カンブリア宮殿 2012年8月30日 放送
◆ゲスト◆
快進撃のスナック菓子の王者!
ダントツを目指す攻めの経営
カルビー会長 松本 晃(まつもと・あきら)氏を観ました。
※日本が元氣になるお薦めTV番組「カンブリア宮殿」はこちら!
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
カンブリア宮殿 村上龍×経済人 (日経スペシャル)/日本経済新聞出版社
¥1,680
※カルビーはこちら!
https://www.calbee.co.jp/
■豊かさを創る質問■
・あなたは、クレドを軸に、クレドを実践していますか?
・あなたは、円滑な人間関係を築いていますか?
・あなたの事業は、4つの責任を果たしていますか?
__________________________
<卓越のレシピ>
ビジネスは人が全てである!
__________________________
◆村上龍:松本さんがジョンソン・エンド&ジョンソンの頃を懐古したときの言葉ですが、
「人から愛されないと仕事は上手くいかないんだ!」
『営業というのは単にものを売るのではなく円滑で良好な人間関係をいかに築けるかである!
そのためにはコミュニケーションスキルが重要であり、ビジネスは人が全てである!」
これはジョンソン・エンド&ジョンソンにいかれて氣づかれたことですか?
◆松本会長:そうですね。
ジョンソン・エンド&ジョンソンにいく前に、平社員からはじまって経営者の端くれとして21年間やっていると、こういうのが大切だと思う訳です。
『人は買いたいものを買うのではない!人は買いたい人から買うよ!もう1つは、人はよく来る人から買うよ!』
ということです。
◆村上龍:松本さんがいよいよ壊れてカルビーに行くわけですが、そこで『剛腕』という言葉が使われるんですが、僕は松本さんが豪腕ていう感じがしないのですが、いかがですか?
松本会長:豪腕ではないですね。
村上龍:VTRをつくるスタッフの気持ちもわかるんです。
普通はある企業がダメになってる場合に新しい協力な経営者が来て!
ガガガガガーとブルドーザーのように内部を改革していくイメージだったのだと思います。
カルビーにいって、その後に松本さんがいおっしゃったことがここにありますが
『カルビーは顧客から見ても良い会社であり、商品もジャガリコやジャガビーなど良い会社であり、創業者のDNAもよく根づいている。
ポテンシャルは凄くあるんだけど、充分ではないんだ!
つまり儲かっていないんだ!』と仰ってますが、どうしてココに氣づかれたのですか?
◆松本会長:これも、実は『クレドどおり』なんです。
クレドの第一番は何か?
というと『顧客に対する責任』です。
『顧客に対する責任』というのはいったいなんだろう?
実は3つしかない。
◆①一番目は『品質』です。
食品会社の『品質』とは、顧客にとって安全安心が一番で、そのうえで美味しいことです。品質が良いことです。
カルビーはこれが凄く優れているのです。
だから1番なのです。
◆②2つ目は、『コストリダクション』です。
いくら美味しくても、値段が高ければ誰も買ってくれません。
だから『コストリダクション』を一生懸命やらなければならないのです。
これがあまりよく出来てなかった。
◆③3つ目は何か?
モノの供給!
サプライチェーンマネージメントです。
お店に顧客がいってもモノがなければ、買えないですから。
これもカルビーのサプライチェーンマネージメントは非常に良くできていたのです。
ですからカルビーは①番と③番はすごくよくできていたので②番目を、工夫してちょっと改善していけば良かったわけです。
◆小池映子:それがカルビーがもっていた先ほど松本さんがおしゃっていた弱みであって、松本さんの強みだったのですね。
もともとカルビーはシェアーが高いです。
私が来る前から日本で一等ですから。
ただあれだけシエアーが高くて、あれだけいいモノを売っていて利益が少ししか出ていない。
利益がでていないのは、凄い問題です。
企業はしっかり稼いで税金を払うのが、企業の社会的な価値の一番の責任です。そこに少し弱みがありました。
村上龍:クレドって凄いですね!
松本会長:凄いですよ。
※ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)の「我が信条(Our Credo)」はこちら!
