情報を整理しよう 『カンブリア宮殿前・外務省事務次官である薮中三十ニ氏より』

カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言 (日経ビジネス人文庫)/村上 龍

¥800

2011年3月3日放映の カンブリア宮殿で前・外務省事務次官である薮中三十ニ(やぶなかみとじ)氏

「世界の情勢が激変するなか、日本の外交は大丈夫か?」

を観ました。

 

———————————————
<魔法のレシピ>

情報を整理しよう

———————————————

国家の命運 (新潮新書)/薮中 三十二

¥714

◆村上龍さんが取材に伺うと薮中さんは、現役時代から続けている日課の真っ最中。

「フィナンシャルタイムズ」と「ヘラルドトリビューン」新聞に、赤ペンで「○」と「線」をつけて切り抜いていました。

村上龍さんは、この作業に釘づけになりました。

諜報組織のCIAも、スパイ活動よりも殆どの作業は膨大な新聞情報などを整理するこだといいます。

世界のTOPリーダーはこの2紙は読んでいるそうです。

 

◆「尖閣諸島問題」について、薮中さんのご意見です。

 

「尖閣諸島問題」は、中国が変わり始めたのが原因だといいます。

 

この中国の海洋進出は「アメリカも大したことがないΣ≡=-ヘ(*゚∇゚)ノ自分たちに、影響力がある」と考え、中国の人民解放軍は、大国主義をもち始めた。

 

◆「ロシアの北方領土問題」について薮中さんのご意見です。

 

ロシアは2013年に大統領選挙があります。

外交問題では、双方が「全てHAPPY」ということはありません。

 

ポイントは日本とロシアに

『双方に強力な安定した政権が必要である。』

ということです。

 

◆北朝鮮が、テポドンを撃ち、混乱しているときに「6カ国協議」が開かれました。

薮中さんは、そこで「拉致問題の解決を提案したい」と考えました。

「核問題の解決」と「拉致問題の解決」と「経済支援」を絡めて論理的に、中国、ロシア、韓国を説得して廻りました。

薮中さんは緻密なロジックで、熱意と信念をもって対応してきました。

その結果、拉致問題の家族5名が、小泉首相とともに帰国できるようになりました。

 

◆薮中さんはいいます。

交渉では「何が強いか?」神秘的です。

例えば、北朝鮮は、反対勢力や世論がないので強いのです。

例えば「嫌だ!」「嫌だ!」といっていていきなり「交渉を進める」ように切り替えることができます。

では交渉で、何故、ロジック(論理がとおること)が必要か?

というと、ロジックが、世界の共通用語だからです。

・宗教も文化や背景が違う人々が「まあ、わかるだろう!」では、わからない。

ですからロジックが必要なのです。

・ それに相手がいっていることにもし「筋がとおっていない」と、外交官が国に返ってから「お前はバカか?」ということになります。

だからロジックが必要なのです。

 

◆薮中さんの【交渉の鍵】とは・・・

①相手が、何を狙っているのかを見極める

②相手が、交渉と結論を急いでいるかを見極める

③相手の人柄、力量を見極める

ことだといいます。

逆に、交渉にいろんな人が手柄をたてようとして入ると難しくなります。

 

◆藪中さんはいいます。

今、世界は変革の時代を向かえている。

その中で「日本はこういう国だ」とイメージを持ってもらうことが大事です。

「世界に貢献していく」のが、日本のブランドイメージに追加されるようになりたい。

「日本は経済大国になって、軍事大国にならない!」

この決意と、日本の姿勢が世界のモデルになります。

その為に「堂々と世界に訴える」という事が日本のイメージであり、そして日本国家の生きる道です。

 

◆外交の難しいところは、相手が嫌でも辞めることができません。

だから、たとえ「あいつは嫌な奴だなあ」と思っていても相手をその氣にさせることだといいます。

その為にも世界中に友達をいっぱい持つことが大事なのです。

それが、広い意味での安全保障になる。それには、あまりピリピリしてはだめです。

交渉では人間関係が大切なのです。

 

日本の外交をリードしてきた薮中さんのお話しはそのお人柄とともに、説得力がありますね。

 

■豊かさを創る質問■

「あなたは、どんな情報を毎日整理しますか?」

「あなたの理想の自己イメージはどんな人ですか?」

「あなたの親友は誰ですか?」

———————————————
<魔法のレシピ>

■ 交渉ではロジックが世界の共通用語

【交渉の鍵】は

①相手が、何を狙っているのかを見極めること

②相手が、交渉と結論を急いでいるかを見極めること

③相手の人柄、力量を見極めること

■ 「自分はこういう人間だ!」

「自分の事業はこういう事業だ!」というしっかりとした、自己イメージをもとう

■ 世界中に友達をいっぱいもとう

———————————————

<さくらのB級グルメ>★★★★

ランチは五反田・広東市場のワンタン麺をいただきました。

 

今回は、海老ワンタン麺!!ヾ(@^▽^@)ノ

具がたくさん入ったワンタンに海老がプリッと1尾入っていて、食感も風味も最高です。

 

スープは醤油味と塩味o(*⌒ω⌒)b

お勧めは塩味です!

 

特性の食べるラー油でワンタンを頂くと香ばしさが加わりさらに美味しい♪

スタッフも元気があって気持ちいい接客をしてくれます。

しばらく、この店にはまりそうですね( *´艸)( 艸`*)

 

有難うございます。

     
  

SNSでもご購読できます。