お客様の期待を超える! カンブリア宮殿 神戸屋 桐山健一社長より

カンブリア宮殿 2012年5月17日放送

“日本人にもっとパンを!”パンを日本に広めた企業・神戸屋の挑戦を観ました。

 

東京駅八重洲口にある『サンドックイン神戸屋』で提供しているパンのランチビュッフェでは20種類のパンと
スープとドリンクがついて882円!

 

主婦やOLに大人氣で3時間待ちのときもあるという。

その他にも50種類の神戸屋のパンがお店で売られている!

 

◆ゲスト パンの神戸屋
代表取締役社長 桐山健一(きりやま・けんいち)氏

■豊かさを創る質問■

・あなたは、毎年お客様の期待を超えていますか?

・あなたは、誰にも迷惑をかけずに好きなことをやっていけますか?

・あなたには、会社でも家庭でも良いパートナーがいますか?

 

__________________________

<卓越のレシピ>

お客様の期待を超える!

__________________________

 

◆村上龍さん:家の近くにも神戸屋のベーカリーレストランがあるのですが、いつも女性や子供連れで一杯で入れないのです。

「なんで、女性はあんなにパンが好きなんですか?」

小池さん:女子は、パンの食べ放題に魅かれるのです。

甘いもの食べたら、次はしょっぱいもの!みたいに、永遠と食べられるんです。

桐山社長:欧米では、男性も女性もパンを食べています。

ところが日本では、まるでフィルターをかけたように男性と女性がわかれます。

男性は、「生姜焼き定食やうどんが食べたい!」となるのですが

女性は、「すっ~と、手前ども神戸屋のパンのほうに来ていただくのです。」

 

◆村上龍さん:男性は食べ物にコンサバティブ(保守的)なのではないのではないでしょうか?

桐山社長:神戸屋でパンの新商品を出すと圧倒的に女性が手をだされるのです。

男性は圧倒的にあんぱんなんです。そしてクリームパンです。

これ以外のパンは、視界から外れるのです。

ところが女性の場合は、パンの棚をまず見回して、新商品があると「あ!昨日と違うやつがある」と氣づかれます。

村上龍さん:男性は情けないですね。昔から好奇心があるほうが元氣がいいと思うのですが?

桐山社長:食事を決める意思決定者は、女性が多いということではないのでしょうか? 

これは心理学で考えたほうがいいかもしれません!

とくに手前ども神戸屋はパン屋ですから、1日の食事のなかで一番比重が大きな夕食で、パンを選んでいただくと、売上げが3倍くらいはいきますので、ばん万歳です。すると海外に市場を求めなくてもいいですね。

日本ではまだ圧倒的に夕食は「パン」よりも「おコメ」が多いですね。

 

◆神戸屋の新商品を開発しているチーフは、今、大人氣のマンゴを使ったパンをつくっている。

神戸屋の開発担当者はいいます。

「マンゴの食感や、特色を生かした商品にリニューアルできたらなあ!

と思います。

昨年までは、四角い生地でしたが、今回は生地を六角形にすることで味のパランスが違います。

さらにマンゴも用途により使い分けています。

ソースには香りがいいインド産のマンゴ、上にのせるのは食感がいいタイ産のマンゴをつかいます。」

 

◆「生マンゴ」と「焼きマンゴ」で「どちらがマンゴの魅力を引き出しているか?」を、社内試食で食べ比べるとこんな意見が!

・「レモンが強いですね。」

・「あっさりしました。」より「濃厚になりました。」

のほうがお客様にもつたわりやすいです。

同じチームでもより良い商品になるために、意見の遠慮はしない。

「意見は違う方がいいです。イメージができますので、それをまとめてつくっていきます。」

 

◆そして社長や役員への、最終プレゼン!

専務:「これじゃあ、つうじへん、他のとこのメーカーさんと、どこが違うのか?何も説明がない!マンゴを生でのせたのだろう!それを何故、うたわない!お客様に何を知らせたいのかを伝えないと!」

専務からは厳しい駄目だしがある。

桐山社長:「毎年、よくなってきているな。お客様は毎年、期待してくる。その期待を超えないと!そこが大事なんや」

※パンの企業規模(売上げ上位5社)
1位 山崎製パン 6209億円 1948年創業
2位 敷島製パン 1564億円 1920年
3位 フジパン  1168億円 1922年
4位 神戸屋    640億円 1918年
5位 第一屋製パン 247億円 1947年

◆「創業は神戸屋さんが一番古いですね。」

桐山社長:手前どもが始めた1918年は原材料は全部輸入でしたから、日本人がパンを普通に買える値段ではなかったのです。

ですから戦前は、外国人のためにパンをつくっていました。

それが戦後、日本人のためにパンをつくり始めました。

村上龍さん:戦前の外国人はお金持ちだったのですね。

桐山社長:当時は、そういう文化をしらないと高価なパンを食べようとは思わないのだと思います。

それが売り場が、食品店からどんどんがスーパーに、あるいはコンビニにかわっていきましたので、我々もスーパーやあるいはコンビニに提供して参りました。

俺の考え (新潮文庫)/新潮社

¥452

◆桐山社長:「パン」は「ご飯」とどこが違うのか?というと

・ご飯は、よく噛んでてべると甘みがでる!といいます。

・パンの美味しさは、パンを噛んで『歯がパンに入る瞬間!舌が生地にさわる瞬間が、パンの美味しさです!」これが食感ですから! これがパンの美味しさ!なのです。

「ご飯」の美味しさとは全く違います。

例えば、「カツ丼」と「カツサンド」でも美味しさが違います。

「カツサンド」は、噛んで歯がはいった瞬間が美味しいんです。

つまり「ご飯」と「パン」は美味しさが違うのです。

 

