売り上げを最大に、経費を最小に!  書籍『稲森和夫の実学』より

書籍『稲森和夫の実学』 を読みました。

京セラ、KDDIの創業者でJALの取締役名誉会長である稲森和夫会長が、自ら学び、作り上げた『会計学の原則』が経営者やビジネスマンにとても役に立つものなので、本文より引用しご紹介させていただきます。

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稲盛和夫の実学―経営と会計/日本経済新聞社

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■豊かさを創る質問■

・あなたは、売り上げを最大に、経費を最小にしていますか?

・あなたは、一日に出てくる差はわずかでも、年間にすればものすごい差になってくることを意識していますか?

・あなたの会社の会計は、「売り上げを最大に、経費を最小に」という経営の原点を経営者が効率よく追求できるようにしたものになっていますか?

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<卓越のレシピ>

売り上げを最大に、経費を最小に!

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働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」/三笠書房

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◆夜泣きうどんと経営

売値の決め方に知恵を絞り、経費を最小とするよう努力していく例として、私は会社の幹部にしばしば『夜鳴きうどんの屋台を引く』という話をした。

経営者を育てるためには、極論ではあるが、うどんの屋台を引っ張らせて街角で売らせるという方法が効果的な実習となるだろうと考えたからである。

◆5万円なら5万円の元手を出して、

「しばらく会社に出て来なくてもよろしい。屋台一式を貸すから、 1ヶ月間毎晩、京都のどこかでうどんを売ること。
この5万円を1ヶ月後に、いくらにして持って帰ってくるのかが実績だ」と実地訓練に送り出す。

◆まず一番に来るのは仕入れの問題である。

最初にうどん玉を買わなければならない。製麺所まで買いに行くという方法もあるが、スーパーで売っている生麺を買ってくる方法もある。固い干し麺を買ってきて、ゆがいて出すことも考えられる。

◆次はだしである。いい味を出すためにだしがポイントとなる。

高い鰹節を買ってくるものもいれば、鰹節を削っているところでクズもらってくる者もいるだろう。同じおいしいダシを出すにしても、工夫によって全然違う。

原価を安くして、いかにいい味をだすかの創意工夫が必要となる。

◆「かまぼこ」や「揚げ」や「ネギ」にしても、スーパーマーケットに行って買ってくるものもいれば、工場や農家から直接仕入れてくるものもいるだろう。

このように材料の仕入れにしても、いろいろなやり方がある。

そして、肝心なのが売値である。いっぱい300円の夜泣きうどんもあれば500円のものもある。

安ければいくらでも売れるだろうが、利益を得ることはできない。お客さんを満足させて売れるベストの値段を探し出さなくてはならない。

◆このようにうどんの屋台1つでも、いろんな選択肢がある。 一晩に出てくる差はわずかでも、年間にすればものすごい差になってくる。

だから、屋台から大きなフランチャイズ・チェーンに発展させる人もいるし、 十何年屋台を引いても何も財産を残せない人もいる。

いい商売、悪い商売があるのではなく、それを成功に導けるかどうかなのである。

売り上げを最大にするように正しい値決めができれば、後は「経費を最小に」を徹底して行っていけばよい。

◆企業の会計は、この「売り上げを最大に、経費を最小に」という経営の原点を経営者が効率よく追求できるようにしたものであり、しかもその成果を明瞭に表現しているものでなければならない。

これが京セラの会計システムを貫く考え方である。

この考え方は京セラの管理会計システムである採算制度において、端的な形で表現されている。

稲盛和夫の経営塾―Q&A高収益企業のつくり方 (日経ビジネス人文庫 (い1-2))/日本経済新聞出版社

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※ 稲森和夫経営 12か条はこちら!
https://www.kyocera.co.jp/inamori/management/twelve.html

◆稲森和夫会長はいいます。

『値決めは経営である。』

値決めは売り手にも買い手にも満足を与える値でなければならず、最終的には経営が判断すべき、大変重要な仕事なのである。

売上げを最大にするためには、単価と販売量の積を最大にすればよい。

利幅を多めにして少なく売って商売をするのか、利幅を抑えて大量に売って商売をするのか、値決めで経営は大きく変わってくるのである。

経営者が積極的であれば、積極的な価格になるし、慎重であれば、保守的な価格になる。

値決めの目標は、お客様が喜んで買って下さる最高の価格を見出すことだ。

『値決め』それは経営者の能力と、経営哲学の反映だ。

※お薦め書籍『稲森和夫の実学』はこちら!
稲盛和夫の実学―経営と会計/日本経済新聞社

¥550

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<魔法のレシピ>

■ 会社の幹部にしばしば『夜鳴きうどんの屋台を引く』という話をした。経営者を育てるためには、極論ではあるが、うどんの屋台を引っ張らせて街角で売らせるという方法が効果的な実習となるだろうと考えたからである

■ うどんの屋台1つでも、いろんな選択肢がある。一晩に出てくる差はわずかでも、年間にすればものすごい差になってくる。

だから、屋台から大きなフランチャイズ・チェーンに発展させる人もいるし、十何年屋台を引いても何も財産を残せない人もいる

いい商売、悪い商売があるのではなく、それを成功に導けるかどうかなのである

■会計は、この「売り上げを最大に、経費を最小に」という経営の原点を経営者が効率よく追求できるようにしたものであり、しかもその成果を明瞭に表現しているものでなければならない!

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<さくらのB級グルメ>★★★★★ ★★★

中国家庭料理の『福餃子』にいきました。

『福餃子』では、毎日500円定食をやっていますがこれが美味しいのです。

 

北京風の野菜とろみそばと半チャーハンのセットをいただきましたが、本格的なお味で大満足でした。

 

また福餃子では、週ごとに「半額メニュー」が設定されています。
・若鳥とカシュナッツの炒め 780円 → 390円
・茄子と豚肉の醤油煮    780円 → 390円
・ニンニクの芽と若鶏炒め  780円 → 390円
・ホイコウロウ       780円 → 390円

中国家庭料理の『福餃子』にはほかにもお持ち帰りメニューもありますので嬉しいですね。

 

※中国家庭料理の『福餃子』はこちら!

 

https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132404/13139437/
ありがとうございます。

     
  

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