もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
¥1,680
新年、明けましておめでとうございます。
『もしドラ』
(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら!)
第1話「みなみは“マネジメント”と出会った!」を読みました。
・『組織の存在意義』
あらゆる組織が社会の機関である
組織が存在するのは、組織自身のためではない。
自らの機能を果たすことで社会、コミュニティー、個人のニーズを満たすためである。
組織とは目的ではなく、手段である。
・『マネジメントの3つの役割』
マネジメントには、自らの組織を機能させ、社会に貢献させるうえで三つの役割がある。
第1 自らの組織に特有の使命を果たす
第2 仕事を通じて働く人をいかす
第3 自らが社会に与える影響を処理するとともに社会の問題についても貢献する
・『あげるべき成果を明確にせよ』
まずマネジメントが行うべきことは、自らの組織があげるべき成果を明確にすることである。
これは実際に取り組んでみれば明らかなように最も難しく、最も重要な仕事である。
組織の外部に成果を生み出すために資源を組織化することこそ、マネジメントの特有の機能である
Pドラッカー
■豊かさを創る質問■
・あなたの顧客は誰ですか?(誰の役にたちますか?)
・あなたの事業の本質は何ですか?
・あなたの顧客のメリットは何ですか?
・どうやって顧客に伝えますか?
・具体的な計画は何ですか?
◆あなたは、あなたの事業や顧客をありきたりに定義していませんか?
事業の有効な定義は一つしかない『顧客の創造である。』
Pドラッカー
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<魔法のレシピ>
マネージャーに必要な資質は才能ではなく、真摯さである
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ここからは『もしドラ』のあらすじになります。
※ネタバレがありますが、より深く内容を理解たい方にはお薦めです。
◆「もしドラ」第1話「みなみは“マネジメント”と出会った!」のあらすじ
川島みなみは程久保高校(ほどくぼこうこう)の2年生。
野球部のマネージャーをやっていた小学校時代からの親友・宮田夕紀が病気で入院してしまった。
夕紀に頼まれて程高野球部の試合を観に行ったが、ショートの桜井祐之助のエラーをきっかけに、エースの浅野慶一郎が崩れ大敗してしまう。
川島みなみから試合結果を聞いて落ち込む宮田夕紀。
そして川島みなみは親友のため、夕紀が戻るまで野球部のマネージャーになる決心をする。
◆マネージャー業務の参考になればと、本屋で「マネージャー」や「マネジメント」に関する本を探していた夕紀は、店の薦めでピーター・ドラッカーの「マネジメント」という本を買う。
川島みなみはその本を見た宮田夕紀にいわれます。
「それ、マネージャーの本じゃなくて、会社の社長さんとか経営者が読むビジネス書だよ」
川島みなみは自分の勘違いに氣づきますが家に帰って
「せっかく買ったのにもったいないから・・・。」とピーター・ドラッカーの「マネジメント」を読み始める。
◆川島みなみはピーター・ドラッカーの
「マネージャーに必要な資質は才能ではなく、真摯さである」ということばに感銘を受け
「この『マネジメント』で野球部をマネジメントする!」とひらめく。
そして野球部のマネージャーとしてのあいさつで、川島みなみはいきなり部員全員の前で
「私が野球部を甲子園に連れて行きます!」
と宣言する。
◆しかし野球部員で幼なじみの柏木次郎によると、程高野球部では甲子園どころか地区予選の3回戦突破がいいところらしい。
練習すら出てこない部員も多く、エースの浅野慶一郎に至っては試合と合宿しか出てこないそうだ。
川島みなみは、ピーター・ドラッカーの「マネジメント」に書かれていた
「事業の定義」とは何か?を考え始める。
「野球部の事業とは何か?」
また、事業の定義には「顧客の定義」が不可欠である。
「野球部の顧客とは誰か?」
◆川島みなみは、実は小学校時代に少年野球をやっていました。
しかし「ある理由」から野球が嫌いになってしまいます。
川島みなみは、もともと野球経験者で野球にはくわしいのです。
宮田夕紀の小学校時代の思い出があります。
みなみが、ここで打てばサヨナラ勝ちという場面の打席で、わざと1回大振りして相手を油断させてからヒットを打しました。
宮田夕紀は、川島みなみにいいました。
「あのとき、大事な場面で大胆な戦略をとれた、川島みなみの勇気に感動したの。
だから私はあの時と同じような感動をもう一度味わいたくて野球部のマネージャーになったの。」
それを聞いて川島みなみは「野球部の事業は、観客に感動を与えることだ!」と氣づきます。
◆あなたは、ミッションや理念から一貫性のある2012年の目標や方針を明確にしましたか?
・『目標』とは、どんな自分に成長したいのか?を明確にする手段である
・『目標の期限』とは、自分の成長の速度を決めるものである
・『目標』(方針)は、常にバーションアップする。
※経営者として、事業の継続性や発展性はどうか?
『成功者とは、成長者のことである』
・『組織の生存を確実にせよ』
マネジメントにとっての最大の責任は、組織の生存を確実にすることである
組織の構造を健全かつ堅固にし、打撃に耐えられるようにすることである。急激な変化に対応し、機会を捉えることである
Pドラッカー
◆『もしドラ』(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)はこちら!
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
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<魔法のレシピ>
■ 「事業の定義」を明確にしよう
■ 「顧客は誰か?」を明確にしよう
■ ありきたりの「定義」が正しいことは殆どない。「野球部の事業は観客に感動を与えることだ!」
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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★★★★
毎年、楽しみにしているお節料理(おせち料理)をいただきました。
お節の語源は中国から伝わった五節供の行事が奈良時代の朝廷内で、節会(せちえ)として行われ、そこで供される供御を節供(せちく)と言ったそうです。
おせち料理には、縁起の良い思いが込められているのですね。
・紅白かまぼこ
祝儀用としてめでたい彩りから。元は神饌の赤米白米を模したもの。
・伊達巻
「伊達」の由来は華やかさや派手さを表す言葉で伊達政宗の派手好きに由来することの他、諸説ある。見た目の豪華さで定番となる。
巻き物(書物)に似た形から、知識が増えることを願う縁起物。
卵焼きやだし巻を代わりに使用する場合もある。
・栗金団(くりきんとん)
「金団」とは黄金の団子という意味(金の布団の意味とする地方もある)で見た目の色合いが豪華で金塊のように見えるところから定番となる。
・昆布巻き
「よろこぶ」の語呂合わせから
・黒豆
マメに働く
・紅白なます
お祝いの水引をかたどったもの
・蕪の酢の物
ちょろぎ植物の根をシソ酢で赤く染めたもの
・酢蓮(すばす)
レンコンの酢の物。
・鰤の焼き物
出世魚である事から出世を祈願したもの。
・鯛の焼き物
元は神饌。「めでたい」の語呂合わせ。
・海老の焼き物
ひげが長く腰が曲がっている様子が老人を連想させることから長寿を祈願したもの。
・くわい
大きな芽が出ることから「めでたい」、芽が出る=出世を祈願。
また、古くは平仮名の「か」を「くわ」と表したので、くわい=かい=快から、一年を快く過ごせるように。
・蓮根
孔が空いていることから遠くが見えるように、先見性のある一年を祈願。
・牛蒡
ごぼう地中に深く根を張ることから
・里芋
里芋は子芋がたくさん付くことから、子宝を願って。
・数の子、いくら
子宝に恵まれる
・八ツ頭
同じく小芋がたくさん付くことから、また八には末広がりの意味をかけて子宝、子孫繁栄を願う
心を込めて毎年つくってくださる方の『真心』に感謝です。
ありがとうございます。