こんにちは。思いを現実化する!(まる現®)の久家邦彦です。
◎無力感におちいっていませんか?
◆今回の12月14日に投開票された衆院選の投票率が「52・66%」でした。
これは戦後最低だった2012年の前回衆院選(小選挙区59・32%、比例代表59・31%)を6・66ポイント下回り、
衆院選の戦後最低を記録しました。
◆日本国の財政状況について、興味深い話を聞いたことがあります。
日本国の財政状況を、家計にたとえると・・・。
・約400万円の年収の家に、既に借金が約1億円以上ある。
毎年の支払いや、やりたいことのために年収が400万円ではたりないので、
その家の予算を決めるリーダーは、毎年500万円を借金して、なんと毎年900万円をつかう予算をくんでいた。
◆しかも、、、それでもたりないので、今年2014年は、1年間で1010万円のお金をつかう予算を組んだ。
年収は400万円なのにだ、、、、。
さらに、さらに、
今まで借りてきた金利を返すために、それでもお金がたりなので、「これからは毎年さらに借金をする必要がある。」といっている。
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◆ ここで質問です。
「この家計は、借金を返すことが、できると思いますか?」
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「無力感」を「効力感」に変える秘訣がある!
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◆次の質問です。
こんな家計があるとは、普通は思わないでしょうが、これに似たような財政状況が、あるところで存在しています。
では「この家計」は、「どこの家計」でしょう?
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「そうです。日本国の財政状況です。」
国の財政状況なので、単位は(円)ではなく、(兆円)で、桁が大部ちがいますが、わかりやすい例え話になっています。
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◆では3番目の質問です。
「こんな財政状態で、いったいどこから? 誰の責任で、そんなに多額の借金できるのでしょうか?」
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「・・・」
日本では、日銀が、お札(日本円)を印刷することができるので毎年80兆円でも借りることができるのです。
そして金融緩和について、話し合って決めているのは、政治家と日銀と官僚、そして、有識者といわれる人々です。
ちなみに、政治家を選ぶ選挙権をもっているのは、日本国民の有権者です。
◆「国が、お金をどんどん印刷するって、、、。
それって、短期的にはいいけど、、、
中長期的には、日本円(お金)の価値がさがってきてインフレになるのでは?」
そのとおりです。
ちなみにドルもユーロもお金を印刷しています。
◆「インフレになるというのは、日本円の価値が減るということでは?」
・ そうです。
◆それでは、日銀が印刷した日本円で、国内の株や不動産、債券の購入をどんどん増やしはじめるとどうなるのでしょうか?
日本国内の株や不動産の価格が「一時的」にあがっているように勘違いします。
リーダーが金融緩和をしてお金を印刷する政策をとると「一時的」に喜ぶ人がいます。
「・・・」
でもじつは、中・長期的にインフレになり円安になるということは、日本円の価値、つまり日本国民の財産の価値が、減価していくということです。
◆経済指標は一つだけをみて語るわけにはいきませんが、円安の影響で海外から輸入するコストが上がり値上げに踏み切ったり、経営が厳しくなった企業があります。
わかりやすいところでは吉野家の牛丼が280円から380円になりました。
・世の中を、ちいさな、ちいさな「蟻の目」(当事者意識)だけでみていると、目先の損得しかみえなくなる可能性があります。
ところが、
・世の中を、大空から眺める「鳥の目」(非当時者意識)で眺めれば、「違う道」がみえます。
・世の中を、海流のなかでいきている魚の目でみてみると、大きな流れが、どちらの方向にむかうのかが見えてきます。
◆「昨年、アベノミクスの影響で、日本の株式市場が先進国のなかで一番あがっている」というお話をお聞きしました。
限られた一人の経済評論家だけから話を聞いていると、「景気がいい話」に聴こえます。
ところが書店やテレビで「経済の話」を聞いて、冷静に眺めてみると、多くの場合、
「経済評論家によって、全く違うことをいっていること」に氣づきます。
◆しかし問題は、経済評論家ではありません。
大切なのは私たちが、そこで「思考を停止さないことです!」
つまり自分の頭で考えることです。
「現実を観て、今起きていることを認識することと。
その本質と影響を理解して、自分が望むゴール(目標)やいまの自分の状況にあてはめて活用することが大切なのです。」
◆『経済の話』は「前提」が明確でなければ、意味がないのです。
大切なことなので繰り返しますね。
・『経済の話』は「前提」が明確でなければ、意味がないのです。
◆日本国の『インフレなき、経済成長』について、一度、考えてみるといいかもしれません?
経済を語るときは『前提』を語らなければ、意味がないのです。
なぜなら・・・。
『経済成長!だけ』なら、国が、金融緩和でお札をどんどん刷って、株式や不動産、債券を買うことでインフレにすることができるからです。
「でも、その「本質」と「影響」はどんなものなのでしょう?」
◆『インフレなき、経済成長』ならわかります。
でも、「お札を刷ってインフレにする。」というのは話が別なのです。
この政策は、目先では多くの国民には、氣持ちがいいのです。
◆ でも『お金を増やすための最初の原則』は「入るをはかりて、出るを制する」ということです。
つまり
・無駄遣いをしない!
・貯金をする!
・正しい投資をする!
という『お金の守り』をキチンとすることです。
◆ところで、、、「魔法の印刷機」でお金をすりつづけるとそのツケは「いったい誰が払うのでしょうか?」
・国でしょうか?
・政治家でしょうか?
