相手の未来を信じよう!  映画『英国王のスピーチ』より

英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]/コリン・ファース,ジェフリー・ラッシュ,ヘレナ・ボナム=カーター

¥3,990

オスカー12部門にノミネートされた映画『英国王のスピーチ』を観ました。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

本作で描く英国王ジョージ6世は、エリザベス女王の父親にあたり幼少期のエリザベス女王も映画に登場する。

しかし、吃音(きつおん)に悩む英国王という設定から当初女王はこの映画は「観ない」と言われていた。

ところがエリザベス女王が鑑賞し『作品を気に入った。』と公式にコメントしたことを、イギリスのサン紙や
ヴァラエティが報じました。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

■豊かさを創る質問■

・ あなたは、相手以上に相手の成功を信じていますか?

・ あなたは、理想のセルフイメージをデザインしていますか?

・ あなたは、誠実で実績のある実務家を大切にしていますか?

$さくらの「ウェルシーシェフ」

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<魔法のレシピ>

相手の未来を信じよう!

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ここからはDVD『英国王のスピーチ』のあらすじになります。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆1925年、大英帝国博覧会閉会式で、ヨーク公アルバート王子はエリザベス妃に見守られ、父王ジョージ5世の代理として演説を行った。

しかし、吃音症のためにさんざんな結果に終わり、聴衆も明らかに王子の演説に落胆してしまった。

ジョージ 6世(コリン・ファース)は、乳母からの虐待を受け、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていた。

そんな彼は、英国王ジョージ 5世(マイケル・ガンボン)の次男という華々しい生い立ちでありながら、

人前に出ることを嫌う内気な性格となりいつも自分に自信が持てないでいた。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆厳格な父はそんな息子を許さず、様々な式典のスピーチを容赦なく命じる。

ジョージは妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)に付き添われて、何人もの言語聴覚士を訪ねるが一向に改善しない。
$さくらの「ウェルシーシェフ」

ある日、エリザベスは、オーストラリア生まれのスピーチ矯正の専門家・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。

ライオネルは医師免許ももたず、役者としての成功を夢見る変わった人物だった。

ジョージは仮名を使って、その療法を受けるため、ライオネルのみすぼらしいオフィスを訪問した。

第一次世界大戦によって戦闘神経症に苦しむ元兵士たちを治療してきたライオネルは、当時、本流とはいえない療法をもって成功していた。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆ライオネルは、診察室では私たちは平等だと宣言する。

アルバート王子に対しても、愛称(バーティーとライオネル)を使い合うことを承知させ、くだけた環境を作り出して療法を始めようと提案する。

ライオネルは王太子を愛称で呼び、ヘビースモーカーのジョージに禁煙させる。

さらに、ライオネルは最新の録音機を使い、王子に大音量の音楽が流れるヘッドホンをつけることで自身の声を聞けない状態にしてシェイクスピアの『ハムレット』の台詞を朗読させる。

そして、その声をレコードに録音させた。

王子はひどい録音になったと思い込み、また治療の見込みがなさそうなことに腹を立てて帰ろうとする。それなと、ライオネルは録音したばかりのレコードを王子に持って帰らせる。

ジョージはこの治療は自分には合わないと告げ、足早に立ち去ってしまう。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆ジョージ5世のクリスマスのためのラジオ中継が行われた後、国王は、ジョージの兄デイヴィッド王子とジョージの将来について心配していることを告げる。

国王は兄デイヴィッド王子について次期国王として不適格だと考えているようであり、弟であるジョージが王族の責務をこなせるようにならねばならないことを強調し、ジョージにきつく接する。

帰邸後、落ち込んだアルバート王子は、いら立ちとともにライオネルから受け取ったレコードを聴く。

だがそこには、吃音の症候はまったくない『ハムレット』の台詞が録音されていた。王子はエリザベス妃ともども、自分の声を聞いて驚く。

そして、王子はライオネルの治療を受け続けることにして、口の筋肉をリラックスさせる練習や、呼吸の訓練、発音の練習などを繰り返し行う。

再びライオネルを訪ねたジョージは、その日から彼の指導のもとユニークなレッスンに励むのだった。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆1936 年、ジョージ5世が亡くなり長男の兄デイヴィッド王子がエドワード8 世として即位する。

しかし、新しい国王兄のエドワードはアメリカ人で離婚歴があり、さらにまだ2番目の夫と婚姻関係にあるウォリス・シンプソン夫人と結婚することを望んでいたので、王室に大きな問題が起こるのは明白だった。

このような状況下、アルバート王子は、吃音症の治療により一層真剣になりまたローグは問題の原因となっていると思われる、王子の幼少期の体験による心理的問題、肉体的問題による背景を知り、より適切な解決を図ろうと試みる。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆その年のクリスマス、ジョージ夫妻はバルモラル城で行われたパーティで、兄国王エドワードとシンプソン夫人の下品な姿を目の当たりにする。

見かねたジョージが兄王エドワードに、離婚歴のある女性との結婚はできないことを指摘すると、兄王は吃音症治療は王位がほしいからなのかと責め、ジョージとエドワードの兄弟の関係は険悪になる。

