カンブリア宮殿 村上龍×経済人 (日経スペシャル)/村上 龍
¥1,680
カンブリア宮殿 2012年1月19日放送
◆ゲスト ブラザー工業 社長 小池 利和氏
『新分野に挑戦し続けろ、これが21世紀の多角化経営だ!』を観ました。
■豊かさを創る質問■
・あなたは、製造だけでなく、創造しつづけていますか?
・あなたは、経済環境の変化に耐えられる企業を築きつづけていますか?
・あなたは、アイデアを実践で磨き続けていますか?
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<卓越のレシピ>
どんな経済環境の変化にも耐えられる事業を築こう!
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◆昔はカセットやレーザーディスクが使われていたカラオケ。
実は現在の『通信カラオケシステム』を世界で初めて開発したのがブラザーだった。
この通信カラオケの開発、実はある大失敗が元になっていた。
1985年に電電公社がNTTとなり、電話回線への参入が可能となるとブラザーはパソコン用のゲームソフト自動販売機「TAKERU」を開発。
客は好きなソフトを選び、電話回線を通じてフロッピーにダウンロードできるという画期的なものだった。
◆『大失敗から生まれた世界初の通信カラオケ』
しかし、電話回線でのダウンロードに時間がかかり、電話代を負担していたブラザーは大赤字となってしまった。
ところが
『コンテンツをデジタル化し配信するビジネスモデル』
1992年、ついに『世界初の通信カラオケを開発』する。
ブラザーの開発した通信カラオケのジョイサウンドは業界トップシェア。
今では『携帯電話やスマートフォン向けのコンテンツなどと合わせておよそ500億円を売り上げる事業』にまで成長した。
たとえ失敗しても技術と経験が残る、だからブラザーは新事業を追求し続けているのだ。
◆第2次世界大戦より前に書かれた
『ブラザーの設立趣意書』には
『輸入産業を、輸出産業にする!』と書かれている。
当時、日本では高価だった主力製品の『ミシン』
・ブラザーは1954年にはミシンの輸出を開始。
ブラザーは『輸入産業を、輸出産業にする!』ということを創業から40年かかりながらも実現している。
・1961年には、ブラザーは欧米でタイプライターを始めた。
そしてインクジェットをだして、ドットプリンタをだして着実に伸ばしていった。
◆これは、ただの『売り上げ拡大を狙っての多角化』ではない。
『一つの事業に、経営資源を集中せず、いくつもの柱を持つことで、どんな経済環境の変化にも耐えられる企業を目指しているのだ。』
その後、ブラザー工業は1984年にはロサンゼルスオリンピックにタイプライターを公式提供するなど世界ブランドとなっていた。
しかし、当時すでにタイプライターに代わりパソコンが普及し始めていた。
プリンターの需要が高まるなか、ブラザー工業はプリンター開発では『後れを取っていた。』
◆1980年代、ブラザーの売上げが急落、当時ブラザーの筆頭株主のスティールパートナーズから『オフィース危機に集中する』という『選択と集中』の提案をうける。
小池社長はその提案を拒否した。
その矢先にライバル会社から発売されたのが、レーザープリンターだ。
『従来のプリンターに比べ飛躍的にスピードが速く見た目が美しい』
その頃アメリカで商品企画を担当していた小池社長は
『危機感を感じ!日本本社にレーザープリンターの開発を進言。』
◆さらに、90年代に入りアメリカで『ベンチャー企業が増える』と、
ブラザー工業は
『プリンター、ファックス、コピー機の機能が一体化した小型の複合機の需要を探し当て』いち早く市場に参入。
アメリカでのブランド力が高まったブラザーは、この分野でヨーロッパ、アジアへも進出する。
現在では売上、生産ともに8割が海外になり、円高リスクを回避できるようになった。
ブラザー工業は44の国と地域に進出するグローバル企業でもある。
◆不況のさなか、新規事業を開拓しつづけ、サバイバルしてきた企業がある。
ブラザー工業の100年たった現在の売上高(連結)は5028億円(2011年3月期)ある。
家電量販店にあるブラザーの現在の主力製品は、プリンターなどの事務機器で、その売上げは3400億円である。
ブラザーの開発した通信カラオケのジョイサウンドは業界トップシェアである。
ブラザーの本社は名古屋にあるが、ブラザーの売り上げは海外が70%ある。
『輸入産業を、輸出産業にする!』
この『ブラザー工業の設立趣意書』に書かれている創業の時の理念を小池社長は観るたびに感動し心が洗われるといいます。
◆歴代納税額が日本一である斎藤一人さんのお話をお聴きしたことがあります。
『成功は目と足だよ!』