最後に一番多く、そのツケを払うのは、、、、
たぶん多くの「○○○○」かもしれません。
◆ 上場企業の2014年(4月—9月)決算をみてみると円安の影響が大きく。海外にモノやサービスを売る、
外需型企業の決算がよくなりました。
なかでも日本を代表する製造業トヨタやキャノンなど中間期の増益率は好調でした。
一方、内需関連業種は不調な業種が目立ちました。
◆ 国内の上場企業の増収分の80%を、トヨタ、キャノンなど、限られた数10社の企業があげています。
これが国内の上場企業数 3762社(2013年4月現在)のなかで起きている現実です。
「日本の中小企業の数はどれくらいあるのでしょうか?」
総務庁「事業所・企業統計調査」によれば、中小企業数(会社数+個人事業者数)は、
約432.6万社です。
これは全企業数に占める割合は99.7%です。
同調査によれば、中小企業の会社数は約150.8万社です。
全会社数に占める割合は99.2%です。
◆日本の株式市場は、先進国の株式市場のなかで、この2年でどんどんあがっているように見えます・・・。
ただしドルベースで考えれば、どうでしょうか?
すこし考えればわかりますが、「円安の影響」が大きいわけです。
ちなみにお札を印刷しているのは、日本だけでなくアメリカもユーロも同じです。
◆ひとつ興味深いニュースがあります。
元来、金融立国で有名なスイスが、「金本位制にちかい制度」の復活を具体的に検討しています。
これは国のリーダーが、金(GOLD)という裏付けがないかぎり、無制限にお金を印刷することを辞めるということです。
◆ 12月14日の衆院選は、アベノミクスや消費税の是非をとう選挙でした。
注目すべき点は、
今回の12月14日に投開票された衆院選の投票率が52・66%ということです。
これは戦後最低だった2012年の前回衆院選(小選挙区59・32%、比例代表59・31%)を6・66ポイント下回り、
衆院選の戦後最低を記録しました。
◆「多くの日本国民は、今回の選挙をどう感じているのでしょうか?」
・マスコミの世論調査をみると自分が選挙にいかなくても、結果はたいしてかわらないだろう、とか
・国の大きな流れは、このままいくような感じがするし、、、、
・生活も今はなんとかやってけるから、、、
・生活できないわけではないから、、、
・矢おもてには、たちたくないし、、、
・自分になにかできるとは思えないし、、、
◆若い世代は、
・年金とか国の財政とかいっても、期待してないし、とか
・そもそも自分に何かできる!とは思えないし、、、、
・なるようにしかならないし、、、
・選挙は、そもそも、一部の金持ちや、力をもっている人のためのもののような氣がするし、、、
と感じているのでは、ないでしょうか?
◆ここで覚えておいてほしいことがあります。
それは、
「無力感」という「空気」です。
なぜなら国民の「空気」こそが、日本全体の方向、そしてやがてくる未来を決めることになるからです。
国民の空気こそが、日本国の『民力』になるのです。
◆ 11月に世界3大投資家の一人、ジムロジャーズのお話をお聴きしました。
『金融緩和(国がお札をすること)で短期的には、日本株はあがるけど、国がお札をどんどん刷って成功した国は、世界の歴史で一度もない。長期的にはやってはならない政策だよ。』
アベノミクスの金融緩和(お札を印刷する)に対する評価も短期的にみれば「日本の株式市場があがった。」
というのはそのとおりです。
ただし、長期的にみれば、インフレをまねき日本円が減価するということです。
同じ政策でも『短期的』にみるか、『長期的』にみるかで180度、評価が別れます。
つまり同じ出来事を「ズームアウト」して観るか、それとも「ズームイン」して観るかは私たち次第、しかも自己責任なのです。
◆インターネットの進化により、私たちのもとには毎日、毎日、凄いスピードで大量の「情報」がながれてきます。
ただし、どんな「情報」も、受け取る側の私達が、
「その『本質』と『影響』を『真の意味』で理解して、正しいビジョンや思いにむけて具体的に活用できるかどうか?」
でその情報の価値が決まります。
現実をしっかりとみて、『本質』と『影響』を理解し、活用して参りましょう!!
◆『無力感』から脱却するために、セルフイメージをあげる方法があります。
それは『効力感』を習慣化することです。
誰にでも今日からできる、『無力感』を『効力感』に転換してセルフイメージをあげる習慣を書籍『なぜ、あなたの思考は現実化しないのか』に『感情を言葉からコントロールする4つのステップ』として書かせていただきました。
・3ヶ月で、言葉の習慣がコントロールできるようになると
・次の3ヶ月で、感情の習慣がコントロールできるようになってきます。
さらに
・3ヶ月で、思考の習慣がコントロールできるようになり、
・1年後には、行動の習慣がコントロールできるようになります。
行動の習慣が変わると!!
「結果が変わり、人生が変わっている自分に氣づくことでしょう。」
◆こう聞いても、頭では信じられないのが当然だと思います。
なぜなら私たちは、普段、感情を「無意識」に感じて、多くの思考や行動を「無意識」にしているからです。
『無力感』を『効力感』に転換する習慣!
心のゴミをエネルギーに転換するポイントは『勝ちグセ』という『習慣』にあります。
つまり深層無意識(潜在意識、超意識)を『効力感』で満たすことにあるのです。
◆書籍『なぜ、あなたの思考は現実化しないのか?』は
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講師: 久家邦彦(くげくにひこ)
を開催しますので是非、予定をあけておいてくださいね!!
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『勝ちグセ』という『習慣』にある!
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最後まで、お読みいただきありがとうございます。
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日本現実化戦略研究所
久家 邦彦