カンブリア宮殿 2012年5月17日放送
”パンを日本に広めた企業・神戸屋の挑戦を観ました。
◆ゲスト 神戸屋
代表取締役社長 桐山健一(きりやま・けんいち)氏を観ました。
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■豊かさを創る質問■
・あなたは、まず生き残ることを優先していますか?
・あなたは、『創業の理念』と『思い』『事業の歴史』を理解していますか?
・あなたは、『思い』を実現するまで改善を続けていますか?
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https://www.kobeyarestaurant.co.jp/
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<卓越のレシピ>
事業に思いあり! 事業に歴史あり!
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◆「神戸屋のベーカリーレストランは、どんなところに出店をしているのですか?」
桐山社長:「夕食にパンを!」というコンセプトでつくりましたのでファミリーというより、海外での食事経験が多い方や外国人の方がたくさん住んでいるロケーションに出店しています。
そういうお店だと、外国人の方がパンを食べているのを見てああ、ああいうふうに食べるんだ!と食べ方が分かりますので。。。
村上龍さん:「経済力がある人が住んでいるところですよね?」
桐山社長:ベーカリーレストランで、パンだけで食べるということはありませんので、他のお料理も頼む、そういう経済力がある人がいるところですね。
◆神戸屋のカフェベーカリーは、一度、祖父の時代にやって失敗しました。
カフェベーカリーのニーズがないときにウエイトレスを仕立ててやりましたが、オープンしてお客様がぜんぜんこないので、すぐに閉まってしまいました。
その後、戦後すぐに1956年ですね。
まだ日本人が旅行しない時代に、祖父がアメリカのワシントンに使節団でいきました。
飛行機が南廻りに飛ぶ当時は、外国では日本人が食べるものがなかったのです。
そこで使節団全員が、お腹を壊しました。
やっとワシントンについたとき、そこで祖父は始めてサンドイッチを食べたのです。
そこで祖父は生き返りました!
◆「神戸屋のベーカリーレストランは1975年からですよね?」
桐山社長:そうですね、ベーカリーレストランということでお店をだしたのに、肝心の「パン」を食べてもらえませんでした。
お客様の85%は「ご飯」を食べていました。
どうしたらベーカリーレストランで「パン」を食べていただけるのか?と考えました。
そこで、「ご飯」に合わない味付けに少しづつ味を変えて生きました。
例えば、油を使う時には、どういう油なら「パン」に合うか? 「ご飯」には合わないか?
醤油味は「ご飯」に合いますよね。だからこれはおかずで出しては駄目ですね。
逆に、オリーブオイルは「ご飯」に合いませんね。
◆村上龍さん:ベーカリーレストランでパンが食べられるまでに、どれくらいかかったのですか?
桐山社長:もうかれこれ25年です。四半世紀です。
なぜなら、お金を払うおじいちゃんやおばあちゃんは、幕の内弁当やカレーなどの「ご飯」を用意しておかないと・・・。
それに、お昼のランチは「ご飯」ものがないと売上げが下がるのです。
くやし~~~いですけど、まず生き残らないと!
こういう四半世紀の長い道のりがあるのです。
◆村上龍さん:カンブリア宮殿でもご紹介させていただきましたが
・『自分のつくったワインを一番美味しく食べてもらうためにレストランをつくる!』
・『手作りハムを食べてもらうために、レストランをつくる!』というのは豊かになったのですよね。
桐山社長:「なぜ、神戸屋がベーカリーレストランに足を踏み入れたのか?」
というと、祖父がアメリカに行ったときに、お腹をこわしてしまった!
『これじゃあ日本人は欧米人と戦えない!ということで、日本人をパン食に慣れさせるために、まずはレストランからつくったのです。』
その後、ベーカリーをレストランから分離して、神戸屋キッチンをつくったのです。
ここには祖父の思いが如実に入っているのです。
「私たちは、お客様の台所になりたい! 朝・昼・晩とパンを食べて欲しい!と、そうしないと日本人は外国にいって勝てないよ!」
自分のおじいさんが何度も何度も、孫の私に話をされていたのです。
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志高く 孫正義正伝 完全版 (実業之日本社文庫)/実業之日本社
¥720
◆ソフトバンク創業者である孫正義社長はいいました!
