保険の使命は「予防」である!  アニコムホールディングス社長 小森 伸昭氏より

カンブリア宮殿 2012年1月26日放送

 

ペット保険から保険を変える業界の風雲児の挑戦!

小森社長が『ペット保険を手がけた真の狙いとは?』

 

◆ゲスト◆ 
アニコムホールディングス社長
小森 伸昭(こもり・のぶあき)氏を観ました。

アニコムホールディングスはいまや「ペット保険」の枠を超え保険業界での注目の会社になっている。

「保険のあり方を変えたい!」と意気込む小森社長が唱える「理想の保険」とは?

 

※アニコムのペット保険はこちら!

https://www.firstplace.co.jp/index.html?utm_source=ad&utm_medium=ppc

■豊かさを創る質問■

・あなたは、思いを形にしていますか?

・あなたは、不安を煽って商品を売るのではなく安心のために商品を販売していますか?

・あなたは、個人ではなく組織として事業を構築していますか?

 

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<魔法のレシピ>

保険の使命は「予防」である!

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◆小森社長はいいます。

『保険の使命は、予防だ!』

小森社長が現在、力を入れているのが、ペット保険のアニコムに集まったデータを生かすために年に一度発表する

「家庭どうぶつ白書」です。

「家庭どうぶつ白書」はアニコムホールディングスに集まる年間200万件もの膨大なペット保険金支払いデータを社内にいる16人の獣医師が分析して、「ペットがかかりやすい病気やケガ」などを品種・年齢別に載せている。

 

※アニコム「家庭どうぶつ白書」はこちら!
https://www.anicom.co.jp/release/2009/091202.html

◆アニコムでは、この「家庭どうぶつ白書」を

・動物病院には「予防」のための検診に

・医薬品企業には、新たな治療薬などの開発に利用してもらうという取り組みをしている。

小森社長が大手保険会社を辞めて独立したのも

「これまでの保険は、本当に人の役に立っているのか?」

こんな疑問から「予防を核にした保険会社を作りたい!」と考えたからだ。

「保険会社は、ただ保険金を支払うだけでいいのか?
保険会社が、せっかく持っている事故などの情報を生かすほうが、付加価値を生めるのではないか?」

この思いを形にすることが、今の小森社長の使命なのだ。

 

◆村上龍:『京都大学から東京海上火災というのはエリート街道まっしぐら!ですからね。何で、それを辞めちゃったのですか?』

小森社長:『保険会社の本当の役割は、保険金を支払うことではなく、予防だと思うのです。

本来は保険金をもらって嬉しい人は一人もいません。

怪我をせずに、美しく、長生きするのに注力すべきだと思います!

その使命感に負けて、ビクビクしながらですけど保険会社を辞めてしまったのです。

 

◆伝統的な保険の売り方は、不安を煽り、保険の契約をするようなところがありました。

「死んだらどうする!」
「怪我したらどうする!」
「事故にあったらどうする!」

といいう感じですね。

独立するときは自信がなかったのですが、保険業を「不安創造産業」でなく、「安心創造産業にしたい!」とその使命感に負けて独立してしまいました。

 

◆小森社長:もしも新しい保険会社をつくるのが、こんなに大変なんだ!というのを知っていたら、使命感でも独立しなかったかもしれません。

なぜなら保険は形が無い商品なのです。

「ブランドとか安心感をバックにした商売を起業するのは本当に難しいなあ!」と感じました。

ですからそれが始めからわかっていたら、あんなことしなかったですね。

 

◆最初は共済組合から始めました。共済組合の会員の数は制限があります。

3万人です。

この始めのときのイメージは「小森商店」でガムシャラだったのです。

でも組織の運営はそうじゃない。

「組織として正しいのは、僕が死んでも契約が履行されることです。
そして組織としてチェックしあうことで正しいことをやっていくことです。それがわかるまでに時間がかかりました。」

 

◆小森社長:お客さんが信じてくれる!と思って4000万円の資本金で独立しました。

東京海上時代のように最初からお客さんは信じてくれると思っていましたが、実際はそこまでに時間がかかることを知りました。

例えば、「高田馬場の橋の上で、保険にはいってください!」と言われても誰も信じません!

ある時、自殺をする決意をしました。

村上龍:『壮絶ですね』

 

◆小森社長:この頃、資金がなくなってしまったときに社員に「ゴメンな!」といったら!

スタッフが「僕は社長についていきます!」というのです。

「ビジネスというのは、どうしようもなくなったところから始まるのがビジネスだ!と教えてくれたのは小森社長じゃないですか!!」

このとき考えました。

「自分自身に、お前が死んだらどうすんねん?それでは保険会社潰れますって? そんなに会社が脆くてどうする!!『お前が死んだらどうする!その後、誰が保証するんだ!』ということにやっと氣づきまして。このとき『個人が死んで、法人が生まれました。』

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◆日本一の個人投資家である竹田和平さんから

『事業というのは、人の役に立つことだよ!』

ということを教えていただいたことがあります。

事業は、そこに関係する人や、お客様、世間や、天からみても、より価値があるもので役に立つ時に繁栄しているのですね。

いま伝えたい生きることの真実/生活文化出版

¥1,575

【ゲストプロフィール】

◆ゲスト◆ 
アニコムホールディングス社長 小森 伸昭氏

1969年 兵庫県神戸市生まれ
1992年 京都大学経済学部卒業 「東京海上火災保険」
(現・東京海上日動火災保険)入社
1996年 経済企画庁に出向し、調査部門で経済白書の
まとめや健康保険制度に携わる
2000年 anicom(動物健康促進クラブ)を設立、
「ペット共済」としてスタート
2008年 アニコム損害保険会社としてペット保険販売開始
2010年 東証マザーズ上場

【企業情報】
会社名 アニコムホールディングス株式会社
本社 東京都新宿下落合1-5-22
創業 2000年7月
売上高 108億円(2011年3月期)
経常利益 3億4000万円(2011年3月期)
社員数    269人(2011年11月末)
契約件数 37万(2011年11月末)
契約病院数 5007(2011年11月末)

※カンブリア宮殿はこちら!

https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

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<魔法のレシピ>

■ 思いを形にする!

■ 保険業を「不安創造産業」でなく「安心創造産業にする!」

■ 個人が死んで法人が生まれた!

・「組織として正しい」のは、自分が死んでも契約が履行されること!

・そして組織としてチェックしあうことで、正しいことをやっていくことである!

それがわかるまでに時間がかかりました!

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<さくらのB級グルメ>★★★★★ ★

 

デニーズのランチで「海老とアボガドのオムライス」830円をいただきました。

 

オムライスのとろとろの卵が嬉しいですね。

海老とアボカドのオムライスには、ぷりぷりの海老やアボカド、真っ赤なトマトが添えられ食欲をそそります。

 

デニーズならではのオムライスということですが、チキンライスに濃厚なデミグラスソースを絡めてとろとろ卵でくるんだオムライスは、子供はもちろん、大人にも嬉しいですね。

 

このスペシャルランチに、ドリンクバーがついていると嬉しいですねヾ(=^▽^=)ノ

 

※デニーズはこちら!

https://www.dennys.jp/dny/menu/dennys/lunch/index.html

ありがとうございます。

     
  

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