成熟社会に突入している日本にも質の高い長期投資の教育が必要ですね。
書籍『金融の本質』澤上篤人著 中央経済社を読みました。
澤上篤人さんは、日本一の個人投資家である竹田和平さんとともに長期投資の師匠として、また、価値ある人生を生きる師匠として、私淑している人物です。
澤上篤人さんは、1970年から74年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後、 1980年から96年までピクテ・ジャパン代表を務めました。
1996年に「さわかみ投資顧問」を設立し、 1999年には日本初の独立系投資信託会社である「さわかみ投信」を設立。
『さわかみファンド』1本のみの運用で、純資産は2,400億円、顧客数は11万人を越え、日本における長期運用のパイオニアとして熱い支持を集めています。
◆書籍『金融の本質』は、長期投資やスイスのプライベートバンク、そして価値ある人生について、さわかみ投信会長である澤上篤人さんがわかりやすく書かれているので是非、書籍を読んでみてくださいね。
※お薦め書籍『金融の本質』澤上篤人著 中央経済社はこちら!
金融の本領/中央経済社
¥1,575
■豊かさを創る質問■
・あなたは、お金を廻していますか?
・あなたは、長期でゆっくりと、時間を味方につけながら財産を増やしていますか?
・あなたは、「事業」の一環として長期投資をしていますか?
※このブログは、特定の投資をお薦めするものではありません。投資はリスクをご理解の上、自己責任でお願いいたします。
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<卓越のレシピ>
お金を廻そう!
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◆ —99年の8月24日にさわかみファンドがスタートしたんですね。
・ 澤上さん
お客さんが487名、運用資産16億円でのスタートでした。
—最初のお客様というのは?
・澤上さん
この前に3年ほど投資顧問やっていたんだ。
—ピクテの後ですね。
・澤上さん
そう。すでに投資助言のお客さんがいっぱいいた。
それで「8月から投信を始めるので、 12月の年末で投資顧問のほうは辞めます」と勝手に宣言しちゃったんだよねぇ。
で、「次にやる投信はこういうものです、よかったらどうぞ」言ってたら多くの賛同者が集まってくれたんだ。
◆ —30年近く練り込んだ長期投資のエッセンスを全部放り込んでわけですね。「さわかみファンド」には。
・澤上さん
お金を世の中手放すことを厭わずに、それが自分たちの社会的な役割だと思ってどんどん動かしてくれるような、本来の意味での「お金持ち」をゼロから作ろうという発想でね。
◆ —日本の既存のお金もちはひとまず置いておいて。
・澤上さん
そう、一般生活者の誰もが参加できる器が投資信託なんだよ。
投資顧問でもお客様はたくさんつくけど、月に1万円しか積み立てられないお客さんとは、申し訳ないけどご支援できない。どうしても、ある程度まとまったお金なる人たちとだけしか、お付き合いできないからね。
だけど、まとまったお金のある人に限って、さっき話した通り、話は聞いても実際には動かない。
◆お金は抱えこんでしまってはダメ。自分のためにも社会のためにもならない。
だったら、普通の生活者が良い世の中を作っていこうと、お金を回しもらえればいい。
お金を長期投資今はした結果として、リターンが積み上がり、少し時間はかかるがお金持ちになっていくそんな循環を作りたかった。
長期でゆっくりと、時間を味方につけながら財産を増やしていく。
そんな人たちの裾野を広げることが、日本経済を活性化させるのと「普通の人たちが幸せに暮らせる社会」を築いていくためには欠かせない。おおらかな長期投資でね。
◆—本格的な長期投資という思想は日本にはなかった?
・澤上さん
ないない。ピクテのときだってずーっとやってきたけれどなかなか出てこないんだよ、現実的には。
そういうことをわかって、実際に長期投資できる人はね。
本物の長期投資は、皆さんが考えるような「カネカネの金融」ではなくて事業の一環なんです。
◆ —それを「さわかみファンド」で伝導していこうと。これは直販なきゃだめなんですか?
だめだね。
証券とか銀行に打ってもらったら、間に入る彼らがこちらの意図と思いをしっかり理解できないから。
この人たちにも本格的な長期投資の経験はないもんね。
ましてや、もっとわからないお客さんたちに、きちんと説明できるわけがない。
◆—直接、説明するしかない。
・澤上さん
そう。でもこちらから営業しない、勧誘しない、宣伝しない。
セミナーとかでメッセージを発信しながら、自然と集まってこられた人たちとのみ、長期投資を追求していく。
だから、年金マネーから運用してくれというお誘いがあっても、全部断る。
「もし10年ひとことも言わずに運用を任せてもらえるのなら、お受けしますが」と言ってね。
自分から長期投資をやろうという人で、かつ時間に耐えられる人。5年や10年はかかるからね。
といっても、事情ができてしまった人はいつでも解約できますよ、うちはオープンですから、と言ってある。
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金融の本領/中央経済社
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<魔法のレシピ>
■お金は抱えこんでしまってはダメ。自分のためにも社会のためにもならない。
普通の生活者が良い世の中を作っていこうと、お金を回しもらえればいい。
お金を長期投資今はした結果として、リターンが積み上がり、少し時間はかかるがお金持ちになっていくそんな循環を作りたかった。
■長期でゆっくりと、時間を味方につけながら財産を増やしていく。
そんな人たちの裾野を広げることが、日本経済を活性化させるのと「普通の人たちが幸せに暮らせる社会」を築いていくためには欠かせない。
おおらかな長期投資でね。
■本物の長期投資は、「カネカネの金融」ではなくて「事業」の一環である
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このブログ『豊田さくらのウエルシーシェフ』では、
メンターや書籍、映画などから学んだ『卓越のレシピ』を、
実際の実務で実践して、成果がでたものを掲載して読者の方に
ご紹介しております。
引用などで、もしご不快な方やご迷惑な方がおりましたら
お申し出いただければ記事を削除させていただきますので
宜しくお願いいたします。
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