カンブリア宮殿で「世界に高級店続々! 和食の鉄人・森本正治氏」を観ました。
ゲストは料理の鉄人 レストランオーナー 森本正治(もりもとまさはる)氏
———————————————
<魔法のレシピ>
購入理由を予想してはいけない!お客様に聴くことだ!
———————————————
◆和食レストランの最もシビアな市場と言われるニューヨーク。
その数1400軒以上。日本から進出しても、いくつもの店があっという間に淘汰されてきた。
そんなマンハッタンの中でオープン以来、圧倒的な人気を誇ってきたのが「MORIMOTO NYC」。
設計は安藤忠雄氏、総工費13億円をかけた豪華な店には全米だけでなく海外からもお客が訪れ1店舗で年間10億円も売り上げている。
◆その店を築いたのが今回のゲスト森本正治だ。
森本のレストランは、少し街の外れにある。
価格はコースで最低1万円からと、決して安くない。
「すべての料理がすばらしいよ、こんな料理食たことないね」お客が大絶賛だ。
森本は料理イベントもする。ユニークなおしゃべりにお客が釘付けだ。
全米各地で出店すれば、必ず繁盛する。
ハワイでも出店するという。
◆森本の指導はとても厳しい。
「なぜ、何回いってもわからないんだ!」
「シェフになってお金を稼げるようになるんだろ!」
「やれば君たちはできるんだ」
森本はいう「必ずおいしいというものはない」
その人のその日の天候や体調、気分によっても味覚は変わる。
だから味は30%、料理人はそこに命をかける。
ただし、大切なのは残りの70%、お店の予約の電話の受け付けから接客、お店の雰囲気が凄く大切なんだ。
◆アメリカ人をどう攻略するか?
食材にもこだわる。魚は築地から空輸させている。
また和食をアメリカ人にが口をつけるように創作している。
トマト味の餃子。角煮とおかゆのコラボ、たこ焼きの中身は鮑だ。
これは皆アメリカ人の舌に合わせる為だ。
◆味覚や感覚も日本人とは違うのだ。
刺身よりもカルパッチョといえば、食べやすくなる。
こうして和食の敷居を下げている。
森本の店の人気の秘密は、和食店とは思えない斬新なデザインの店内で提供される、見たこともない和食の世界だ。
日本で親しまれるポピュラーな和食を、そのマーケットの世界観に合わせて徹底的に改良。
取っ付きやすく、エンターテインメントなメニューに一変させる。
◆この「現地化戦略」こそが、世界市場で勝ち続ける秘密なのだ。
森本曰く
「多くの日本人は海外に出ても日本の論理でビジネスをし、失敗する。
自分はローカルな市場に徹底的に向き合って、その客を喜ばせるためなら何でもする、そこが最大の違いだ」
アメリカ人に大事なのは、第一印象だ。
つまりアメリカ人にあわせた和食だ、たこ焼きの中身はお店によっても違うという。
成功の要因はこの謙虚さ。
日本の伝統を伝えるだけではだめだ。壊すことも大事だ。
ミシュランの星があろうが、お客が入らなければ意味がない。
2011年5月5日(木) 夜10時00分~夜10時54分放映の
カンブリア宮殿「世界に高級店続々! 和食の鉄人・森本正治氏」より
◆「和食の鉄人の森本さん」が、和食の文化を押し付けるのではなく現地のお客様の味覚や、好みに合わせてメニューだけでなくお店の空間や接客を提供しているところに感動しました。
経営者には、虫の目、鳥の目、魚の目が大切だといわれます。
・現場の細部に拘り、厳しくスタッフを育てる、虫の目
・アメリカ人と日本人の好みや慣習の違いを理解する、鳥の目
・お客様が望んでいること、つまり雰囲気や流れを感じる、魚の目
森本さんは、この3つの目で見る感性をもたれているのでしょうね。
■ 豊かさを創る3つの質問 ■
「あなたのビジネスの目的・ミッションは何ですか?」
「お客様が購入されている理由は何故ですか?」
「どうすればお客様の期待を越えて、お客様の望んでいるものを提供できますか?」
———————————————
<魔法のレシピ>
■ 成功の秘訣は謙虚になること
■ お客様の声を心で聴こう
■ 相手の立場で自分がしてほしいことを相手の期待を越えて提供しよう
———————————————
<さくらのB級グルメ>★★★★
大阪の道頓堀で、本場の「たこ焼き」を食べました。
外がカリカリしていて、タコが大きくて、さらに食べると中身がトローリと溢れだし、大満足でした。
本場、大阪のたこ焼き!やっぱり美味しいですね。
お値段は6個で300円! B級グルメ万歳(*^^)爻(^^*)♪
有難うございます。