カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言 (日経ビジネス人文庫)/村上 龍
¥800
カンブリア宮殿で
『北の大地で40年!大手コンビニでも勝てない地域の御用達!』
「開いてて良かった」これがホントの“最強コンビニ”
セイコーマート 会長
赤尾 昭彦(あかお・あきひこ)氏を観ました。
■豊かさを創る質問■
・あなたは、危機感をもって学びつづけそれを実務に生かしていますか?
・あなたは、成功している企業を観て歩き、実践し、ビジョンを実現しつづけていますか?
・あなたは、危機感を常にもち「次はどうするのか?」考えつづけていますか?
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<魔法のレシピ>
観て歩き、実践し、ビジョンを実現しよう!
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◆セイコーマートの赤尾会長はいいます。
『ひとつのことをやって満足して俺は日本一だ!というのはいいですが日本一が続いた企業はないですよね。
世界の企業を見ていると、危機感をもってやり続けている企業が成功しているのであって。
だから、上手くいって心配し、失敗して心配し、いつも心配しています。』
◆『過疎化する』というのは、新しい経営資源です。
『そこに合わせたサイズの経済をつくればいいのであって「過疎化する!だからできない!」というのは違うと思います。』
「製造、販売一体というのを経営学的にやろうと思ったのではないのですね。経営学が先にあるのではなくて、自分たちが生き残る道を追求してやっていたら、後から理論がついてきた!ということですね。」
『まったくそうです。やっちゃった後から理論がついてきたのです。「将来こうなるべきだ!」というのがあって、やってきたというより、環境の中で、生き残るために『製造、販売一体』をやってきたのです。』
◆「今、ローソンやセブンイレブンが製造、販売一体をやろうとしてもそれは根本がちがうのですね。」
『小売業は、小売業があって、卸売り業があって、メーカーがあってということで複雑なのです。
だから小売業が成功したらお店の数を一挙に増やすことができるのですね。
でもそういうのがなければ果たして一挙に増やせるだろうか?
今は時代の変わり目にあって「そのコストをお客様は認めないよ!」ということですね。』
◆『今、海外から入ってくるのは、お店が入ってくるのではなく「仕組み」がはいってくるのです。
世界で一番安い原料が、一番良いものが、大きな船ではいってくるのですね。
「世界物流」をやっているということなのですね
それがお店に入ってくるのです。ですからお店のパンにしてもそのパンの背景が違う訳です。
入ってくるのは安いので、コストが違うのです。
だから「日本だけで考えるのと、世界で考える」のでは意味が違うのです。』
◆「地場産業である小さなメーカーや小さなお店は、大手が入ってくると淘汰されてしまうということですよね。
セイコーマートが『製造、販売一体』ということが可能なのは、北海道という土壌もよかったのではないですか?」
『それはあります。そういう土壌が北海道にはあります。
頭で絵を描いたのが、全てうまくいったのではなく失敗した!
上手くいかないこともたくさんあった!のですね。
それを畑に張り付いて、農場をつくり、加工品工場をつくり、港をつくってきたのです。
それを住んでる人が、喜べるようにしていかなくてはいけないですね。』
◆『住んでいる人は、一番美味しい物を食べられるのですね。
本州にもってきて、加工して加工して、高い包装費や運送費をかけるよりもその土地で食べたほうがいいですね。
産地で採れた美味しいものを、産地で消費する『地産地消』ということよりもそういうことを実施してきたのです。
土地を拓いて、加工工場をつくって、港をつくりやってきたらそれをどうしたら引き継いでいけるか?ということです。
『地産地消』が目標ではなしに、地場で一番美味しいものを自分たちは食べられるのですね。』
◆「赤尾さんの根っこにあるもの、赤尾さんの根っこは何ですか?」
『メーカーも小売店も卸も経験してきたので、ものを創ることに拘りがないのです。
人生そのものが、商売にかわっただけで、それでこういう拘りになったので、大それたことをしたつもりわはいです。
メーカーも小売店も卸も知っているというか。身体が知っている。
つまり経験したということです。』
◆「北海道はもともと、そんなに豊かではないではないと思いますがそれを赤尾さんは、自分の経験とその場所のものを融合されてきたのですね」
『アメリカである社長に「どこで仕入れているのか?」を聞いたのです。
そしてその問屋の社長に聞いたのです。
「どうやって勉強しているのですか?」と!
