こんにちは 久家邦彦です。
私淑している経営者である稲森和夫さんの言葉に
『楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動せよ』というものがあります。
書籍や教材で学んだり、セミナーに参加してコーチングやコンサルティングを受けると、『前向き』に考えるように教えられます。
ものごとを前向きに考えることは賛成なのですが、細かいことに拘らず、事実を見ていなかったり、リスクマネジメントをしていないと、難しい局面にたたされることがあります。
積極的な心構えや楽観論、氣合いは大切ですが精神論、根性論だけでは逆に危険なときがあります。
今日は『自殺』と『生命力』について書いてみたいと思います。
日本人の自殺者数は平成9年(1997年)までは、2万人から2万5千人の間を推移していました。
ところが山一証券や北海道拓殖銀行が倒産した翌年の平成10年(1998年)に突如、3万人を突破します。
そして平成21年には、自殺者数が3万2345人に達しました。
その後やや減少したものの、昨年も2万7858人と、いまなお年間3万人近くの人が自ら命を絶っています。
◆著名な登山家 小西浩文さんのお話しをうかがいました。
世界には8000m峰が14座ありますが、8000m峰に無酸素で登頂する挑戦をされ、現在6座の登頂を成し遂げられている唯一の日本人です。
8000mになると酸素は地上の約30%しかなく登山仲間が命を落すことも少なくないそうです。
それでは、小西浩文さんはなぜ?
『命の危険をおかしてまで、山に登るのでしょうか?』
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<魔法のレシピ>
生命力を呼び覚まそう!!
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◆小西浩文さんに質問したことがあります。
「小西さんはなぜ? そんな危険を冒してまで登るのですか?」
すると小西さんは・・・・。
「好きだからです。」
と答えられました。
そして、静かに話しを続けました。
◆「死と向いあっているからこそ、生を強烈に感じることができることもあるのです。
1996年エベレストで、ネパール人のシェルパと雪山に挑んみました。
そのエベレスト登山中に、突然!!
そのシェルパの指笛が聞こえた。
危険を感じて、その瞬間とっさに氷壁にしがみついた。
大きな雪崩だった・・・・・・・・・。
雪の大波をしのいだあと、そのシェルパを探したが、彼は見つからなかった。
山で命を落とした、先輩や仲間たちは
「もっと登りたかった!」と思っていただろう・・・。
生き残った自分が、彼らの供養のためにも登るのは使命だと感じている。
◆「人間は生死の近くにいると感覚が研ぎ澄まされる!」
例えば、追われている人間は、5感が発達してくる。そして、少食になる。
講演会をしていると、経営者の方から言われることがある。
「登山家だけでなく、経営者も命をかけている!!」
しかし、たとえ会社が倒産したり、借金があったとしても、経営者は自分で自殺しないかぎり死ぬことはない!
ところが登山では雪山で、自分が死にたくなくても死ぬことがある。
◆小西浩文さんはいいます。
この2つをやれば、自殺は減る!!
① ネガティブな情報を断食すること!
② 歩くこと!!
現代は情報が多すぎる。
しかもニュースを聞いていると暗い気持ちになることが多い。
気分が下がると免疫が弱る、だから『ネガティブな情報の断食』をして
『身体を動かす』ことが大切なのです。
・『ネガティブな 情報の断食』をして『身体を動かす』という良い習慣がつけば、毎日の氣分が変わる。
・氣分が変われば、行動が変わり。
・行動が変わると、日々の結果が変わる。
・日々の結果が変わると、人生が変わる!!
だから『ネガティブな 情報の断食』をして『身体を動かす』ことです。
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■日本では1998年から、毎年3万人が自殺をしています。
ここから田原総一郎氏公式ブログより引用します。
自殺者の推移を男女別でみてみると。
女性の自殺者数は1万人弱とほぼ横ばい、男性の自殺者数だけが急増しました。
男性の自殺者数が急増した背景には、確実に経済的な問題があるはずだ。
倒産や失業による経済的な困窮、過労による精神的なストレスなど、さまざまな原因がある。
たとえば、中小企業の経営者だ。
経営に行き詰まって融資を受ける際に、経営者個人の資産を担保にされる。
ここが日本の大問題なのだ。
こんなことをする国は、先進国では日本くらいだ。
経営に失敗すると個人資産までも一切合財失うことになるのだ。
アメリカでは経営に失敗してもまたいちからやり直すことができる。
対して日本では、一度の失敗で人生が終わる。
だから自殺するしかない、という発想になってしまうのだ。
日本経済を活性化させるためには、いまある規制を取っ払って、どんどん市場を自由にしないといけない、と僕は考えている。
同時に、失敗した人たちがもう一度、再起できる社会に変えていかなければならないと思っているのだ。日本経済の再生にはこの両輪が必要なのである。
※田原総一郎氏公式ブログより
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◆小西浩文さんに『登山家として、生きる意味」を尋ねると、教えてくれました。
「人の役にたつことだと思います。」
たとえば格闘家は、観客がいない野原で闘っているのでは、自分の満足以外の意味がない。
格闘家は、怪我や生命にリスクがあっても身体や精神を鍛え、観客の前で戦うことで観客に勇気や希望など様々なインスピレーションを与えることができる。
登山家である自分も、挑戦や経験という「山で得た宝物」で、多くの人へ「勇気」や「元気」を送れたら嬉しい!!
だから、登山家として、生きる意味は、人の役にたつことなのです。
◆アルバート・アインシュタインはいいました。
『他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ!!』
価値ある人生を明確にして、生命力を呼び覚まして参りましょう!!
■豊かさを創る質問■
■あなにとって価値ある人生とは、どんな人生ですか?
■あなたは、他人のためにつくしていますか?
■あなたは、生命力を呼び覚ましていますか?
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<魔法のレシピ>
■ 逆境が人間の感覚を研ぎ澄ます!
■『ネガティブな 情報の断食』をして『身体を動かす』という良い習慣で生命力を呼び覚まそう!
■ 他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ!
A.アインシュタイン
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<<編集後記>>
やった! 東京オリンピックだ!!
これからの7年間がさらに楽しくなりましたね。
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なんと!!
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『脳力革命で人を幸せに!』
久家 邦彦
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