情報楽園会社/増田宗昭
¥1,000
カンブリア宮殿で,レンタルDVDのツタヤを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
『俺たちは、客を喜ばす世界一の「企画」集団だ!』
◆ゲスト ツタヤを展開するCCC社長
増田 宗昭(ますだ・むねあき)氏を観ました。
増田 宗昭社長は映画や音楽、出版にかかわる方からみたら風雲児である。
CCCは、エンタメだけで年商1750億円と業界日本一
消費者不況といわれるなかでDVDの貸し出しは年間7億枚にせまるツタヤは、レンタルだけではなくCDやDVDの売り上げでも日本一!
本の売り上げも日本一!
『Tカード』は、会員数がなんと3850万人を超え日本人の3人に1人が会員である。
増田社長は
『新しい企画をやるときは、自分の力で、自分の商圏で1番になれることだけをやれ!』という
増田社長は、なぜ『企画』が必要だと思ったのでしょうか?
■豊かさを創る質問■
・あなたのビジネスは、お客様や関係者をHAPPYにできる確信がありますか?
・あなたが、ビジネスパートナーを選ぶ基準は何ですか?
・あなたは、『心』を育てていますか?
__________________________
<魔法のレシピ>
ビジネスはお客様や関係者をHAPPYにできる!
__________________________
◆増田さんは、何で『企画』が必要だと思ったのですか?
(1)学生時代に母にお金もらい遊んだのです。
海外にもいったし、車もかってもらった。そのなかで楽しい事を知ったのです。
(2)すゞ屋で、土地しかないところから、ベルコモンズをやらせてもらったからです。
遊んでると、不条理に出会う。
例えば
「なんで、あんなアーティストが売れてるの?」
「なんで、あんなお店にお客さん入ってるの?」
おかしいじゃんと思った。
ビジネスはお客様も皆もHAPPYにできると思った経験からきているのですね。
だからベルコモンズでは、お客さんがたくさん来て、お客さんも大家さんも、すゞ屋さんも喜んでくれたから『企画』が必要だと思ったのです。
◆増田社長が社員によく言う言葉がある。
人間は『心』と『身体』と『脳』でなりたっている。
・『脳』は、たいがい自分を守るために使うのです。
・『心』は、だいたい人のために使うのです。
例えば、街で人が倒れていたとします。
『助けよう!』と思うのは『心』です。
『人が見ているから恥ずかしい!』と思うのは『頭』です。
今は情報社会で『頭』ばかりを鍛えている。
でも『頭』だけで考えると、自己防衛に走るのが人間です。
企画は、『頭』と『心』のどちらかで生まれるか?というと『心』なんです。
◆上場していると説明を求められるのです。
当たる企画は直感なんです。
「いいと思うんだ!」ということで、わからない。
だから上場は廃止した。
「ロジックで儲かることなんてことはない。」
そんななら自分がやらなくても皆すでにやってる。
新しいものを生んでいくには『心』が強くないと!
◆優れた『企画』ができる人は育てられるのですか?そこなんです。
それは『頭』でなく『心」なんです。
『心』は経験なんです。
増田社長は、CCCは絶対に世界一になると確信していた。
だから社員をどんどん採用した。
CCCでは、社員が600人のときに、新卒を300人採用した。
この時の採用基準は『心』です。
「こいつといて居心地がいいかどうか?」です。
新しいものを生んでいくには「心」が大切なんです。
◆「利益」と「顧客価値」というのはバランスとれるのですか?
とれないですよ。
『顧客価値があれば、儲かるのです。』
自分の拙い経験からいうと「利益」から考えて儲かったためしがないです。
つづけて村上龍さんはいいます。
「過去のカンブリア宮殿のゲストでも『利益のために!』というのが頭にあって儲かった企業はなかったです。」
◆村上龍さんの編集後記◆
『大胆かつ繊細』
実際にお会いして、増田さんの印象が変わった。
出版・映像・音楽、あらゆるメディアで「風雲児」として知られていた人だが、収録中、増田さんは
「こんな感じの話でいいですか」と、何度も、しつこいくらいわたしと小池栄子さんに確認しようとした。
企画・実行されるプロジェクトは大胆そのものだが、会話は実に繊細でディテールを大切にする。
『悪魔のように大胆に、天使のように繊細に』
という有名な言葉を思い出した。
時代の寵児は、常に両面を併せ持っている。
【ゲストプロフィール】
◆CCカルチュア・コンビニエンス・クラブ 社長
増田 宗昭(ますだ・むねあき)
1951年1月20日 大阪府枚方市生まれ
同志社大学経済学部卒。
卒業後アパレル業界で働き、83年に「TSUTAYA(ツタヤ)」の前身「蔦屋書店」を枚方市で創業。
85年に運営母体であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を設立。
以後、TSUTAYA以外にディレクTV設立やTカードなど、様々な事業展開を企画し続ける。
情報楽園会社/増田宗昭
¥1,000
__________________________
<魔法のレシピ>
■CCCでは、社員が600人のときに、新卒を300人採用した
この時の採用基準は『心』です「こいつといて居心地がいいかどうか?」です
新しいものを生んでいくには「心」が大切なんです
■人間は『心』と『身体』と『脳』でなりたっている
・『脳』は、たいがい自分を守るために使うのです
・『心』は、だいたい人のために使うのです
■『企画』ができる人は育てられるのですか?
『企画』は『頭』でなく『心」なんです
『心』は経験なんです
__________________________