するとその方が
『勉強というのは、あちこち観て歩いて、それを自分のなりにビジネスや人生に置き換えてやることです。これが本当の勉強なんです。
「人生は勉強だ!」ということですよね、そうい言葉に置き換えたらですが。』
『人生は、たくさん経験した人が、そういうのを創ればいいのです。』
◆「でもボーっとした人には無理ですよね?」
『人は生まれも育ちも違うので・・・。
人は生まれた環境や育ち、経験も違うので、自分が経験してきたことを生かせばいいのではないか?と思います。
『違っていいんだ!』という考えをもってやってきましたから人は生まれも、育ちも、全て違うのですから』
「でも赤尾さんのように、卸にいて百貨店や小売店と取引して来た人はたくさんいるのに、セイコーマートができたのは赤尾さんだけですよね。」
『・・・』
◆「赤尾さんは、他の人と何が違うのですか?」
『観て歩くのも好きですし、実践するのも好きですし。実現するのも好きです。』
「赤尾さんは当然のことをやってきたように言われますが、客観的に見ると、凄いことをやってきたのですよね。」
『いやあ、まだわかりません。まだわかりません。
需要とはいつヒビが入るかわからないです。危機感を常にもっています。』
『ひとつのことをやって満足して俺は日本一だ!というのはいいですが日本一が続いた企業はないですよね。
世界の企業を見ていると、危機感をもってやり続けている企業が成功しているのであって。
だから、上手くいって心配し、失敗して心配し、いつも心配しています。』
◆「でも、とりあえずここまでは、良かったのではないですか?」
『予想以上に良かったです。考えてもみなかったです。
夢はセイコーマートを100店つくることを目標にやってきたのです。
100店つくって、500店つくったときは北海道でお礼にいきました。
でも、1000店になったときはお礼にいかなかったですよ。
小さなときはそれで満足するけど、大きくなったときには、そういう喜びよりも、大きくなれば社員が増えてきますから『じゃあ、次はどうするんだ!次がどうするんだ!』と考えてやってきましたね。』
◆赤尾さんは、企業にとって最大の目標は『経営を続けることだ!』といいます。
結局、自分たちが一番困ることは、「収入がなくなることですよね。」
経営者にしたら会社がなくなること、従業員にしたら仕事がなくなることですよね。
それが最大に重要なことであってですからそこでやる仕事が変わっても、それは次に大切ですね。
『続ける!』ということは、今と同じことは続かないですよね。
過去からやっていることが時代のニーズがないのに強引に続けてもお客様は逃げてしまいますよね。
世の中悪くなることなんかわかってるよ!
いいことなんか、続いたことなんかないじゃないか!
そんなことは前からわかってるよ!』思っています。
「続けるとは、変わり続けることです」今の商売がベースになり他の商売にいくんですね。』
◆『変わり続けることを継続すること』が重要なのですね。
将棋界で初のタイトル七冠全ての独占を達成した、羽生善治氏はいいます。
『何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」
【ゲストプロフィール】
セイコーマート 会長
赤尾 昭彦(あかお・あきひこ)氏を観ました。
1940年 北海道・留萌生まれ。
高校卒業後の59年、札幌北の誉酒造に入社、翌年 関連の酒卸・丸ヨ西尾へ。
働きながら70年に札幌短大を卒業、71年にコンビニを立ち上げ、
74年セイコーマートを設立。
社長を経て 06年より会長。
カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言 (日経ビジネス人文庫)/村上 龍
¥800
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<魔法のレシピ>
◆日本一が続いた企業はない!
『次はどうする? 次はどうする?』
危機感をもって身体で学び経験を生かそう!
■ 世界の企業を見ていると、危機感をもってやり続けている企業が成功している
■ 需要は、いつヒビが入るかわからない!
『上手くいって心配し、失敗して心配し、いつも心配している』
危機感を常にもちつづけよう!
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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★★
さくらの隠れ家、ウエルシーシエフで『梅しそおろしカツ丼』(500円)をいただきました。
おろしカツ、大好きです( •ॢ◡-ॢ)-♡
しかもしそが乗ってるなんて めっちゃくちゃツボです。
あっさりしてるから、ついついお箸がすすみます。
さっぱりした『梅しそおろしカツ丼』は女性に大人氣ですね。
ウエルシーシエフには、おいしいお料理だけでなくゆったりとした空間に綺麗なテーブルが並んでいます。
ここで食事をしたり、ドリンクバーを楽しんだり会話をしたり、PCをうったりするのが楽しみのひとつです。
素敵なお料理と空間をいつもありがとうございます。