生死をわける決断力

生き残る技術 -無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意- (講談社+α新書)/小西 浩文

¥880

あなたが、今の職業につく決断をしたのは「いつ頃」のことでしょうか?

もしあなたが、そのとき今の職業につく決断をしていなかったとしたら

あなたの人生は、今と、どれくらい違うものになっていたでしょうか?

あなたが毎日、出会う人達や、収入、支出、食べ物や、住まいまで

もしかしたら伴侶まで、違う人になっていたかもしれません?

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<魔法のレシピ>

人生は決断によってつくられる

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昨日に引きつづき、著名な登山家のお話しです。

 

 

 

 

◆8000m峰に登山する人たちのなかには、会社を辞め、家族と別れて頂上を目指す人達がいます。

例えばエベレストで、8844mの頂上を目指して登山しているとき、8600mまで登ってきたところ、つまりあと244mで頂上というところで天候が悪化し、体調も限界に達し、精神的にも極限状態にあるとき・・・

「このまま登山をつづけるか?」それとも・・・「下山するのか?」決断をせまられるときがあるそうです。

◆休んで、再度チャレンジすればいいと思うかもしれませんが、8000m峰の無酸素登山のような、極限状態ぎりぎりの登山では一度、下山を決めたあとに、再度、頂上にチャレンジするような後ろ髪をひかれるような行為は、事故に会う確率が高くなるそうです。

ですから登山家にとって「決断がいちばん難しい」といいます。

では、その「決断力」はどこから来るのでしょうか?

 

 

 

 

 

◆あるとき、この著名な登山家は、友人の登山仲間からこんな話しを聞かされたそうです。

「8000m峰の登山の死亡率は、3%ある。つまり30回登れば死亡する確率は 3*30%で 
90%になるんだ・・・」

それを聞いた、この登山家は「その話の死亡率には、本人の精神力や、体力、神様からどれだけ愛されているか?が入っていない。

登山は単純な確率計算では計れないよ。」と答えたそうです。

◆・・・その3週間後、死亡率の話をした友人の登山仲間は登山中に亡くなられたそうです。

「きっと彼は、亡くなる登山の前に、虫のしらせで感じていたんだと思う」

「人間は、誰でも恐怖がある。この恐怖を友人としてとらえ、自分は大丈夫だ!!と、心が前向きに挑戦できるときは大丈夫だが、もし、恐怖が強くなってコントロールができないなら、やめる決断が必要だ。」

◆決断は、いきなり必要になるのではなく、究極の状態になる前にそのプロセスで、何度も、その人の心の中の声(直観)を感じる瞬間があるということです。

ただ、このときに欲得や、損得があると、良い決断をするのが難しくなるそうです。

多くの場合

  • 8600mまできたのだから・・・
  • 家族と別れてまできたのだから・・・
  • マスコミで有名人なのだから・・・
  • 大きなお金がはいるから・・・
  • 会社をやめてまできたのだから・・・

などの欲得や損得が心の中にもたげてきます。

だから毎日、瞑想や自律訓練法、イメージ療法などで自分自身の感情をコントロールすることが、とても、とても重要!というお話しでした。

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<決断のレシピ>

◆決断に必要な「直観」はすでにあらわれている

◆欲得や損得に惑わされないように感情をコントロールしよう

◆決断の瞬間に人生が創造される

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『さくらのBきゅうグルメ』

ランチで登亭の鰻を食べに行きました。

 

 

 

 

お店に入ると、昼前から年配のお父さんやお母さんが待ちどうしそうに鰻の焼けるのをまっています。

鰻が焼けるまでの待ち時間はあるものの、出てきた鰻は・・・

ほくほく、こってり、さらに肝吸いも味がよくぺろりと、きれいに食べてしまいました。

登亭は、千住の魚屋さんから始まったそうですが

「安くおいしい鰻をより多くの人に食べてほしい」

という思いが伝わってきた心地よいランチでした。

 

     
  

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