『事業で成功している経営者は、会社にいないことが多い。』
なぜなら、上手くいっている事業や商売を観てまわっているからだ。
成功している経営者は、そういう時間が取れるようにしている。
逆に、事業が上手くいかない経営者の共通項は、勉強会にすら参加しない。
この言い訳は、だいたいの場合、『忙しい!』だ。
斎藤一人 人生が全部うまくいく話 (知的生きかた文庫)/斎藤 一人
¥560
◆時代の変化が激しいということは、それだけニーズが生まれ、『それを解決する機会』が増えているということですなのですね。
↓
・1980年代に、ブラザーの売上げが急落したときにアメリカで商品企画を担当していた小池社長
ライバル会社から発売されたレーザープリンターを観て
『従来のプリンターに比べ飛躍的にスピードが速く見た目が美しい』
と感じる。
↓
小池社長は
『危機感を感じ!日本本社にレーザープリンターの開発を進言した。』
・1990年代に入りアメリカで『ベンチャー企業が増える』と、ブラザー工業は
↓
『プリンター、ファックス、コピー機の機能が一体化した小型の複合機の需要を探し当て』
いち早く市場に参入。
↓
アメリカでのブランド力が高まったブラザーは、この分野でヨーロッパ、アジアへも進出する。
↓
・現在では売上、生産ともに8割が海外になり、円高リスクを回避できるようになった。
◆『ブラザー工業の設立趣意書』のような創業理念やミッション、クレドを『変えずに』もちつづけること!
それと同時に、時代の変化のなかで、事業や商売の現場の知恵(暗黙知)を学びつづけ、自分の事業に工夫して応用し続けること!
つまりどんな経済環境の変化にも耐えられる企業になるためのイノベーション、リスクマネジメントを徹底して
『変え続けること』が重要なのですね。
<<強運者となる4つのステップ>>
1、強運者を見つける
2、強運者にちゃんと聴く
3、強運者に好かれる
4、強運者とパワーパートナーとなる。
<<村上龍さんの編集後記>>
『空氣など読むな、創造せよ!』
ブラザー工業は創業以来100年を超える歴史を持つが、創業者や歴代社長の自伝の類が極端に少ない。
おそらく「過去を振り返るよりも新規事業のアイデアが優先」という企業文化が根づいているからだ。
「製造ではなく創造」という社風は、ミシン修理の際に部品を独自に作ったという創業以来の伝統に由来している。
小池さんは、23年間もアメリカにいて、日本的な序列とは無縁に本社社長に就任した。
ブラザー工業は「空気」など読まない。
ひたすらアイデアを磨き、新規事業とグローバル展開に賭ける。
【ゲストプロフィール】
◆ゲスト
ブラザー工業 社長
小池 利和(こいけ・としかず)氏
1955年 愛知県生まれ
1979年 早稲田大学政治経済学部卒業、ブラザー工業入社
1982年 アメリカ現地法人に出向
2004年 帰国後に取締役就任
2007年 社長に就任
【企業情報】
会社名 ブラザー工業株式会社
本社 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
設立 1934年1月
売上高(連結) 5028億円(2011年3月期)
経常利益(連結) 386億円(2011年3月期)
従業員数(連結) 29873人
(2011年3月31日現在)
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<魔法のレシピ>
■ アイデアを磨き続けよう!
『変えてはいけないもの』と『変えなければならないもの』を明確にしよう!
■ 多角化経営で生き残る!
一つの事業に経営資源を集中せずいくつもの柱を持つことでどんな経済環境の変化にも耐えられる企業を築こう!
■ 「空気」など読まない!
たとえ失敗しても技術と経験が残る、新事業を追求し続けよう!
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<さくらのB級グルメ>スイーツ編★★★★★ ★★
コンビニスイーツ 濃厚ショコラ&ホイップシューを頂きました☆*.。((〃’艸’〃))。.*☆
セブンイレブンさんのシュークリームの待望の新作でーす(*^O^*)
香ばしく焼かれた生地♪
この中にはとろける2種類のクリームが一度に味わえるシュークリームで、
ビターチョコの味わいがミルキーホイップと相性抜群ですo(*’▽’*)/~☆
あっさりした口どけのホイップなのでこのコラボ、重くありません!!
シューは香ばしく、ふわふわ。
噛めば噛むほど香ばしさがアップしてクリームを引き立てます(*゚∀゚*)
これで130円ΣΣ(゚д゚lll)!!
おいしくて、リーズナブルな価格(。◕‿◕。)ノ最高ですね!!
セブンイレブンのスイーツはどれもヒット商品ばかりです\(^o^)/
今後の新作にも期待です♪