カンブリア宮殿 2011年12月1日 放送
ワイン業界の異端児が語る!
頑固ものの曲げない経営で年間30万人を集める新潟の大人気ワイナリー『カーブドッチ』を経営する
落 希一郎(おち・きいちろう)氏
「大きくなることに価値はない!
これが日本を幸せにする経営だ!」を観ました。
『カーブドッチ』という名前ですが・・・。
カーブはワイン作りの原点の穴蔵をカーブと呼びます。
そこで『落さんのワインの穴蔵』ということで『カーブドッチ』という名前にしました。
■豊かさを創る質問■
・あなたは、「成功しよう!」ということを追求するより「魂が喜ぶこと!」を優先していますか?
・あなたは、自分のつくった商品を、わかる人にわかってもらっていますか?
・あなたは、魂が喜ぶ仕事をしていますか?
※カンブリア宮殿はこちら!
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
__________________________
<魔法のレシピ>
魂が喜ぶ仕事をする!
__________________________
◆村上龍:カーブドッチを経営されて成功している落さんの本を読んでいると
「成功しよう!というデザイアーを追求する」よりも
「美味しいワインを提供したい!」
ということを優先してそれを追求されてきたようにかんじます。
そこに、なんだか非常に大切なヒントがあるように思えまして・・・。
大量に商品を製造して「世界にうって出る!」という経営ももちろんいいのですが、
「自分のつくった商品をわかる人に、わかってもらう!」
というのも良い感じがします。
これまで日本は、高度成長があって、バブルがあってやってきましたが、落さんのカーブドッチは、その後の新しい経営を象徴しているように思います。
「新しい経営とは何か?」
ワインという素敵な商品を通じて教えて頂ければと思います。
◆カーブドッチは、年間30万人が訪れる超人気ワイナリーです。
カーブドッチで育てているのは世界的に人気の赤ワインの品種カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、白ワインの代表格シャルドネなど、欧州系と呼ばれるワイン専用のブドウです。
カーブドッチでは、これら欧州系のブドウを自家栽培、自家醸造して、年間6万本のこだわりのワインを生産しています。
ところが落さんは、このワインを流通に乗せて東京で売ろうとは考えていません。
◆カーブドッチのワインショップでは、1本3000円ほどのワインが次々に売れていく。
カーブドッチの敷地に一歩足を踏み入れると、そこはまるでヨーロッパの田舎。
人々を魅了するのは、こだわりのレストランの数々。
南欧料理に、ドイツの本格ソーセージ、天然酵母のパンカーブドッチの客は美しい風景を眺めながら、思う存分ワインを堪能することができるのです。
村上龍:日本でも流通がかわって、安いけど美味しいワインを飲む人が増えましたね!
落社長:それと、料理とワインの関係がわかってきて
「このワインの方が、この料理を引き立てる!」
というのがわかる方が増えてきました。
◆村上龍:ヨーロッパで凄く美味しいワインに出会ったことがあります。
爽やかで清々しくて!
「このワインのラベルが欲しい!」とウエイターにいうと
「エっ?このラベルが欲しいのか!」という感じの顏をするのです。
それで聞いてみると、ボトルで800円くらいのワインでした。
ボトルが1万円のシャトームートンとかのワインを飲むよりも美味しく感じたのですが・・・。
キチンとつくられているワインは、この料理にはこのワインが合うとか、今日はこういう記念日だからこのワイン!とか用途で飲みますよね。
◆落社長:ワインは、その方の状況で、美味しい!というのがありますから。
例えば、ワイナリーやそこのレストランにいくと、そこには美しい田園風景があったりします。
その地でできたワインを、その場所でいただくと、それだけで「美味しい!」というのもあります。
それともうひとつのワインの愉しみがあります。
例えば、このワインはこの後、5年はできない!となると、ワイナリーでそのボトルを1ケースとか購入してきて、それを家で楽しむこともできます。
◆ワインは『究極の地産地消の商品』だと思います。
ワインはそのワインがつくられた土地で、その土地のものと一緒に飲むのが、本来は一番いいのです。
自分の祖父の代からの葡萄の樹から出来たワインには、感謝の氣持ちがはいるので美味しく感じるという人もいます。
※カーブドッチはこちら!
https://travigne.jp/
【ゲストプロフィール】
◆ゲスト カーブドッチ経営者
欧州ぶどう栽培研究所 代表取締役社長
落 希一郎(おち・きいちろう)氏
1948年:鹿児島県生まれ。東京外国語大学中退
1976年:西ドイツ国立ワイン学校卒業
その後、叔父が経営する(株)北海道ワインでワイナリー事業に従事
1992年:新潟県新潟市(旧巻町)にてカーブドッチ設立
【企業プロフィール】
所在地:新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
年商:10億円(うちワインの売り上げ1億円)
従業員数:160人
「ヴィノクラブ」会員数:約1万人
_____________________________
<魔法のレシピ>
■ 「成功しよう!というデザイアー」を追求するよりも「美味しいワインを提供したい!」ということを優先する!
■ 自分のつくった商品をわかる人に、わかってもらう!
■ ワインは、そのワインがつくられた土地で、その土地のものと一緒に飲むのが、本来は一番いい!
______________________________
<さくらのB級グルメ>★★★★★ ★★★
カフェベローチェでアイスコーヒー190円をいただきました。
カフェベローチェは
『価値ある価格で美味しいコーヒーを!』
というコンセプトどおりブレンドコーヒーMサイズを1杯180円という低価格に設定しています。
しかも一番小さいMサイズでさえ大きめのマグカップで提供するなど、低価格でも価値ある美味しいコーヒーがいただけます。
お店にもよりますが、座り心地が良く雰囲気が良いお店だと、リラックスしてついつい長居してしまいますね。
◆カフェ・ベローチェ(CAFÉ VELOCE)は、株式会社シャノアールが展開するセルフサービス形式のコーヒーショップ(喫茶店)です。
1986年に営業を開始。以来、東京都心を中心にしつつ、関西や東北、九州、名古屋などへも事業を展開。
2010年現在で181店舗が存在する。
店名の「ベローチェ」はイタリア語で「速い」という意味で迅速なサービスを表現している。
コーヒーを中心としたドリンクメニューの他に、菓子パン、クッキーなどの焼き菓子、ケーキなどのデザート、サンドイッチといったフードメニューも揃えている。
同じくセルフ式コーヒーチェーンを展開し、同じ価格帯であるドトールコーヒーショップなどが主なライバルとなっている。
なお、一部でエスプレッソとエスプレッソ系ドリンク(カフェラテ、カフェモカ)を取り扱っていない店舗もある。
※ウィキティペディアより
※カフェベローチェはこちら!
https://chatnoir-company.com/veloce/index.html
ありがとうございます。