ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則/ジェームズ・C. コリンズ
¥2,039
スタンフォード大学教授のジェームズ・C・コリンズとジェリー・I・ポラスの名著『ビジョナリー・カンパニー』を読みました。
『ビジョナリー・カンパニー』はこの世でとくに長く続き、特に成功している企業、つまり『真に卓越した企業と、それ以外の企業の違いは、どこにあるのか?』を調査しています。
とても興味深いのは・・・
この調査結果で、広く信じられている、真に卓越した企業の神話が12も覆されている点です。
1995年9月初版ですが・・・
今なお、変わらぬ原則が伝わってきます。
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<魔法のレシピ>
ビジョナリーカンパニーに学ぼう
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◆ビジョナリーカンパニー(未来志向)の企業とは成功しているだけでなく、長くつづいているだけでもない超一流企業であり、何十年もの間その地位をたもっている。
例えば・・・
・3M
・アメリカンエクスプレス
・ボーイング
・IBM
・ウオルマート
・ウオルトディズニー
・GE
『12の崩れた神話』より・・・
◆神話1 「素晴らしい会社を始めるには素晴らしいアイデアが必要である」
<現実>
ビジョナリーカンパニーには、具体的なアイデアをまったくもたずに設立されたものもある会社設立当初から成功を収めた企業の比率は、比較対象企業よりビジョナリーカンパニーのほうがかなり低かった。
ビジョナリーカンパニーはスタートで出遅れても、長距離レースでは勝つことが多い。
◆神話2「ビジョナリーカンパニーには、ビジョンを持った偉大なカリスマ指導者が必要である」
<現実>
ビジョナリーカンパニーにとって、ビジョンを持ったカリスマ指導者は全く必要ない。
偉大な指導者になるよりも、長く続く組織を作り出すことに力を注いでいる。
◆神話3 「成功している企業は、利益の追求を最大の目的にしてる」
<現実>
ビジョナリーカンパニーの目標はさまざまで、利益を得ることはそのうちのひとつでしかない。
確かに利益を追求しているが、それを超えた基本的な価値観や目的といった基本理念も同じように大切にしている。
不思議なもので、利益を最優先している比較対象企業よりもビジョナリーカンパニーのほうが利益を上げている。
◆ ビジョナリーカンパニーには共通した「正しい」基本的価値観がある
<現実>
ビジョナリーカンパニーであるための基本的価値観に「正解」はない。
決定的な点は、理念の内容ではなく・・・
理念を「いかに深く信じているか」、そして「会社の一挙一動」にいかに一貫して理念が実践され、息づき、現れているかである。
ビジョナリーカンパニーは
「何を価値観とするべきか?×」と問いかけることはない。
「我々が実際に大切にしているものは何なのか?◎」
という問いを立てている。
◆(重要)IBMがとくに成功を収め、環境の変化に対応する能力が高かったのは、カルトのような企業文化がとくに強かった時期である『IBMの基本理念』
・従業員に充分配慮する
・顧客を満足させるために時を惜しまない
・最善をつくす
ビジョナリーカンパニーを読むと・・・
神話「人の意見」と、現実「事実」を区別する重要性をつくづく感じますね。
◆「あなたはビジョナリーカンパニーの<現実>から何を学び,実践しますか?」、
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<魔法のレシピ>
■ 長距離レースで勝ち続けよう
■ 超一流で、長く続くことに注力しよう
■ 利益を追求するだけでなく、理念をより深く信じて一貫して実践しつづける、組織文化を築こう
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<さくらのB級グルメ>★★★★
サイゼリヤに、ワインをしにきました。
※「ワインする」はワインを楽しむ意味の動詞です。(*^。^*)
今年もサイゼリヤは賑わっていますね。
お料理はエスカルゴに、フォカッチオ、辛味チキンにミネストローネ、そして・・・
大好きな赤ワインのデカンタ500ccをいただいてお値段なんと1500円
リーズナブルで心地よく満足できるのはB級グルマーとしては最高ですね。
サイゼリヤさん、今年もよろしくお願いします。
ありがとうございます。
◆サイゼリヤはこちら
https://www.saizeriya.co.jp/