潜在意識の扉を開ける自己催眠を活用しよう 『吉田かずおさんの教え』

変破片普遍
夫婦るん

日本催眠術協会理事長の吉田かずおさんにお会いしました。

日本催眠術協会では、脳機能学者として著名なDR.苫米地も理事を務められています。

 

吉田かずお氏はドンキーカルテットをご存知の、ある程度のお年の方には”ジャイアント吉田”のお名前でご紹介した方がピンとくるかもしれません。

吉田氏は柔道を講道館・三船久蔵師範の元で学び、太気拳の創始者・滞井健一師の草創期の弟子である武術家でもあります。

吉田先生は独学で催眠術を修得し、現在催眠カウンセラーとして活躍されています。

 

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<魔法のレシピ>

潜在意識の扉を開ける自己催眠を活用しよう

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◆催眠術は大きく分けると、

「他者催眠」と「自己催眠」の二つに分かれるそうです。

一般的にテレビなどで見ることの多いのは「他者催眠」です。

これは催眠術師によってかけられるものです。

もともと「催眠」というのは「意識を誘導する作業です。」

 

◆一見、自分の意識をコントロールする「自己催眠」の方が簡単そうですが、自由な意識に自分で催眠の指標を作り維持するのは以外に難しいそうです。

逆に「他者催眠」の場合は外から指標を与えられて導かれるので意識をコントロールしやすい訳です。

 

◆通常、自分の意識をコントロールするのが難りいのは『無心になろう』といくら頑張っても、逆に考えてしまい、なかなか無心にはなれないのと同じ感覚なのです。

「催眠」で重要なのはラポール作りです。

ラポールとは、簡単に言えば催眠者と被験者の間の違和感を無くしてリラックスさせることです。

このラポール作りができれば催眠は70パーセント成功したと言えるそうです。

 

◆もちろん、なかには催眠術に対して懐疑的・否定的な人もいます。

では、そうした人を相手にした場合、催眠術は無効なのでしょうか?

「確かに誰でも間違えなく催眠術が効くとは言えません。」

ただ吉田先生の場合元々武術への興味から催眠に入った人間ですから、究極的には敵対する人間に瞬間的に催眠をかけるのが目標だったのだそうです。

ですから吉田先生は

「相手を選ばず、かなりの確率で催眠をかけられます。」

と言います。

 

◆では具体的には一体どのようにして催眠を行うのでしょうか?

「一番基本的なことは誰もが持つ無意識を意識に変えることだといいます。」

一番、具体的な例を上げるなら「呼吸」です。

普段、無意識で行っている呼吸を意識させて、息を吐きながら肩、腕、首、目と部分ごとに順番に身体の力を抜かせてリラックスさせるのです。

大切なのはリラックスさせることです。

 

◆実際に吉田先生に催眠をかけて、いただきました。

吉田先生は、お会いしてから常にリラックスした雰囲気で穏やかでした。

催眠をかける際は、呼吸に意識を集中し、力を抜いているところに物理的な接触で微妙な揺らぎをつくり、身体に手を触れ、軽く動きを誘導してゆきます。

肉体的に和んだリラックス状態を作りつつ、言葉では

「どんどん力が抜けていく、リラックスして、凄く気持ちがいいとても爽やかな氣分です。」

という感じで安定感を与えます。

 

◆また吉田先生の催眠誘導の声が、とてもキレイで心の深いところに届く安心感を与えてくれるような声なのです。

吉田先生に「とても気持がいい、はい、いい気持になります。」

と囁かれ、身体をゆっくり動かされながらリラックスして吉田氏の言葉に従うことで、新たな思いこみの植え込みが出来上がってくるということなのかもしれません。

 

◆初めて催眠術をかけられた感想は・・・

目は開いていてもぼぉーっとしていて焦点はが合わず、吉田氏の声がよく聞こえてきました。

 

◆催眠をかけられてみて感じるのは意識を喪失したわけではなく自分では

「吉田先生に、いわれるままに身体を動かし(催眠術に)かかっているのかな?」という感じです。

そして更なる吉田先生からの誘導です。

「はい、凄く気持いいです・・・」

「もう立ち上がることもできない。」

こういわれながら「まあいいか・・・」という感じから入りました。

これをつづけていくと吉田先生の誘導する言葉と動きに不思議に抵抗する気がなくなって「ああ、そうなんだ」と思ってしまうのかもしれません。

そしてこの状態をつづけると・・・

積極的に抵抗する気が無くなっていくのかもしれませんね。

 

◆吉田先生の言葉に合わせてリラックスしていくとだんだんと抵抗感自体を失わせてしまい・・・

吉田先生の声が、いい声に聞こえてきてしまうのです。

吉田先生は「私の声がよく聞こえる状態、それは催眠に入り始めているということですよ。」と話されます。

こうして、無意識にある主従関係をつくってしまうのが「他社催眠の状態」なのかもしれません。

 

◆面白いのは・・・吉田先生は催眠術で一番かかりにくいのは、疑り深い人ではなくて「催眠に関心がない人」だといいます。

「疑り深い人はこちらの言葉を聞いて、何かを考えたり意識したりする訳で、その人に言葉が入りますが、

無関心な人には言葉が入っていかない。そうなると難しいですね」

ということです。

 

◆また、催眠の影響は単に行動的な範囲に留まらず、感覚的な部分も含んでいるそうです。

たとえば催眠をかけて被験者にレモンを食べさせる実験があります。

吉田氏が催眠をかけて「このレモンはもの凄く甘い」という催眠を入れられた女性の被験者は、レモンの輪切りを

「本当に甘い!」

といいました。

つまり、単なる思いこみではなく、催眠で五感の一つ、味覚を変化させることができる。ということだそうです。

 

◆吉田先生は、自己催眠で骨折した際の痛みを抑えたりうつの患者の手当てをしたり、プロスポーツ選手の意識を目標に集中させたり、女性の病気を改善したり、老化を予防されたりしているそうです。

ちなみに吉田先生は74歳ですが、どう見ても50代にしか見えません。

『あなたの人生はあなたが心に思い描いたとおりになる』とマーフィー博士はいいますが・・・

自己催眠でリラックスして、潜在意識の扉を開き、さらに良い暗示(インカンテーションやアファメーション)を

活用する深層自己説得で、出来事の意味づけをより肯定的にすることが出来れば、人生に大きな可能性が開けるような期待が持てますね。

 

◆ここまでは初歩的な催眠のメカニズムですが、端的に言えば、

「催眠とはリラックスした状態で、心の深層、つまり潜在意識(無意識)に直接働きかけることで、感覚を含む身体をコントロールすることと言えるかもしれません。」

■「あなたは、どのように出来事の意味づけをコントロールしますか?」

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<魔法のレシピ>

■ 自己催眠と暗示で5感と身体をコントロールしよう

■ 自己催眠(自律訓練法)を身に付けよう

■ 良い意味での勘違いを習慣にしよう 

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<さくらのB級グルメ>★★★

 

新宿NSビルの『オーブンの家』でランチをいただきました。

週変わりの、煮込みハンバーグとグラタンにカレー、そして人気の米粉パンやクロワッサンがお替り自由でいただけます。

ここは景色がよくて、氣持ちもおちつき嬉しいですね。

んで、

     
  

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