共に生きよう!

「生きろ!」

 

いきなりですが、糸井重里氏のこのキャッチコピーは何の映画公開時につかわれたものだと思われますか?

 

これは20世紀の日本映画で歴代興行収入1位を上げた映画『もののけ姫』のコピーだったのです。

『もののけ姫』は宮崎駿監督・脚本によるスタジオジブリの長編アニメーション映画作品で1997年7月12日公開されました。

 

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<魔法のレシピ>

共に生きよう

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ここからは映画『もののけ姫』のあらすじになります。

 

◆室町時代、王家の血をひく青年・アシタカは、北の果てにあるエミシ一族のかくれ里を襲ったタタリ神を倒したせいで右腕に死の呪いをかけられてしまいます。

村の老巫女・ヒイさまから、西に行けば呪いを断つ方法が見つかるかもしれないというお告げを受けたアシタカは、大カモシカのヤックルに跨って、西へ旅立つ。

 

◆その途中、彼は犬神モロに襲われて谷に転落した牛飼いの甲六らを助けたことから、製鉄工場・タタラ場に寄ることになりました。

アシタカはそこで女頭領エボシ御前と会い、彼女たちが砂鉄を得るためにシシ神の森を切り崩していることが原因で、ナゴの守という猪神をアシタカの村を襲ったタタリ神に変えてしまったことを知る。

 

◆ある夜、サンという娘が山犬とともにタタラ場を襲撃した。

サンは犬神モロの君に育てられたもののけ姫で、森を侵すエボシ御前を憎んでいる。

エボシ御前とサンの闘いを止めようとしたアシタカは、深い傷を負いながらも、サンを背負ってタタラ場から脱出した。

そんなアシタカを、サンは一度は殺めようとするが、彼の中にほかの人間たちと違う心を感じた彼女は、アシタカをシシ神に託すことにする。

 

◆そして、森の中から現れたシシ神は、アシタカの傷を癒してくれた。

やがて、齢500歳の老猪・鎮西の乙事主が、森を荒らす人間との争いに決着をつけようと、猪神を引き連れてシシ神の森にやってくる。

一方、唐傘連やジバシリなどの不気味な一味を率いた謎の坊主ジコ坊は、不老不死の力があるとされるシシ神の首を奪おうと、エボシ御前と結託してその準備を進めていた。

アシタカはなんとか人間と神々の闘いを阻止しようとするが、ついに闘いの火蓋が切って落とされてしまう。

ここからはDVD『もののけ姫』をお楽しみください。

 

◆『もののけ姫』は、大自然とともに生きている、人間の欲望とその本質を考えさせられますね。

・山犬に育てられた人間の少女サンは、山犬や森の仲間によりそい生きてゆき、人間と戦うようになります。人間なのに人間として暮らせないサンの運命

・村の仲間を救うために呪われた自分の人生を、澄んだ心で見定めるために旅にでたアシタカの運命

・憎しみを抱き、その呪いをまき散らす「たたり神」

・人間や森の生物たちの『生命』と『死』を司る生命の根源「シシ神」

 

◆DVD『もののけ姫』は、自然と人間について深く考えさせてくれる大いなるメッセージのように感じます。

 

それぞれの最後のセリフが印象に残りました。

・エボシ御前

「もう一度いちからやり直しだ!」

・ジコ坊

「いやあ、まいったまいった、馬鹿には勝てん」

・サン

「人間は嫌いだ、森で生きる」

・アシタカ

「共に生きよう」

 

■豊かさを創る質問■

「あなたは毎日、自然の声をきいていますか?」

「あなたは人間の欲望や性質を理解していますか?」

「あなたは幸せに生きてる人と、不幸な生き方をしている人の違いを理解していますか?」

 

