ベンチャースピリットの研究―ケーススタディー三洋電機/大富 敬康
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三洋電機の創業者である井植 歳男の歴史を読みました。
1947年(昭和22年)、45歳の井植 歳男は松下電器産業㈱の専務として、義兄である松下幸之助の片腕を勤めていましたが、戦後、占領軍による財閥解体により松下電器産業を去り独立することになります。
独立といってもスタートはゼロからではなく、義兄に勧められ松下電器の株式を買うために住友銀行から借り入れた350万円もの個人的な借金を抱えていました。しかもその株式は紙屑同然だったそうです。※敬称略
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<魔法のレシピ>
大きな燃えるような願望が忍耐力を強くする
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◆井植 歳男が住友銀行に挨拶にいくと、のちに頭取になる鈴木剛が出迎えていいます。
「会社をおやめになられるそうですね。これからどうするのですか?」
「本当は故郷に帰って魚釣りでもして暮らしたいが、お宅に350万円もの借金があって、それを返す当てがなくて困っている」
「それは住友銀行も困ります。借金を担保に住友銀行がお金を貸す相手は2人目なのですがどうでしょうあなたの借金を担保に少しばかり融資をしますのでもう一度何か事業をやって利益を上げながら返済していただけませんか?」
といわます。
こうして固いことで有名な住友銀行から50万円の融資を受けて私財を処分した70万円とで「自転車用の発電ランプ」をつくる会社をはじめます。
◆1947年、井植 歳男は兵庫県に三洋電機製作所を設立。
出発にあたり松下幸之助が、「ナショナルのマーク」をつけることを認めてくれた。それは松下幸之助にできる最大の援助だった。
「自転車用の発電ランプ」の最初の試作品が完成したのが7月注文がぼつぼつ入り始めた11月、井植 歳男が商品見本をさわっていたら、自転車に取り付けるアーム軸が音もなく折れてしまった。
そこで、社内にあった全ての商品を検査してみると、半分が不良品これでは「ナショナルのマーク」を信用して買ってくださったお客様にも、また「ナショナルのマーク」を貸してくれた、義兄の松下幸之助にも申し訳がたたない。
◆彼はすぐに北条工場に電話して
「今までに売ったところに連絡して全部回収してやり直しや、改修の費用の方が、弁償の費用より高くつくだろうが、銭ですませたらあかんで!できたばかりの会社の信用に傷がつく、資金繰りは自分がなんとかするので、皆で力を合わせて私の指示どおりにしてくれ。」
◆この三洋電機の危機の際に、井植えは緊急な要件でどうしても秋田に行かなければなりませんでした。
そこで当時の北条工場の責任者に宛てて、弁当の包み紙に手紙を書いてポストへ投函します。
「今回の事故は出発したばかりの前途ある私たちにとって、将来に対する刺激であり、示唆でもある。将来の発展のためには、むしろ幸いであったと考えて、決して意気阻喪(いきそそう)することのないよう従業員とともに頑張って欲しい。」
北条工場の幹部たちは、この手紙を読んで、社長の井植がかえってきたら提出しようと考えていた辞表を破り捨てて、不眠不休で「自転車用発電ランプ」の回収と修理作業を始めたのだった。
◆この事件は井植の危惧とは逆に、粗悪品をを売るのが常識だった当時の業界に
「三洋電機はよそとはちょっと違うで。松下の元の専務さんが社長らしいが、信用してもよさそうな会社や」
という評判を広げ、それから暫くして、その後の三洋電機製品の拡販に大きく役立つのでした。
◆成功した事業家の歴史から学んでみると、凄い逆境を乗り越えて成功している人も少なくありません。
彼らは多くの人が諦めてしまうような出来事についても決してマイナスに捉えたり、愚痴をいったり、諦めたりせず逆にその出来事を明確なビジョンに向けて、前向きに捉えさらに信念を強化し、クリエイティブなアイデアをもって乗り越えています。
思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき/ナポレオン ヒル
¥2,310
◆1億冊以上読まれ、世界の成功哲学の源流といわれる『思考は現実化する』の著者であるナポレオン・ヒル博士はいいます。
「忍耐力の欠如は失敗の最大の原因である。その最も簡単な克服方法とは、自分の目標や願望に心を集中し、その鮮明なイメージを心に浮かべることだ。」
■豊かさを創る質問■
「あなたの明確なビジョンは何ですか?」
「それは誰のためになりますか?」
「動機は真ですか? 私心はありませんか?」
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<魔法のレシピ>
■ 信頼されたければ、信頼される人間になることである
■ 出来事の見方(意味付け)が、あり方を決める
■ 「ついてる」人は、どこまでいっても「ついている」考え方から始めよう!
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<さくらのB級グルメ>
大好きなサイゼリヤで「日替わりランチ」をいただきました。
ハンバーグに牛肉コロッケ、ソーセージと野菜炒め、ライスやドリンクバーがついて、なんと! 600円(*^^)爻(^^*)♪
サイゼリヤの日替わりランチのお値段は、お店の場所によっても違うようですが、ドリンクバーがついてこのお値段はうれしいですね。
下町のサイゼリヤでは、熟年カップルが昼から笑顔でワインを飲んでいて、ほろ酔い気分でなんだかとってもほのぼのしてますね。♪カンパーイ(・∀・)/▼☆▼\(・∀・)♪
有難うございます。