さらに、ジョージがエドワードに替わり即位することを望むライオネルとジョージの意見対立から、ジョージ王子は治療を中断してライオネルの元から去ってしまう。

そんな中、かねてからアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンと交際していた兄のエドワード王が「王位」か「恋」かの『選択』を迫られる。

ジョージの兄のエドワード8世は一度は即位するが、『恋』を選び、
ジョージに王の座を譲る。

結局、エドワード8世は、即位して1年も満たぬうちに退位し、ジョージが国王として即位することを余儀なくされた。

それまで、海軍軍人としてのみ公職を持っていたジョージは、この負担に大きな苦しみを感じることとなる。

しかしヨーロッパにおいては、ナチス党政権下のドイツやイタリアのファシズム、ソ連の共産主義が台頭し、一触即発の機運となっていた。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆英国は王家の継続性を保ち、国民の奮起をうながすため立派な国王を必要としていた。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

英国王として即位したジョージは、父親の跡を継ぐという意思表示をも含めて「ジョージ6世」を名乗ることになった。

しかし、新国王の吃音症は依然として深刻な問題だった。

同年12月12日の王位継承評議会での宣誓は散々なものとなった。

ジョージ6世は再びローグを訪ね、指導を仰ぐこととした。

1937年5月、ジョージ6世は戴冠式でライオネルが近くに臨席することを望んだが、カンタベリー大主教コスモ・ラングをはじめとする政府の要人は、ライオネルは満足な公の資格を持たない療法者にすぎないので、他の専門家による治療を受けるようにと要求し、ライオネルを国王から遠ざけようと試みる。

しかしジョージ6世は、それまでにライオネルとの間に築き合ってきた信頼関係を第一とし、また彼自身が吃音症を克服しつつあることを自覚してライオネルを手放すことをせず、彼の治療方法を信頼することにするのだった。

戴冠式での宣誓はスムースに進行し、ジョージ6世はその様子をニュース映画で家族とともに観る。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆さらに、ジョージはそのニュース映画の一部として、アドルフ・ヒトラーが巧みな演説によって、ドイツ国民を魅了している姿に強い印象を受ける。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

チェンバレン首相の宥和政策は失敗し、1939年9月3日、イギリスはドイツのポーランド侵攻を受けてドイツに宣戦布告、第二次世界大戦が始まった。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

そして同日、ジョージ6世は大英帝国全土に向けて国民を鼓舞する演説を緊急にラジオの生放送で行うこととなる。

ジョージが『本当の王』になるための真の試練はこれからだった。

ヒトラーの率いるナチスドイツとの開戦直前、不安に揺れる国民は王の言葉を待ち望んでいた。

ジョージは国民の心をひとつにするため、世紀のスピーチに挑む。

わずか9分半というスピーチも、ジョージにとっては難関であった。

いつ吃音が生じてくるのか、気が気でなくスピーチの日を迎える。

◆ライオネルはジョージにいいます。

「目の前にいる、私に語りかけているように。

友人の私に語りかけているのだと思ってリラックスしてください」

『頭をからにして、私にはなしかけて!友達として!』

ジョージはゆっくりと国民に語りかけた。

時折つまづきながら、それでも何とかジョージは国民たちを鼓舞するスピーチを成し遂げた。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆『英国王ジョージ6世の戦争スピーチ 、1939年9月3日』はこちら

この重大な時、史上おそらく最も運命的なこの時に、国内外のすべての国民一人ひとりに、心からの思いをこめてそれぞれの家のドアをあけて話しかけるつもりでこの声明を送るこのメッセージが、国民一人一人の心に届くことを望む!

国内にいる民、大義を抱いて欲しい、試練を乗り切るのだ!

我々は正しいことのために正義をおこなう、もしみんなが大義をおこないつづけるなら我々の人生の中で二度目の、戦争です。

何度も何度も、我々は、両者間にある溝を埋める平和的な道を探していましたが、彼らはいまや敵となってしまいました。

すべては無駄となり、我々はもはや、戦うのみです。

我々の同盟国とともに、我々は参戦し、敵国が掲げる主義に対して戦いを挑みます。

なぜならば、敵国の主義が勝利するようなことがあれば、世界の文明国の秩序が崩壊することになるからです。

敵国が掲げる主義とは、権力を身勝手に追及し、他国の自治と独立に対して武力の行使と、武力による脅迫を正当化するものであり、国家間の協定と、その固い誓約を軽視することを、国家に容認するものです。

