わが友、恐慌──これから日本と日本人の時代が訪れる8つの理由/松藤 民輔
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松藤民輔さんの『わが友、恐慌』を読みました。
松藤さんは、ソロモンブザーズで年収2億円を得ていましたがペーパーマネーの時代が終わることを予見し、独立して「恐慌」について研究し、金鉱山を買収して経営してきました。
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<魔法のレシピ>
まさかの時代を乗り越えるために、歴史のパターンから
「学び」「待ち」「真似よう」
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◆松藤さんはいいます。
『恐慌』を殆どの人は、経済が一挙にどん底に落ちる現象だと思っている。
だが、これは「恐慌」の一面を見ているにすぎない。
歴史を紐解けば、恐慌になると必ず、新しいテクノロジーの発明が起こっている。
◆例をあげると
①オランダのチューリップバブルの崩壊
4頭だて馬車の登場
②1873年、イギリスの大不況
内燃機関の発明
③1929年、アメリカの大恐慌
ガソリン自動車の普及
④2010年、以降は???
燃料電池、太陽電池、常温核融合などの実用化はすでにカウントダウン
◆日本は1990年のバブルの崩壊で「もの凄く効率が良い国家」になりました。
「恐慌」は80年周期のため、殆どの人が、人生で1回か2回しか「恐慌」に遭遇しません。
そして「恐慌」に出会うと、人生が変わってしまいます。
松藤さんは
『歴史は繰り返す』
「歴史を知っているといろんなことが見えてくる」
「歴史のパターンを『学び、待ち、真似る』こと」
を教えてくれます。
◆1929年の大恐慌では
『靴磨きの少年がもらったペニー金貨1枚で家がかえるようになった。』という逸話があります。
松藤さんは書籍「わが友、恐慌」の中でもしも「恐慌」で金が2000ドルで固定されたら、何が一番か?
金鉱株1株で家が1軒買えることもありえると予測しています。
「人生はゲーム、ゲームなら勝ち方がある」
「過去を見て、未来を見て、現在を生きる」
◆松藤さんは、15年以上かけて「恐慌」や「金」や「金鉱山」を研究して、さらに世界各地の金鉱山を歩き、買収し、経営してくるなかでエリック・スプロットから融資を受け、金鉱株カンピオールを40セントで買い、4ドルで売り、100億円以上を稼いだことがあります。
その後2005年にネバダの金山を買収し、(株)プライムと合弁を果たし
「ジパング・ホールディングス」をジャスダックに上場しました。
◆松藤さんは、天才ファンドマネージャーのエリック・スプロットやジムロジャーズに
「日本には金鉱山専門の金鉱株は1社も上場していないんだ。」
「だから、金と金鉱株しか上がらない『恐慌という時期』に日本で唯一の金山会社を上場したらどうなるのか?自分の目で確かめたい。」
と自分のアイデアを話したことがあるそうです。
すると・・・
「経済大国第2位の日本に本当に、金鉱山専門の金鉱株が上場していないの?」
と驚かれたそうです。
◆松藤さんはいいます。
1993年、ペーパーマネーの時代の終わりを予見し、
ソロモンブラザーズを辞めてから15年以上「恐慌」を研究して、金鉱山を経営してきました。
そんな中で・・・
「孤独という知人に出会い」
「歴史という友人に出会い」
「恐慌という親友に出会いました」
「人間は困ったら、困ったで、それを解決する機会が必ず現れる。」
◆『逆境と挫折にはそれと同等か、それ以上の利益の種が眠っている』
『恐慌』を、「敵にする」のか『親友とする』のかは、自分次第ということですね。
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<魔法のレシピ>
■人生はゲーム、ゲームなら勝ち方がある
■過去を見て、未来を見て、現在を生き抜こう
■『恐慌』にもそれと同等かそれ以上の利益の種が眠っている
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投資は自己責任でお願いいたします。
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