれている自分を感謝しなければいけませんよ
病になっても、運命が悪くなっても感謝するんです!
■側からは辛かろう、苦しかろうと思うようなことでも、本人が「ああうれしい、ありがたい」と考えれば何でもないんだ!
何もかも心の置き所を替えることです。
結局、人生といっても、それを決定するものは、心なんです
「人生は心一つの置きどころ」
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