そのような主義は、結局は「力こそすべて」という、単なる幼稚な理論なのです。

しかし、もしその主義が、世界中で確立されてしまえば、我が国とすべての英国連邦国の自由が脅かされるでしょう。

さらには、世界の人々は恐怖に囚われ、国家間の確固たる平和と、正義と自由の保障という希望は、潰えることになるでしょう。

これこそが我々が直面している最大の問題点です。

我々の愛しいものたちのために、世界の秩序と平和のために、我々がこの戦いを回避すべきであるとは、考え難いのです。

この崇高な目的のために、今、私は国内外のすべての国民を召集します。

我が国民は、我々が開戦に至った理由を、自分たち自身のものとして理解してくれるでしょう。

この試練の時に、冷静に、堅固に、結束して構えて欲しいのです。

任務は厳しいでしょう。暗い日々が待ち受け、戦争はもはや戦場だけで行われるものではなくなるでしょう。

しかし我々は、我々が正しいと信じることだけを行い、厳粛に神に仕えましょう。

我々が固い意志を持ち、神に忠実であるならば、神がどのような犠牲を望んでも覚悟して臨むならば、神のご意志のもと、我々は勝利するでしょう。

神の加護が我々とともにあらんことを。

※英語
In this grave hour, perhaps the most fateful in our history,
I send to every household of my peoples, both at home and
overseas, this message, spoken with the same depth of feeling
for each one of you as if I were able to cross your threshold
and speak to you myself.

For the second time in the lives of most of us we are at war.
Over and over again we have tried to find a peaceful way out
of the differences between ourselves and those who are now
our enemies.

But it has been in vain. We have been forced into a conflict.

For we are called, with our allies, to meet the challenge of
a principle which, if it were to prevail, would be fatal to any
civilised order in the world.

It is the principle which permits a state, in the selfish
pursuit of power, to disregard its treaties and its solemn pledges;
which sanctions the use of force, or threat of force,
against the sovereignty and independence of other states.

Such a principle, stripped of all its disguise, is surely the
mere primitive doctrine that might is right; and if this principle
were established throughout the world, the freedom of our own
country and of the whole of the British Commonwealth of Nations
would be in danger.

But far more than this – the peoples of the world would
be kept in the bondage of fear, and all hopes of settled
peace and of security of justice and liberty among nations
would be ended.

This is the ultimate issue which confronts us.
For the sake of all that we ourselves hold dear,
and of the world order and peace, it is unthinkable that
we should refuse to meet the challenge.

It is to this high purpose that I now call my people at home and
my peoples across the seas, who will make our cause their own.

I ask them to stand calm, and firm and united in this time of trial.
The task will be hard. There may be dark days ahead, and war can no
longer be confined to the battlefield. But we can only do the right
as we see the right, and reverently commit our cause to God.

If one and all we keep resolutely faithful to it, ready for whatever
service or sacrifice it may demand, then, with God’s help,
we shall prevail. May He bless and keep us all.

ジョージはこのあと、幾度となくスピーチをする機会が訪れたが、傍らには常にライオネルがいた。

2人は生涯、友人であり続けた。

英国王ジョージ6世の戦争スピーチは、抵抗運動のシンボルとなった!

◆セルフイメージと感情の重要性を感じますね。

ジョージは子供の頃、乳母からの虐めに合い、自信がなくなりセルフイメージを下げてしまい、吃音になります。

ジョージは『自分は話せない!』と自分で感じると吃音になるのです。

逆に、自分が話している声が聞こえなかったり、相手の反応を考えずに怒ったり、唄を歌うときは、普通に声が出る。

また、信頼できる友達に話しかけるように話すと話せる。

ジョージとライオネルの関係をみていると

自分のことを自分以上に信じてくれる人間の存在がいかに大切なことか!

そして、誠実な実務家として、実績がある人間の大切さを感じますね。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

◆ライオネルがジョージに話した言葉が、印象的でした!

・「吃音には、療法も必要だが、彼らに必要なのは心の治療だ!」

・「私の治療は彼らに自信を持たせ、話を友人が聞いているということをわからせることだ!」

・「ジョージ、あなたは忍耐強く、誰よりも勇敢だ!あなたは偉大王になります。」

ジョージ6世

    『ありがとう、我が友よ!』

※お薦めDVD『英国王のスピーチ』はこちら!

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<魔法のレシピ>

■ 成功の次元を決めるものはセルフイメージである

■ 誠実で実績のある実務家を大切にしよう!

■ 理想のセルフイメージのデザインのしかたを学ぼう!

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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★★★

$さくらの「ウェルシーシェフ」

今日は、大好きなお魚屋さんで新鮮なイナダのお刺身と、板ウニを買ってきて日本酒でいただきました。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

ちょっと贅沢な感じですが、いきつけのお魚屋さんこれだけ買っても『え~』というくらいに、お安くいただけるのです。

やはり知っているということは有り難い( •ॢ◡-ॢ)-♡
$さくらの「ウェルシーシェフ」

脂ののったイナダの刺身が日本酒によくあいます。

新鮮なウニもわさび醤油で、するするいただきました。

幸せなひとときです。
$さくらの「ウェルシーシェフ」

ちなみにイナダは呼び名が変わる出世魚なのですね。

日本各地で様々な呼び方をされているそうですが

関東では
モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→
ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)となるそうです。

$さくらの「ウェルシーシェフ」

美味しいお刺身と日本酒をいただくと日本人に生まれた幸せをしみじみ感じます。

ありがとうございます。

     
  

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