情報楽園会社―TSUTAYAの創業とディレクTVの起業/増田 宗昭
¥1,575
カンブリア宮殿で,レンタルDVDのツタヤを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
◆ゲスト
ツタヤを展開するCCC社長
増田 宗昭(ますだ・むねあき)氏を観ました。
増田社長は、東京の代官山に60歳以上のプレミアム層向けの『Tサイト』をこれまでにないコンテンツビジネスを生み出すことを企画してオープンした。
常識破り、世界一の“企画”を売る会社!を目指すCCCが展開する『代官山 Tサイト』の企画とは?
■豊かさを創る質問■
・あなたの『ロールモデル』と『反面教師』はどこですか?
・あなたはノンカスタマの情報を社外から集めていますか?
・あなたはノンカスタマの情報を理解してイノベーションに活用していますか?
<魔法のレシピ>
『時代の波』を学びイノベーションを続けよう!
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◆増田社長の企画のひとつ、代官山に『Tサイトという楽園』をつくる商業施設の企画がはじまった。
ターゲットはプレミアエイジ(60歳以上)と言われる熟年層の街だ!
「代官山は商売が成功しない!」と言われるのは、人が来ないからです。
だから『代官山 Tサイト』は「いかないでどうする!」というような街にする。
◆増田さんはここで、これまでにないコンテンツビジネスを生み出すことを企画していた。
・増田は渡米して、ワーナーブラザーズやディズニー、ソニーピクチャーズなど、スーツを着て自ら交渉!
契約の関係で『ダーティーハリー』も『2001年宇宙の旅』も日本ではDVDにできない。
『ソフィアローレンの映画』は60%しか日本ではDVDにできなかった。
『映画のDVD販売権利は殆どが6年』です。それ以上は売れない。
増田さんは、ソニーピクチャーズの経営陣に
『もったいない! もの凄い大きな機会損失をしている。
それをツタヤで、売らせてください!そうすれば双方に利益がある!』
と伝えると相手も納得!こうして交渉が成立した。
こうして増田さんは、3000タイトルのDVDの日本での販売権利を手にした。
◆プレミアエイジのための楽園、『代官山 Tサイト』ではジャズのCDや、旅行などで、どこにも負けないプロのコンシェルジュを置いている。
『代官山 Tサイト』にいらっしゃる、プレミアムエイジの声は
・『本をゆっくり観れる。』
・『1ヶ月くらい通わないと、選べない!』
・『凄い場所ができましたね。』
と好評です。
◆「なぜ、『代官山 Tサイト』のターゲットを60歳以上(プレミアムエイジ)にしたのでしょうか?」
日本の個人資産の1400兆円のうち60歳以上(プレミアムエイジ)が1000兆円以上の資産をもっていて、時間をもお金もあるのに、その人たちへのサービスがないのです。
そんなにお金も、時間もあるのに、その人達がお金を使っていない。
※例えば、『Tカード』の会員比率は
・20代 64%
・50代 20%
・60代 10%
・70代 5%
CCCでも、これから日本の若い人は減っていくのに、お金と時間がある60歳以上(プレミアムエイジ)へのサービスが殆どないのです。
◆だから、60歳以上のプレミアムエイジが
『ここに来たら凄く楽しい!』
『ここがやっていて良かった!』
という場所を、自分たちは企画屋として『それを創ってやろう!』ということです。
自分を追い込んで、企画屋としてやらなければならない!
立場にしたのです。
◆『しかし、なんでもインターネットからダウンロードできる
今の時代に、お店まで行く!というのはどうなんですか?』
アメリカの大手書店は倒産しました!でも、それをツタヤでは
「こんなにお客さん来てるよ!」
「こんなに売れているよ!」
というのを検証したい。
注:「アメリカの大手の書店ボーダーズが16日、連邦破産法11条の適用を申請して倒産した。全部で642店の役3割にあたる200店を閉鎖。約6000人の従業員が影響を受ける。インターネット経由で携帯端末などにとりこめる電子書籍やネット書店の普及で、業績不振が続いていた。」
◆「物がない時代は、買いたい!お客様が多いので、お客様のために『売り場』が必要だったんです。」
「でも物があまってきたらお客様は『選ぶ場』が欲しいのですよ。
だから『物が選べる場所をつくった』のです。」
それが『ツタヤの企画』であり『代官山 Tサイト』です。
自動車王のヘンリーフォードはいいました。
『成功に秘訣というもにがあるとすれば、自分の立場と同時に相手の立場からも物事のみることができる脳力である』
◆『顧客の関心はどこにあるか』
顧客は自からが求めるもの、必要とするもの、期待するものにしか関心を寄せない。
顧客の関心は、この製品あるいは企業は自分に何をしてくれるかである。
Pドラッカー
・『重要なのはノンカスタマの情報』
最も重要なのはノンカスタマ(非顧客)についてのものである。
変化が起るのは、ノンカスタマの世界においてである。
・『外に出てノンカスタマを知る』
いかなる事業にあろうとも、責任ある立場の者は、多くの時間を社外で過ごさなければならない。ノンカスタマを知ることは至難である
だが外に出てノンカスタマを知ることだけが、知識の幅を広げる
唯一の道である。
Pドラッカー
情報楽園会社―TSUTAYAの創業とディレクTVの起業/増田 宗昭
¥1,575
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<魔法のレシピ>
■ 物がない時代は、「買いたい!お客様が多い」のでお客様のために『売り場』が必要だった
■ 物があまってきたらお客様は『選ぶ場』が欲しいのですだから『物が選べる場所をつくった』
■ 顧客を創造しつづけるために仮説と検証を繰り返しマーケティングとイノベーションを継続的、発展的におこなおう
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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★★★
スターバックスコーヒーで、本日のコーヒーをいただきました。
スターバックスコーヒーには
・ドリップコーヒータイプと
・凝縮抽出したエスプレッソタイプ
があるそうです。
ドリップタイプは
・「本日のコーヒー」(ブラックコーヒー)と、
・「カフェミスト」(ミルク入り)の2種だけです。
その他のドリンクはすべてエスプレッソタイプを基本に、さまざまなフレーバーやトッピングをつけて味を変えてあります。
エスプレッソタイプのコーヒーはえぐみが強く、苦めです。
「本日のコーヒー」が味が濃くて飲みづらい場合は「アメリカーノ」がおすすめです。
スターバックスコーヒーはこちら
https://www.starbucks.co.jp/
有難うございます。