楽して、儲ける!―発想と差別化でローテクでも勝てる!未来工業・山田昭男の型破り経営論!/山田 昭男
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カンブリア宮殿で『未来工業』創業者 山田昭男さん
『社員が力を発揮し、会社が強くなる秘訣』を観ました。
山田昭男さんは、社員が『常に考える』ことで業績は上がると考えた!
■豊かさを創る質問■
・あなたは『戦略』に集中していますか?それとも『戦術』に集中していますか?
・あなたの役割は何ですか?
・あなたは、稼ぐために自から学んでいますか?
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<卓越のレシピ>
経営者は『戦術』ではなく『戦略』
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◆社員が『常に考える』ことで、最高の強さを発揮してきた『未来工業』の山田昭男さんはいいます。
競争社会で勝つには、「他と違うことをする」しかない。
そのために『常に考える』
未来工業は『命令禁止』にしたから、命令されない。
社員は給料をもらって、何もしない訳いかないから自分で考えるしかないんだよ。
逆に追い込んでるいる。
『追い込み漁』(笑)
社員は誰からも教えてもらえなければ、自分から学ぶしかない!ということです。
自分の給料は、会社や社長が払う訳ではなく、自分が稼ぐから、給料をもらえるんだよ。
頑張らないと給料もらえないんだから!
だから、稼ぐためには、自分で学ぶしかないんだよ。
◆例えば、上司には「こういうことは、やっちゃいけない!」
という正論がたくさんあるわけよ。
でも、山田さんはいいます。
『なんでもいいんだよ!天衣無縫でいいよ
社員が、自分で考えたことは、自分でやれよ。
そのかわり大事なことは、先送りをするなよ!
やってみてダメな事は、スパッと辞めろよ!』
『山田さんへの相談もダメ! 自分で常に考えてやれ!』
だから誰も相談にも来ないよ!
山田さんが考える、一番大切なことは
『日本人は、任されると、裏切れないんだよ。
日本人は儒教の遺伝子があると思っていることだよ。』
それは、社員は疑うより、信頼したほうが仕事をすると考えていることだよ。
◆経営者は『戦術』ではなく『戦略』だよ。
経営者は、社員に「売らせる」、「買わせる」、「創らせる」ことだよ。
経営者は社員の仕事をとるなよ!
全部、任されることで社員は感動するだろう!
社員は『戦術』というのは
・売る たくさん売る、高く売る
・創る いい物をつくる、安く創る、1時間あたりたくさんつくる
・買う いい物を買う、安く買う
◆この方法が『戦術』なんだよ。
・売る社員は
『どのようにしたら、たくさん売れるか? 高く売れるか? 常に考えろよ!』
・創る社員は
『どのようにしたら、いい物をつくれるか?、安く創れるか?
1時間あたりにたくさんつくれるか? 常に考えろよ!』
・買う社員は
『どのようにしたら、いい物を買えるか?、安く買えるか常に考えろよ!』
経営者は『戦術』ではなく『戦略』だよ。
経営者は、社員に「売らせる」、「買わせる」、「創らせる」ことだよ。
経営者は社員の仕事をとるなよ!率先垂範するなよ。
全部、任されることで社員は感動するだろう!
お客様を『感動』させるには、まずは社員自身が『感動』してくれ!ということです。
◆だからこの会社は珍しいんだが、売り上げ目標も、利益目標もないよ! 全部をたすと100になるんだよ。
「それでは、業績が落ちたときの結果の責任とるのですか?」
『取りませんよ。中小企業のオーナーは!
大企業ならサラリーマンだから社長が変わるけど、中小企業は100%もったオーナーだから責任なんか
取る人みたことないよ。』(笑)
『ただ、TVに囲まれたら、責任を取らないとならないよ。赤ふくや、吉兆みたいに』
じゃあ山田さんもTVに囲まれたら責任をとりますか?
『責任、取らないよ!もうすでに社長じゃなくて、相談役だからね』(笑)
◆山田さんが、一番嬉しかったことはなんですか?
『未来工業』では、見学者が来ると、見学料金2000円をもらうのですよ。
見るものないけど(笑)
年間1万人も見学にくるよ。年間2000万円の利益がでる。
それが嬉しいんですか?
