創業の思いを形にする ! ブラザー工業 社長 小池 利和氏より

$さくらの「ウェルシーシェフ」

カンブリア宮殿 2012年1月19日放送

◆ゲスト ブラザー工業 社長
小池 利和(こいけ・としかず)氏

『新分野に挑戦し続けろ、これが21世紀の多角化経営だ!』を観ました。

カンブリア宮殿 村上龍×経済人3―そして「消費者」だけが残った (日経ビジネス人文庫)/村上 龍

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不況のさなか、新規事業を開拓しつづけサバイバルしてきた企業がある。

ブラザー工業の100年たった現在の売上高(連結)5028億円(2011年3月期)。

家電量販店にあるブラザーの現在の主力製品は、プリンターなどの事務機器で、その売上げは3400億円である。

ブラザーの本社は名古屋にあるが、ブラザーの売り上げは海外が70%ある。

ブラザー工業を率いるのは、23年間にわたりアメリカ法人で勤務した小池利和社長だ。

挑戦と失敗を繰り返しながら新事業を興し、海外市場を切り開いてきたブラザーが目指す、21世紀型の多角化経営に迫る。

■豊かさを創る質問■

・あなたは、一つの事業のみに経営資源を集中せず、いくつも柱を持つことで、どんな経済環境の変化にも耐えられるリスクマネジメントしていますか?

・あなたの事業で、変えてはいけないものは何ですか?

あなたの事業で、変えなければならないものは何ですか?

・あなたは、創業の思いをもちつづけていますか?

そして、あなたは、新しい技術に好奇心を常にもって挑戦しつづけていますか?

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<卓越のレシピ>

創業の思いを形にする

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$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆村上龍さんはいいます。

『カンブリア宮殿では、成功体験に依存する企業はある程度淘汰されていく!という図式があります。

ブラザーにある 成功体験にも危機感をもって次の事をやらなければならない!

というのは創業者の思いですか?』

先代の経営者は

『新しい技術に好奇心を常にもって、挑戦する!』

という方針でした。

◆今から33年前、小池利和社長が、まだ新入社員のとき、ブラザー工業は訪問販売をしていました。

当時、小池さんは

『ブラザーは、今のビジネスだけにたよって、このままいけば自分が定年までいくのは難しいな?と思っていました。』

『ブラザーは、このままだと10年、20年後までに、あまり夢がない会社になるのではないか?と思っていました。』

ですから事務機器などの競争の激しい分野でもやっていく必要があると思いました。

◆ブラザー工業は、常に

『いつかミシンはなくなっていく!』

という危機感を持ちながら自社の技術を磨き、ミシン製造のノウハウを生かした多角経営を推し進めてきたのだ。

『ミシンのモーターを利用し』

「洗濯機などの家電製品」を作り、「プレス加工技術を応用し、タイプライターなど情報機器」の分野にも進出。

その後、ブラザー工業は

「ファックスやプリンタ、複合機さらには『通信技術を使い』

「世界初の通信カラオケ」まで開発している。

今では『家庭用ミシン』、『情報機器』、『工作機械』、『通信事業』の4つを柱とする多角化経営にたどりついた。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆元々、ブラザー工業は

「輸入産業を、輸出産業にする!」

という創業の理念のもと、

・1954年にはミシンの輸出を開始。

・1961年には、欧米でタイプライターを始めた。

そしてインクジェットをだして、ドットプリンタをだして着実に伸ばしていったのです。

しかし、ただの『売り上げ拡大を狙っての多角化』ではない。

『一つの事業に、経営資源を集中せず、いくつもの柱を持つことで、どんな経済環境の変化にも耐えられる企業を目指しているのだ。』

その後、ブラザー工業は1984年にはロサンゼルスオリンピックにタイプライターを公式提供するなど世界ブランドとなっていた。

◆しかし、当時すでにタイプライターに代わりパソコンが普及し始めていた。

プリンターの需要が高まるなか、ブラザー工業はプリンター開発では後れを取っていた。

1980年代、売上げが急落、当時ブラザーの筆頭株主のスティールパートナーズからオフィース危機に集中するという『選択と集中』の提案をうけるが、小池社長はその提案を拒否した。

