江崎グリコ創業者の歴史を読みました。
1915年、当時33歳の江崎 利一は佐賀県佐賀市の蓮池村に、江崎薬種店を開業していたそうです。
———————————————
<魔法のレシピ>
願望を明確にして『直感』を活用しよう
———————————————
◆利一はある夏の暑い日に、佐賀の空き瓶問屋の店先で足をとめた。
その店には、たくさんの葡萄酒(ワイン)の空き瓶があり、あき瓶を大阪の問屋に送り、空き瓶で商売をしていると聞く。
当時の葡萄酒は、滋養強壮剤として、飲まれるようになり始めてきた頃のことである。
ただし葡萄酒や日本酒などの発酵酒は生もののようなもので下手な扱い方をすれば腐ってしまう。
もし葡萄酒を扱って、江崎薬種店で買って飲んだ葡萄酒で腹でも壊されたら大変である。
◆ところが利一は、このとき空き瓶を扱う店の前に立ち止まって考えた。
「佐賀市の近くで、これだけ葡萄酒の空き瓶が出るということは、大樽で葡萄酒を購入して、自分の店で小瓶に詰め替えて売れば、大きな利益が出るかもしれない・・・・。」
思いついたら、すぐに行動におこすのが江崎利一の信条だった。
利一は、このときすぐに長崎に出かけて、外国人のお店から葡萄酒50ガロン(189.5リットル)入りの大樽と、見本の小瓶を一本買ってきた。
◆その後印刷屋に頼んで、見本の小瓶と似たようなラベルを印刷してもらい、空き瓶屋から瓶を買ってきて洗浄して、小瓶に葡萄酒を詰め替えた。
そして、「どうしたら葡萄酒が腐りにくいのか?」「逆にどうしたら腐るのか?」を研究した。
幸い利一は、少量の試験販売の売り込み先には困らない。
今まで取引のあった病院や、薬種問屋を廻って、葡萄酒を小瓶で置いて、実際に飲んでもらってから集金にいけばよかった。
◆当時の葡萄酒(ワイン)はアメリカではで大衆飲料だったが、日本ではまだ貴重な医薬品と同じ扱いだったので売買差益は非常に大きかった。
利一は、この最初の試験販売で上手くいったので翌年になると神戸から大樽を3本仕入れ販売した。
この販売にも成功した利一は、今度はカリフォルニアから直接、葡萄酒(ワイン)を20樽、30樽と仕入れるようになった。
◆カリフォルニアの仕入れ先は、利一が大切に保管していた葡萄酒のラベルの会社である。
神戸の輸入商は、まさか九州の片田舎から出てきた利一がアメリカと直接、取引をするとは考えていなかった。
もちろん利一も貿易ははじめてだったので、銀行や税関に取引の仕組みを教わりながら、学校の先生の頼んで英語で、仕入れの相手先に手紙を書き輸入のための書類をつくり、銀行に信用状をつくってもらい、カリフォルニアから長崎に直輸入したのである。
こうすることで貿易商の口銭や神戸から長崎までの運賃を節約できたので葡萄酒の原価は安くなり、利一の手に入る葡萄酒からの収益はさらに大きくなった。
◆当時、江崎利一がつくった広告のコピーが今でもグリコの本社に残っている。
「病人に最適の健康回復飲料、原酒はアメリカの本場から最高級品を直輸入瓶づめは地元で行った最高級品の葡萄酒を最低価格で提供」
利一は、主として薬種商の販売ネットを使い健康回復飲料として葡萄酒を売り込んだ。
利一は、翌々年に葡萄酒の販売高で九州一となり、1年間で上げた利益が1万3000円にもなった。これは(労働者50人の1年分の収入だった)
◆小学校しか出ていない利一がこれだけの収益を上げたのは空き瓶を売る店の前で足を止めて、葡萄酒の空き瓶を見ているうちにひらめいたインスピレーションからだった。
「佐賀市の近くで、これだけ葡萄酒の空き瓶が出るということは、大樽で葡萄酒を購入して、自分の店で小瓶に詰め替えて売れば、大きな利益が出るかもしれない・・・・。」
利一は、この直感から生まれた葡萄酒の商売で大きな利益をあげたのだ。
これは利一に「商売は頭と目の働かせ方次第だ!」と痛感させたのである。
◆京セラやKDDIの会長で、現在JALの再生に取り組まれている稲盛会長は目標や目的を明確にして、それが実現した状態とそこまでのプロセスを繰り返し、繰り返しイメージすることで潜在意識に透徹するぐらいの強い願望にしていくことで同じ町を歩いていも、他の人が氣がつかないチャンスに氣づくようになる。
と話されています。
斎藤一人さんも教えてくださるように、やはり『脳』を使いこなすことが大切なのですね。
■豊かさを創る質問■
「成功者の『脳』活用法を聞いたことがありますか?」
「あなたの明確な目標や目的はなんですか?」
「その願望とプロセスが、潜在意識に透徹するくらい繰り返し、繰り返しイメージしていますか?」
———————————————
<魔法のレシピ>
■ 商売は「頭」と「目」の働かせ方次第である
■ 潜在意識に透徹するぐらいの燃えるような願望をもとう
■ 目標や目的を明確にして、それが実現した状態とそこまでのロードマップを繰り返し、繰り返しイメージしよう
———————————————
<さくらのB級グルメ>★★★
牛めしの『松屋』の、カルキム丼390円をいただきました。
カルビとキムチのマッチングがいいですね。
お味噌汁がついてくるのもうれしいです。
『松屋』はキャンペーン期間で、6日までカルキム丼が390円とお得ですね。(*^^)爻(^^*)♪
◆『松屋』はこちらから
https://www.matsuyafoods.co.jp/menu/
有難うございます