■映画『もののけ姫』は興行収入193億円、観客動員数1420万人を記録し、当時の日本映画の歴代興行収入第1位となりました。

2007年現在も、千と千尋の神隠し(1位)・ハウルの動く城(2位)・もののけ姫(3位)と、日本国内の興行収入歴代記録第3位を維持している。

洋画を含めても第5位です。

日本国内におけるDVDとVHSを合わせたビデオグラム出荷本数は2007年5月時点で440万本。

1999年1月22日に金曜ロードショーで初のTV放送がされ関東地区で35.1%、西日本地区で40.8%の視聴率を記録しました。

香港での興行収入は654万香港ドル、全米では1000万ドルでした。

 

■登場人物

 

◆アシタカ(アシタカヒコ)
主人公。年齢は17歳。

ヤマトに追われ東の山里に隠れ住むエミシの末裔。

アカシシ(ヤックル)に跨り弓矢を巧みに操る勇猛な若者である。

寡黙で感情の起伏を見せることはほとんどないが激しい情熱を内に秘め、言動に迷いや葛藤がない。

顔立ちが凛々しくトキやエボシといった女性にも好かれる。

タタリガミ(崇り神)の襲撃から故郷の里を守った際に死の呪いをかけられる。

右腕にはその印である痣が浮き出ており、妖気らしきものを発して人間離れした力を与えたり、本人の意思を無視して暴れ出したりする。

その度に痣は広がり、彼の命を徐々に蝕んでいく。

次期一族の長と見なされていたが、西の国へ旅立つ際、掟に従い髪を切り村との決別を果たした為、再び村に戻ることは出来ない身となっている。

 

◆サン
ヒロイン。生まれて間もない頃、山犬の牙から逃れようとした人間に生贄として捧げられ、森の中で山犬モロに育てられた。

自身を山犬と認識し、モロを母親として慕っている。

シシ神の森を破壊する人間を激しく憎み、その元凶であるエボシの抹殺を狙っている。

縄文人のような装束を身にまとい、土面を被り、短剣や槍を扱う。

人間離れした身体能力をもち、特に嗅覚は山犬並み、言葉は喋るが感情が高ぶると唸り声を出す。

とはいえ体は人間であるため、石火矢が仮面を直撃したり、ジバシリの者に背後から殴られたときに昏倒する場面もあった。

 

◆モロの君
山犬の長。大きく力強い山犬で、白い体毛と二又の尾を持つ。サンの育ての親であり、娘として深く愛している。

石火矢の直撃を受け全身が炎に包まれ谷に落ちても、流血だけで済むほどの強靭な生命力を持つ(エボシ曰く不死身)。

森を破壊するエボシを激しく憎み、命を狙っている。

最後はシシ神に生命力を吸われ絶命するが、今際の際に首だけの状態でエボシの右腕を引きちぎった。

顔のデザインは『千と千尋の神隠し』に登場したハクの正体である白い竜に流用されている山犬

 

◆モロの子供
2頭おり、どちらも毛色は母親と同じ白色。サンとは強い仲間意識で結ばれている。

サンを背に乗せて疾走する。

 

◆エボシ御前
タタラ場の長である女性。

タタラ場での生活を営むため、シシ神の森を切り拓きシシ神の首を狙う。

度々森林を切り開いてきた経緯から、そこに住んでいる生き物の憎悪の対象とされている。

谷に落ちた牛飼い達を見捨てたり、シシ神狩りの際にはタタラ場の人束に大きな犠牲を出す策を受け入れるなど、性格は冷徹かつ苛烈。

一方で売られた女達や病に冒された人々を庇護して仕事を与えるなど弱きものには情愛を惜しまず、タタラ場の民からは深く慕われている。

サンとの戦いでは長剣に加え短剣で使いこなし圧倒的に有利な戦い方を見せた。

 

◆ゴンザ
エボシの側近。

石火矢だけでなく、身の丈ほどもある大太刀を扱いこなす巨漢。

よそ者に対して否定的でいつも威張っている。

 