『違うよ! そのときに未来工業の社員が見学者にお礼で配る、お煎餅に「未来工業」という焼き印をいれたのが、すごく嬉しかったんだよ。
なぜなら、未来工業は煎餅を売って商売してるわけではないのに、社員が儲けに繋がらない煎餅びまで、自分で考えて未来工業の焼き印いれたからだよ!』
『つまり、直接、儲からないことでも。社員が自ら『常に考える』ことが浸透しているのがわかったのでスゴク嬉しかったんだよ。』
◆山田昭男氏はいいます。
『ひたすら、お客様を感動させることだよ!』
『未来工業は差別化の会社だから!よそと同じ事をやったらいけない!』
×『ワーク+ライフ・バランス』なんて、できる分けないよ!
「ワーク(仕事)」を中心にして考えていたらできないよ。
◎『ライフ*ワーク・バランス』だよ。
「ライフ(人生)」を中心に考えるから、満足感があがるんだよ。
社員には残業をやらないで、趣味をたくさんもってほしいよ!
人間らしく生きてほしい。個人として人生を楽しむ事!
それが、結果的に仕事に生きるんだよ。
それに残業しないで、社員が早く家に帰れたら、会社も残業代金120%を払わないでいいから、利益が出ると思うよ。
社員が早く家に帰れて、友達や周りの人から
『お前の会社いいなあ!』といわれたら、もしかしたら社員が『未来工業はいい会社なんだ!』
と勘違いして、頑張ってくれるかもしれない(笑)
◆「他社の経営者は『未来工業』の理想の労働環境を真似できますか?」
他の会社の経営者の多くは『未来工業』の真似はできないよ!
なぜなら他の会社の経営者は『ものすごく怖がるから!』
未来工業が年間140日も休んでいても、そのお客様は仕事している。
すると経営者の多くは『お客様に逃げられる!』と考える!
・『お客様に逃げられる!」というのは、マイナス思考
・『お客様に逃げられないよ!」というのは、プラス思考
『お客様は逃げないよ! 日本人は慣れてるところから買いたいんだよ。』
◆山田昭男さんの、人間は『慣れちゃうんだよ!』というお話しが印象的でした。
山田昭男さんが、社員が自ら『倹約』や『工夫』、『戦術』を『常に考える』仕組みをつくり、実践で、身体で覚えさせたことが、現在の『勝ち続ける未来工業』と『社員の理想の労働環境』を築いたのでしょうね。
山田昭男さんが、実務家として実体験から学んできた『言葉』の数々には、大きな学びがありますね。
≪ゲストプロフィール≫
『未来工業』創業者 山田昭男氏
1931年 中国・上海生まれ
1948年 旧制大垣中(現 県立大垣北高)卒。
父の電線会社に入るも、劇団「未来座」を立ち上げ芝居の道へ。
1965年 劇団仲間4人と未来工業設立。
2000年 相談役に
≪企業情報≫
設立 1965年
本社 岐阜県輪之内町。全国に6工場
売上高 255億円(2010年3月期、連結)
従業員 775名(2010年3月現在)
電設資材メーカーとして成長を続け、創業以来赤字なし。
楽して、儲ける!―発想と差別化でローテクでも勝てる!未来工業・山田昭男の型破り経営論!/山田 昭男
¥1,470
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<卓越のレシピ>
■ 自から学びつづけ
『ひたすら、お客様を感動させよう!』
■ 『役割』と『目的』を明確にして、それぞれが
『常に考え』自ら会社をよりよくしよう!
■ 社員が自ら『差別化する』、『工夫する』、『倹約する』仕組みをつくり、習慣化しよう!
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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★★★
大好きなお菓子
大間々青柳の『まゆの唄』をいただきました。
ふんわかした甘いまゆが口当たりの良いホワイトチョコレートにくるまれた『まゆの唄』とても美味しくいただきました。
群馬県は養蚕の盛んな土地でありましたが、あかがね街道に沿う大間々町はその昔、繭や生糸の集散地として、とても栄えたところです。
『まゆの唄』は、ほっくりとした黄身餡を包んだ焼菓子にホワイトチョコレートをかけてふるさとの養蚕、繭を再現したそうです。
家族や仲間達も大喜びでいただき、さらに大切な方々へのお遣いにも贈らせていただきました。
・第22回全国菓子大博覧会中小企業庁長官賞受賞
・第24回全国菓子大博覧会農林水産大臣賞受賞
・群馬県優良県産品
※大間々青柳『まゆの唄』はこちらから!
https://e-aoyagi.jp/
ありがとうございます。