◆「カツ屋さんの作るカツサンド」と「神戸屋のようなパン屋が作るカツサンド」も違うのです。

・「カツ屋さんの作るカツサンド」は、カツを食べるために、カツサンドにするのです。パンは添え物です。

・「神戸屋が作るカツサンド」は、パンを美味しく食べるためにカツサンドにするのです。

さらに、「パンは柔らかいのが美味しい!」という方と、「パンにある程度、引きがある方がおいしい!」という方がいるのです。

小池さん:柔らかいのに、神戸屋さんのサンドイッチは引きがありますよね。

桐山社長:もっと引きがあるのもあります。

人間の歯で噛んだら、ぶちゅっというもは美味しいのです。

これが柔らかすぎて、ぶちゅぶちゅだと洋服にパンが落ちてしまいます。

やりたいことをやれ/PHP研究所

¥1,050

◆「パン」というのは粉です。粉食です。「お米」は粒じゃないですか? 

食感が原点だといいましたが、「粉食」と「粒食」の違いがありますから美味しさが違うのです。

村上龍さん:美味しさは味ではなく、食感で楽しんでいるのですね。

パン業界を自動車で例えるなら、トヨタが山崎パンで、ホンダが神戸屋のようですね。

神戸屋は、何か幸せな会社だと思いますよね。神戸屋さんは、大好きなパン作りをしていて皆さん幸せそうですよね。

本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)/日本経済新聞社

¥680

◆ホンダの創業者 本田宗一郎氏はいいました!

『金なんかなくたって、心が豊かで、誰にも迷惑をかけずに、好きなことをやっていけたら、これが一番幸せな人生なんだろうな。俺は若いころから好きなこととなると無我夢中になった。だって、嫌いなことを無理してやったって仕方がないだろう。人間「得手に帆あげて生きる」のが一番良いからね。
ただし、俺が好きなことばかりやってこれたのも、会社でも家庭でもいいパートナーがいたからなんだ。』

※フレッシュベーカリー神戸屋はこちら!
https://www.kobeyarestaurant.co.jp/

【ゲストプロフィール】
◆ゲスト 神戸屋
代表取締役社長 桐山健一(きりやま・けんいち)氏

【ゲストプロフィール】
1956年 大阪府豊中市生まれ
1981年  信州大学工学部卒業後、大手電機メーカー入社
1985年  神戸屋入社後、パンの勉強のためアメリカ留学
2002年  現職

【企業プロフィール】
創業 1918年
年商 640億(2011年12月期)
店舗 パン・洋菓子などの製造販売、ベーカリーレストランなど
グループ全体で101店舗を展開。
社員数  1216人(グループ全体で1524人)

※カンブリア宮殿はこちら!

https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

_____________________________

<魔法のレシピ>

■ より良い商品にするために、意見の遠慮はしない!

■ 神戸屋さんは幸せな会社ですね!大好きなパン作りをしていて皆さん幸せそうですよね!

■ 誰にも迷惑をかけずに好きなことをやっていけたらこれが一番幸せな人生である!

好きなことばかりやっていられるのは、会社でも家庭でもいいパートナーがいたからなんだ!

      ホンダの創業者 本田宗一郎氏

______________________________

<さくらのB級グルメ>★★★★★ ★★★★

『カンブリア宮殿』で「神戸屋」の桐山社長のお話を聞き神戸屋のパンを食べたくなり探しに行きました。

 

フレッシュベーカリー神戸屋
売上5年連続ナンバー1のとろけるマンゴー273円を購入(。◕‿◕。)​ノ 

マンゴーパンの入った袋をもつと心なしかズッシリ・・・

パイ生地の底が抜けるんじゃないかと思うほど、トロ~ンとしたザク切りマンゴーがタップリ

神戸屋ベーカリーで、売上5年連続ナンバー1の理由 わかります。

 

見た目通り果肉もたっぷりだしマンゴー自身の味もナカナカ良い感じたっぷりのマンゴーもゴロっとしていてみずみずしい。

もはや・・・パンの領域ではないような?

ケーキとかデザートという感じですね♪

しつこい甘さではなく爽やかな甘さなので、これなら2~3個はいけちゃうかも~(。◕‿◕。)​ノ

 

試行錯誤を繰り返し無事完成に至った社員の苦労を思うと余計美味しく感じますね。

期間限定発売です。

 

桐山社長のお勧めのカツサンドも頂きたいと思いますヾ(@^▽^@)ノ

神戸屋最高ですねヾ(@^▽^@)ノ

しばらくハマりそうです♪

※フレッシュベーカリー神戸屋はこちら!
https://www.kobeyarestaurant.co.jp/

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

     
  

SNSでもご購読できます。