◆甲六
タタラ場に住む牛飼いの1人。

米を運んでタタラ場に戻る途中、モロの一族の襲撃に会い谷底に転落して負傷し、偶然通りがかったアシタカに助けられる。

善良なお調子者で、トキに叱られてばかりいる。アシタカを「旦那」と呼び慕う。

 

◆トキ
甲六の女房。

威勢のいいしっかり者で、夫を尻に敷いている。タタラ場の女達のリーダー的存在。

アシタカに温かく接する優しさも持つ。

 

◆牛飼いの長
甲六の上司。牛飼い達を纏める統率力を持つ。

◆病者の長
タタラ場の外れにあるエボシの庭で、石火矢を造る同病の患者にも介護されながら、己の「それでも私は生きたい」という業をアシタカに吐く。

 

◆キヨ
タタラ場の女たちの1人で、夫を山犬に食い殺された。石火矢を誤射し、アシタカに重傷を負わせる。

 

◆ジコ坊
謎の組織・師匠連からの使者。師匠連の兵(唐傘連)の総帥でもあり、ジバシリや石火矢衆を率いる。

タタラ場の村一帯や森の統治を認めること、石火矢衆を貸し与えることを条件に、エボシたちをシシ神の首を手に入れるために利用しようと目論む。

アシタカとは物語序盤に地侍の争いに巻き込まれていたところを助けられて知り合いになる。

アシタカもこの事を礼に思っているためラストでシシ神の首で対立した際も「そなたとは戦いたくない」と言っている。

物腰は穏やかで人当たりがいいが、ずる賢く腹黒い食えない男。

太った体つきだが、終盤では下駄を履いた状態でありながら不意打ちでアシタカを追い詰めるなど意外なフットワークを見せた。

 

◆ジバシリ
森について熟知している凄腕の猟師たち。獣の皮を被る、獣の血を塗るなどの特殊な技術を持つ。

 

◆乙事主(おっことぬし)
鎮西に住む齢500歳の猪の長。

立派な牙を持つ巨大な猪。盲目。

森を焼き仲間のナゴをタタリガミにしたエボシを激しく憎み、一族総出で人間を討つために出陣する。

モロの一族とは対立しているが、森を侵す人間を憎んでいる点では一致している。

一族が小型化し知能が低下している状況を憂いている。

 

◆ナゴの守
乙事主の仲間の猪。

エボシに撃たれ、体に残る石火矢の弾による苦痛と、自分が守る森を奪われたことへの怨念から狂い、タタリガミとなり東へ逃げた。

アシタカに討たれるが、同時に死の呪いをかける。

 

◆シシ神
太古の森深くに住まう生き物たちの長。

昼間は立派な角を持った鹿のような姿だが、夜はデイダラボッチと呼ばれる巨人へと姿を変える。

人間と動物の抗争には関わろうとしない。

生と死を司る森の生命の根源。

 

◆猩々
シシ神の森に住む猿。夜になると森を元に戻そうと木を植えに来る。

 

◆ヒイさま
アシタカの村の老巫女。アシタカの呪いと行く末を占なった。

 

◆カヤ
アシタカの村の娘。アシタカが旅に出る際お守りとして、手製の玉の小刀を渡した。

※DVD『もののけ姫』はこちらから

もののけ姫 [DVD]/出演者不明

¥4,935

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<魔法のレシピ>

■ 自然からの声を聞こう

■ 人間をより深く理解しよう

■ 木を見て、森を見る

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<さくらのB級グルメ>★★★

 

ジョナサンでモーニングをいただきました。

 

香りのよい北海道のコーンスープに、焼きたての厚切りトースト、種類が豊富なドリンクバーもついていて520円です。

 

『思考をまとめる時間』として、家と職場以外で邪魔ががいりづらいサードプレイスとして、ファミリーレストランのモーニングをを活用するのはお奨めかもしれませんね。♪(^∇゜*)ノ”

 

■ジョナサンのモーニングはこちら

https://www.skylark.co.jp/jonathan/

 

     
  

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