https://www.jnj.co.jp/about-jnj/our-credo
◆我々の第一の責任は、我々の製品およびサービスを使用してくれる医師、看護師、患者、そして母親、父親をはじめとする、すべての顧客に対するものであると確信する。
顧客一人一人のニーズに応えるにあたり、我々の行なうすべての活動は質的に高い水準のものでなければならない。
適正な価格を維持するため、我々は常に製品原価を引き下げる努力をしなければならない。
顧客からの注文には、迅速、かつ正確に応えなければならない。
我々の取引先には、適正な利益をあげる機会を提供しなければならない。
◆我々の第二の責任は全社員 ――世界中で共に働く男性も女性もに対するものである。
社員一人一人は個人として尊重され、その尊厳と価値が認められなければならない。
社員は安心して仕事に従事できなければならない。
待遇は公正かつ適切でなければならず、働く環境は清潔で、整理整頓され、かつ安全でなければならない。
社員が家族に対する責任を十分果たすことができるよう、配慮しなければならない。
社員の提案、苦情が自由にできる環境でなければならない。
能力ある人々には、雇用、能力開発および昇進の機会が平等に与えられなければならない。
我々は有能な管理者を任命しなければならない。
そして、その行動は公正、かつ道義にかなったものでなければならない。
◆我々の第三の責任は、我々が生活し、働いている地域社会、更には全世界の共同社会に対するものである。
我々は良き市民として、有益な社会事業および福祉に貢献し、適切な租税を負担しなければならない。
我々は社会の発展、健康の増進、教育の改善に寄与する活動に参画しなければならない。
我々が使用する施設を常に良好な状態に保ち、環境と資源の保護に努めなければならない。
◆我々の第四の、そして最後の責任は、会社の株主に対するものである。
事業は健全な利益を生まなければならない。
我々は新しい考えを試みなければならない。
研究開発は継続され、革新的な企画は開発され、失敗は償わなければならない。
新しい設備を購入し、新しい施設を整備し、新しい製品を市場に導入しなければならない。
逆境の時に備えて蓄積を行なわなければならない。
これらすべての原則が実行されてはじめて、株主は正当な報酬を享受することができるものと確信する。
◆「我が信条(Our Credo)」で著名なジョンソン・エンド・ジョンソン(株)は2009年までに
・76期連続増収
・25期連続増益
・47期連続増配
を実現し、長期的な企業価値を創造しています。
その理由は、まさにジョンソン・エンド・ジョンソン(株)の「我が信条(Our Credo)」にあると感じます。
◆以下、ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)の元社長 松本晃氏の茨城経営品質大学「公開講座 第2回」より
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
カンブリア宮殿 村上龍×経済人 (日経スペシャル)/日本経済新聞出版社
¥1,680
※カルビーはこちら!
https://www.calbee.co.jp/
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<魔法のレシピ>
■ 「人から愛されないと仕事は上手くいかないんだ!」
営業というのは単にものを売るのではなく円滑で良好な人間関係をいかに築けるかである!
そのためにはコミュニケーションスキルが重要であり、ビジネスは人が全てである!
■ 平社員からはじまって経営者の端くれとして21年間やっていると、こういうのが大切だと思う訳です。
『人は買いたいものを買うのではない!
人は買いたい人から買うよ!
もう1つは、人はよく来る人から買うよ!』
ということです。
■ クレドを軸に、クレドを実践する!
『顧客に対する責任』というのはいったいなんだろう?実は3つしかない。
◆①一番目は『品質』です。
食品会社の『品質』とは、顧客にとって安全安心が一番で、そのうえで美味しいことです。品質が良いことです。
カルビーはこれが凄く優れているのです。
だから1番なのです。
◆②2つ目は、『コストリダクション』です。
いくら美味しくても、値段が高ければ誰も買ってくれません。
だから『コストリダクション』を一生懸命やらなければならないのです。
◆③3つ目は何か?
モノの供給!
サプライチェーンマネージメントです。
お店に顧客がいってもモノがなければ、買えないですから。
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<さくらのB級グルメ>★★★★★ ★★
エクシセルシオールカフェでアイスココア330円をいただきました。
濃厚な味わいのアイスココア。
ココアは甘いかなと思っていましたが,そうでもなくなめらかな口当たりでグッドでした。
人気の一品ということで、まったりとした時間を過ごすことができました。
「エクシセルシオールカフェ」ではコーヒーに拘りがあるのですね。
◆『全ての基本はコーヒー豆』
生豆の段階からその質には執拗にこだわり、幾度も厳しいチェックの“難関”をクリアした最高品質のものだけを厳選しています。
こだわりの直火焙煎。
一般的な熱風式焙煎ではなく、時間と手間と繊細さが要求される直火式で焼いているのが特長です。
焙煎技術者が釜に付きっきりで、豆の芯から煎りきるこのロースト法は、熱風式の豆とは較べものにならないほどの香り高さと美味しさとなって焼き上がってきます。
新鮮なコーヒー豆を直接店鋪へ。
完成した最高のコーヒー豆を最も美味しい状態でお飲みいただけるよう、焙煎工場との間で完全受注生産システムを導入。
毎日のオーダーに応じて、必要な量だけをその都度焙煎する方式を取り入れているため、つくりおきの豆は一切使用しておりません。
徹底した鮮度へのこだわり。
エスプレッソのような細挽きのコーヒー粉は、豆を挽いてしまうと特に鮮度が落ちやすいため、1杯ずつ挽いてから抽出をしています。
楽しいいくつろぎのひとときを有難うございます。
※「エクシセルシオールカフェ」ではこちら!
https://www.doutor.co.jp/exc/
ご馳走さまでした。