その矢先にライバル会社から発売されたのが、レーザープリンターだ。

従来のプリンターに比べ飛躍的にスピードが速く、見た目が美しい。

その頃アメリカで商品企画を担当していた小池社長は危機感を感じ日本本社にレーザープリンターの開発を進言。

◆さらに、90年代に入りアメリカでベンチャー企業が増えると、ブラザー工業はプリンター、ファックス、コピー機の機能が一体化した小型の複合機の需要を探し当て、いち早く市場に参入。

アメリカでのブランド力が高まったブラザーは、この分野でヨーロッパ、アジアへも進出する。

現在では売上、生産ともに8割が海外になり、円高リスクを回避できるようになった。

ブラザー工業は44の国と地域に進出するグローバル企業でもある。

◆1934年(昭和9年)第2次世界大戦の前に、ブラザーの創業者が書いた『ブラザーの設立趣意書』に小池社長はいつも感動しているといいます。

そこには

・『働くものに、仕事をつくる!』
・『愉快な工場をつくる!』
・『輸入産業を、輸出産業にする!』

と書かれている。

ところが当時の日本は、ミシンを輸入している時代だった。

当時ブラザーは『シンガ』という欧米のメーカーのミシンの修理部品を日本でつくっていたのだ。

◆1934年、戦前で軍国主義の足音が聞こえてくるような時代に、『ブラザー工業の設立趣意書』には当時からこのように書かれている。

・『モチベーションを与える』
・『工場を綺麗にする』
・『安全にする』
・『輸入産業を、輸出産業にする』

1934年、軍国主義の足音が聞こえてくるような時代に、これだけ民主的でグローバルな『ブラザーの設立趣意書』があるというのは大きいですね。

これは驚くべき、先見性であったり、合理的であったりしていると思うのですが。

◆『ブラザー工業の設立趣意書』にあるこうしたブラザーの企業文化がブラザーの家庭的な雰囲気や自由闊達な雰囲気をつくっているのは間違いないと思います。

当時のミシンは、日本では高価なものでしたが

『輸入産業を、輸出産業にする!』

ということを、創業から40年かかりながらも実現している。

創業者の方が熱い思いをもって、大きな夢と信念をもっていたですね。

ですからこの『ブラザー工業の設立趣意書』を観るたびに感動し心が洗われますね。

◆ある上場企業の卓越した経営者のお話しをお聞きしたことがあります。

『事業には、変えてはいけないものと、変えなければならないものがある』

それを明確にして、社員やスタッフひとりひとりに至まで浸透することだ。

そして『異業種から学ぶこと!』

・3流は、人の話を聞かない!
・2流は、人の話を聞く!
・1流は、人の話を聞いて実践する!
・超1流は、人の話を聞いて工夫する!

『会社は経営者の器である』

【ゲストプロフィール】
◆ゲスト
ブラザー工業 社長
小池 利和(こいけ・としかず)氏

1955年 愛知県生まれ
1979年 早稲田大学政治経済学部卒業、ブラザー工業入社
1982年 アメリカ現地法人に出向
2004年 帰国後に取締役就任
2007年 社長に就任
【企業情報】
会社名 ブラザー工業株式会社
本社 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
設立 1934年1月
売上高(連結) 5028億円(2011年3月期)
経常利益(連結) 386億円(2011年3月期)
従業員数(連結) 29873人
(2011年3月31日現在)

カンブリア宮殿 村上龍×経済人3―そして「消費者」だけが残った (日経ビジネス人文庫)/村上 龍

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<魔法のレシピ>

■『多角化経営で生き残る!』
一つの事業に経営資源を集中せず、いくつもの柱を持つことでどんな経済環境の変化にも耐えられる企業となろう

■『新しい技術に好奇心を常にもって、挑戦しよう!』
失敗を恐れない、失敗しても続けることたとえ失敗しても技術と経験が残る、新事業を追求し続けよう

■『創業者の熱い思い、大きな夢と信念を継承しよう!』
・『働くものに仕事をつくる!』
・『愉快な工場をつくる!』
・『輸入産業を、輸出産業にする!』
設立趣意書にある企業哲学やポリシーを大切にしよう!

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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★

ガストでプレミアムカフェをいただきました。
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最後までおよみいただき有難うございます。

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