・先の見えない時代だからこそ遠くを見つめたい。
・勝ちに徹することができるのは勝利以上に重要な大きな志と理念があるからです。
・高い志を持って真正面から取り組むことに躊躇すべき理由はありません。
・最初にあったのは、夢とそして根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった。
・まるで見て帰ってきたかのように語れるのがビジョンである
・狂った様に打ち込まずして事を成せるほど世の中は甘くない。
事を成す 孫正義の新30年ビジョン/実業之日本社
¥1,890
◆孫正義社長の物事の見方には深い含蓄があります。
・全ての物事は、見る者の心構えで全く別物に見える。
・降りかかる難題を解決する事に快感を感じれる人物は成長する。
・己れの志は、絶対に成すと決意。それが無ければ困難は乗り越えられない。
・知恵や知識は、道具に過ぎない。明確な志し無き時は道具の持ち腐れである。
・保守派は現実を見る。革新派は未来の現実を見る。
・あらゆる問題点を解決しながら事を成す者が新時代を創る。
◆孫正義社長は、難題をどのように解決しているのでしょうか?
・難題を解く最大の鍵は、押し切ってでもやるという強い意志。
・横車を押しても良いのは、それが世の多くの人々の為になる時だけだ。
・横車は、ただ押してはならない。力いっぱい押さねばならない。それが世の為なら。
・一番重要なのは、『志』です。
・『志』は、共に成そうとする者が集ってこそ実現する。
・命をかけれる仕事と同志達に巡り会えた事、それだけでも幸せだ。
【ゲストプロフィール】
◆ゲスト 神戸屋
代表取締役社長 桐山健一(きりやま・けんいち)氏
【ゲストプロフィール】
1956年 大阪府豊中市生まれ
1981年 信州大学工学部卒業後、大手電機メーカー入社
1985年 神戸屋入社後、パンの勉強のためアメリカ留学
2002年 現職
【企業プロフィール】
創業 1918年
年商 640億(2011年12月期)
店舗 パン・洋菓子などの製造販売、ベーカリーレストランなど
グループ全体で101店舗を展開。
社員数 1216人(グループ全体で1524人)
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<魔法のレシピ>
■ 「夕食にパンを!」というコンセプトで始めて25年
「どうしたらベーカリーレストランで「パン」を食べていただけるのか?」
■ お昼のランチは「ご飯」ものがないと売上げが下がる!
「くやし~~~いですけど、まず生き残らないと!」
■ 海外で日本人が食べるものがないのでは欧米人と戦えない!
ということで、日本人をパン食に慣れさせるために神戸屋ではまずはレストランからつくった!
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<さくらのB級ぐるめ>★★★★★ ★★★
最近、ハマっている神戸屋さんで、いつもはデザート系の甘いパンを購入していましたが、今日はチーズのカンパーニュを頂きました。
ナチュラルチーズが中に巻き込まれていて、さらにトッピングがチーズ好きにはたまりませんヾ(@^▽^@)ノ
程よい塩分で、赤ワインにばっちり合いますね。
o(*⌒ω⌒)b♪♫•*¨*•.¸¸♪♫•*¨*
『神戸屋さんの“昔ながらのつくり方”』
イーストフード・乳化剤を使わないパンづくりで、時間と労力を惜しまず、小麦の持つ「自然の美味しさ」を引き出すことだそうです。
パンと料理の相性づくり!!
小麦粉本来の味と料理が共鳴しスッと感じる食感、のど越しがありますパンと料理のハーモニーパンの美味しさが料理に乗った瞬間だそうです。
神戸屋さんはイーストフードと乳化剤を使わないパンづくりがパンの美味しさを料理に乗せる一つの解だと考えているそうです。
☆*.。((〃’艸’〃))。.*☆
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ありがとうございます。